「体を温める」と病気は必ず治る

クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法
病気は「冷たいところ(血行不良)」に起こる!
「内臓が喜ぶこと」をなぜ、しないのか!
ありがとう、温熱療法

Xから学んでいることと、同じ話しがかかれている感じで。
生姜紅茶、はじめてみようかな。


●すべての元凶は冷え

・風邪のことを英語でColdという。これは、「冷えは万病のもと」といい換えてもいいわけだ。
・外気温や体温が一日中で一番低くなる午前3〜5時が、人の死亡率が一番高くなるし、喘息発作やアトピー性皮膚炎のかゆみがひどくなったりするのもこの時間帯が多い。
・明け方に最も低くなった体温は、午後5時頃までに徐々に上昇し続けるからである。ふつう、午後2時から8時頃までが体温が一番高くなる。一日の最低体温と最高体温の差は、1℃くらいにもなるのである。
・頭脳労働者の中に、ほとんど肉体運動をしないのにかなり長生きしている人が多いのは、脳細胞の活動による産熱量の促進が一因と考えられる。
・現代の日本人は低体温の人がほとんどであって、陽性体質の人はまれである。
・ストレス、ノイローゼ、うつ、自律神経失調症などの神経疾患は低体温の人がなりやすい。また、不調の時はさらに体温が下がるものだ。自殺が最も多い国はハンガリーで、フィンランドやスウェーデンなど北欧の国が続く。日本では秋田県、新潟県、岩手県が自殺の多い県だ。自殺する人は90%までが、うつ病かうつ状態になっているとされる。うつ病は11月から3月までの寒い時期に発症する人が多い。うつ病の人で、一日のうちで最も不調な時間帯は午前中である…このようにあげていくと、気温や体温の低下がこうした精神疾患の大きな原因になることに気づく。
・逆にいえば、以下のようなやり方で体温を上げ、汗をあくことで、気分は発散できるメカニズムになっているということである。

自殺やうつなどの精神疾患が冷えと関係しているというのは目からウロコだ。確かに、運動がうつ病に効くという話もある。相関ありなのだろう。
●平熱の意味

・体温が下がると、どんな症状が表れるか
36.5℃ 健康体、免疫力旺盛
36.0℃ ふるえることによって熱生産を増加させようとする
35.5℃ 恒常的に続くと 排泄機能低下、自律神経失調症が出現、アレルギー症状が出現
35.0℃ ガン細胞が最も増殖する温度
34.0℃ 水におぼれた人を救出後、生命の回復ができるかギリギリの体温
33.0℃ 冬山で遭難死、凍死する前に幻覚が出てくる体温
30.0℃ 意識消失
29.0℃ 瞳孔拡大
27.0℃以下 死体の体温

ガン対策としては平熱を上げることだということが端的にわかる。そして、健康で元気な子どもの平熱か高いということからもよくわかる。
自分の体温は昔から低めなので、これはなんとかしなくては。
●冷え→硬い→ガン

・皮膚や筋肉や骨が硬いのに、内臓だけが柔らかいということはあり得ず、動作が硬くなってくると内蔵もだんだん硬くなり、動脈硬化、心筋梗塞・脳梗塞(私が医学生だった時代のテキストには、梗塞ではなく硬塞と書いてあった)など、硬い病気が増えてくるのである。
・ガンは感じで「癌」と書くが、嵒 = 岩という意味で、癌は「硬い病気」であることを表している。確かに乳ガン、皮膚ガンをはじめ、外からでも触診できるリンパ節のガンなどは、石のように硬い。ということは、ガンもある面、「冷え」を原因とする病気ということができる。なぜなら、頭のテッペンから足の爪先までガンは発生し得るが、「心臓ガン」と「脾臓ガン」というのは聞いたことがない。心臓は四六時中休みなく働き、発熱量が多いところであるからだ。心臓と脾臓は体の中でも体温が高いところなので、「冷え」の病気であるガンにはならないのだ。逆にガンになりやすい臓器は、胃や大腸、食道、子宮、卵巣、肺といった管腔臓器である。これは細胞が周囲にしか存在せず中空になっているので、臓器全体としては温度が低い。そのうえ外界と通じているので、さらに温度が下がるのである。外気温のほうが体内より常に低いからだ。
・甲状腺機能亢進症(バセドウ病)…新陳代謝がよくなりすぎて起こる症状が次々と発現し、やがて、激ヤセを起こしてくる病気…の患者の発ガン率は非常に低く、一般の1000分の1以下とされている。
・太った人にガンが多い。したがって、過食しないこと、太らないこともガンの予防・治療にとっては重要になってくる。

心臓の話や甲状腺機能亢進とガンの関係も興味深い。
やはり、確かにここでも、体温とガンの関係が示唆されている。
過食をやめよう。そしてやせよう。
●その他の病気

・痛風がよく発生するのは、心臓から最も遠い足の親指である。このあたりの体温は27〜28℃しかなく、体の中では一番冷たい。そのために、ここで尿酸が固まり、痛風の発作が起こるわけだ。よって、痛風も冷えの病気といっていいだろう。
・喘息もアトピーも、体内の老廃物と水分が体外に吹き出てくる状態です。呼吸器を通して出てくるのが喘息で、皮膚を通して出てくるのがアトピーです。したがって、小食にし、体を動かして排泄、発刊を十分にしないと治りませんよ。薬で症状を抑えるのは、大便や尿を止めるようなものですから。

足の指の付け根が痛いと感じ、一時痛風を疑ったことがあった。
確かにあれは痛風の前兆だったのかもしれない。またそう考えると、リフレクソロジーなども痛風に奏効するような気はする。
もちろん、よほどの高齢でもなく自分でできる人の場合は、運動の方がよさそうだけれど。
●冷え性かどうかの診断

・「自分は冷え性ではない。むしろ暑がりだ」という人の中にも、冷え性の人が結構多い。「手足がほてる」という人でも、お腹を触診すると冷たい人がたくさんいるものだが、お腹が冷たい人は冷え性=低体温といっていい。
・大半の女性のお腹は、触診するとヘソより上と下では体温が全然違うことがわかる。下腹部が格段に冷えているのである。
・汗かきの人も冷え性と考えていい。漢方では汗かきの体質を「虚証」(体力低下)に分類する。汗をたくさんかくということは、体内に水分が多いからである。本当の汗というのは、十分に運動した時にかくものだ。あまり運動をしていないのに、ちょっと動いただけとか、食事をしたりするだけで大汗をかくのは、体内の余分な水分を捨てて体を温めようとする反応であり、極度の精神緊張をした時に出る「冷や汗」と同様の意味がある。この冷や汗も、水分を捨てて体を温め、ストレスに対抗しようとする反応であるからだ。足がむくむ人も冷え性である。むくみの成分は水だから、むくむ人は水毒傾向があるといっていい。
・他覚的に診断する方法がある。それは「瘀血」によるサインである。

暑がりの自分、汗かきの自分は、冷え性ではないと思っていた。
その勘違いが、この話で完全に崩壊した。
実は冷えていたのか・・。
●血液浄化機能のシグナル

・たとえ発疹や炎症による発熱が生じても、化学薬品で無理に抑えようとすると、血液は血管の汚れを沈着させてでも血液自身を浄化させようとする反応が表れる。これが「動脈硬化」だ。その結果、体内の血管をつなぎ合わせると10万kmにもなるこの血管の通り道が細くなる。すると、心臓はより力を入れて血液を押し出さなければならない。それが「高血圧」である。同じ生活を続けていると、また血液が汚れてドロドロしてくる。こうなると、血管の内壁にその汚れを沈着させようとしても、血管が細くなり過ぎるので限界がくる。これによって血管の中で血液の汚れ(多すぎるコレステロールや中性脂肪、尿酸なども含む)を固めてしまい、血液をなんとかサラサラに保とうとする。その固まりが「血栓」だ。血栓にもこのような存在理由があるのである。この血栓にも見られるように、すべての病気には理由がある。より健康になろう、病気を治そうとする反応なのだ。肝臓で作られる胆汁や腎臓で作られる尿も血液からできるので、血液が汚れている人は胆汁や尿も濃く、汚れているということになる。その結果として起きる胆汁や尿の流れをサラサラに保とうとする反応が、胆汁や尿が固まってできる「胆石」や「尿路結石(腎臓結石や尿管結石)」ということになるわけである。

このあたり、Xの話とも通じる。
身近な家族に、動脈硬化や結石があったということからも、この話は他人事ではない。
そして、どうしてとくに歳をとるとこれらの病気になりやすいのかもよくわかった。
●食欲不振の意味

・血液の汚れを発疹という形で体外に出す力がない冷え性の人や高齢者、体力のない人、また、せっかく発疹が出ても、薬で発疹を抑えてしまう人は血液の浄化ができない。こうなると、次に体が起こす反応が炎症である。肺炎、気管支炎、膀胱炎、胆のう炎などは、ばい菌のちからを借りて体内に炎症を起こし、血液の老廃物を燃焼しようとする反応と考えていい。この炎症につきものなのは発熱と食欲不振だ。なぜかといえば、発熱とは老廃物が燃えている所見であるし、食欲不振は血液を汚す最大要因の「食べ過ぎ」を一時的にストップさせる反応だからである。
・たくさん食事をした後や、甘い物をたらふく食べた後に採血して白血球の貪食力を調べると、その働きは半減している。つまり、飽食してお腹がいっぱいになると、白血球も腹いっぱいになると見えて、ばい菌や老廃物の貪食力が低下するということになる。つまり、空腹時には免疫力が上昇するわけだ。病気になると食欲不振に陥るのはこのためである。ほとんどの病気で発熱するのは、この白血球の働きを高めて病気を治そうとする自然治癒力の表れと考えていいだろう。

四十を過ぎてはじめて「食欲不振」を感じることがちらほら出てきた。
これは危険信号だ。そして体調が悪い時に「栄養をとらなきゃ」と無理に食事をつめこもうとすることの愚かさも理解できた。
友人に断食を定期的にしている人がいる。その方が、明らかに正しい選択なのだろう。
●食べ物が体を冷やすケース

・食べ物選びを誤っていることも体温を下げている原因だ。大きく分けても4つの原因が考えられる。
1) 食べ過ぎ
2) 体を冷やす食べ物
3) 塩分制限の悪影響
4) ペットボトルなど水分のとり過ぎ
・私の幼少期の日本では、生野菜のサラダを食べる習性は皆無だった。野菜は煮たり焼いたり、炒めたり、漬け物にして食べていたものだ。これはつまり、温める工夫をしていたということになる。
・体をよく動かさない人がコーヒーや緑茶ばかりを飲み続けると体が冷え、神経病や腰痛、リウマチなどの痛みの病気を起こしやすい

少なくとも職場では、コーヒーを生姜紅茶に切り替えよう。節約にもなる。
ちょっとコーヒー飲み過ぎかもしれない。
サラダを食べる習慣がないというのは、納得。今でもあまり好きじゃない。
●よい食事とは

・朝食「ニンジン・リンゴジュース」だけをとる。
・脳や筋肉をはじめ、体のほとんどの細胞のエネルギー源は、ほぼ100%が糖分に由来している。したがって、糖分が決定的に不足すると起こる「低血糖発作」は存在するが、タンパク質や脂肪が不足しても「低タンパク発作」や「低脂肪発作」は存在しないわけだ。だから、脳の覚醒と全身の細胞の活動のためには、朝は糖分さえ補えればいい、ということになる。そこで、先ほどの「基本食」だ。ニンジン2本とリンゴ1個で作る生ジュースは、糖分、ビタミン、ミネラル、水分を十分に含んでおり、吸収に際しても、睡眠明けで断食状態から目覚めたばかりの胃腸に負担をかけないので一番いいのである。
・「基本食」で昼食にそばを勧めるのにも理由がある。この昼食は、前日の夕食から、朝のニンジン・リンゴジュースをはさんでの約18時間の「ジュース断食」をした後の捕食の一食目ということになるからだ。そばは消化がよく、捕食の一食目としては胃腸に負担がかからない。加えて、そばには糖分及び8種類の必須アミノ酸をすべて含む優秀なタンパク質、ビタミンやミネラルが存分に含まれうえに、北方産で濃い色をしているので、体を温める作用に優れている。このように、必要な栄養分をとりながら、しっかり体を温めるという点で理想的な捕食メニューなのである。
・肝臓への負担を抑え、血流をよくして肝臓を強化する方法
1)腹八分以下の小食を守る。食べ過ぎることだけでも肝臓には負担だ。胆汁という消化液も過分に分泌しなければならず、アミン、アンモニアなどの有害物もたくさん発生するため、それらを解毒しなければならないからだ。
3)シジミを重用する。シジミには胆汁の排泄や解毒作用を促すオチアミンやタウリンがたくさん含まれ、そのうえ、肝機能を高めるビタミンB12が多く含まれているので、肝臓の強化にはうってつけだ。

朝はジュース断食というこの話はX系と同じ。
問題は、朝が早すぎて時間が取れないという問題。
これをどう解決しようか、工夫が必要だ。
●生姜の驚くべき効果

・漢方薬は2000年以上の歴史がある。その漢方薬の中で、われわれが日頃、処方している医療用の漢方百数十種類のうち、なんと70〜80%に生姜が含まれている。「生姜なしには漢方は成り立たない」なぜなら、生姜には「気、血、水」の流れを正常にし、健康を促進する働きがあるからである。漢方医学では、この「気、血、水」の流れが悪くなると疾病が起こるとされているのだ。
・ストレスや体質に合わない飲食をする誤り、冷えや外傷、病原菌などにより、気の流れが邪魔された状態になると、「気の滞り」となる。これははじめは「何となくスッキリしない」「体が重い」「体のあっちこっちが張るように痛む」「胃が重い、張る」「胸がつかえる」「腹部膨満感」などと感じることが多く、だんだんひどくなると「のどがつまった感じ」が表れる。この「のどの異物感」は、うつ病、ノイローゼ、ヒステリーなどの時に初期症状として表れることが多い。
・生姜はこの「気の流れ」もよくして、気の病(うつ、ノイローゼなどの精神疾患)にも奏効するのである。
・ginger
(名詞)
1) 生姜
2) 意気、元気、ぴりっとしたところ、気骨
(動詞)
1) 〜に生姜で味をつける
2) 元気づける、活気づける、はげます、鼓舞する(enliven, stimulate)
・アメリカのFDAでも、生姜はGRAS(一般的に見て安全なハーブである)として、警告ラベルをつけずに一般の食品店で販売されている。生姜には体に悪い作用はないと考えていいだろう。
・すり下ろしたダイコンと生姜をたっぷりと飲むのがダイコン湯だ。発熱性の風邪や気管支炎の時、それに魚や肉などの動物性タンパク質を食べ過ぎて便秘や下痢、腹満がある時に用いるといい。
・これまで数十人にこの生姜紅茶によるダイエットを試してもらったが、一日3〜4杯飲むと、ほぼ例外なく、さいしょの一ヶ月で1.5〜3kgの減量ができる。体温も平均して0.2〜0.4℃上昇する。

生姜焼き、うどんに生姜、生姜紅茶、湯豆腐に生姜
少しずつ生姜を増やしているけれど、
子どもも食べる料理だと、辛くてこれができないのが難点。
子どもも摂取できる生姜があるのか、調べてみよう。
●風呂

・日本式に肩までつかる風呂の場合、湯の水圧(静水圧)は500kgにもなり、胸囲が2〜3cm、腹囲が3〜5cmも縮むほどである。この静水圧は皮下の血管やリンパ管を圧迫して血行をよくし、全身の代謝を活発にする。とくに下半身に位置する腎臓の血流もよくなるので、排尿量が増えて「水毒」の状態を改善し、「むくみ」や「冷え」をとってくれる。
・サウナ浴と水風呂や冷水シャワーを交互に行うと、体表の血管が拡張と収縮をくり返して血液循環を助けることになり、心臓の負担を軽くするという一面もある。

心臓に負担がかかるから半身浴を、という話をきいたことがあるけど、逆にこの圧力がよい効果があるという逆の話を初めて聞いた。心臓が弱いお年寄りでもない限り、いいに決まってるってことか。
それとこの冷水シャワーの話も、Xがジュースの次に重要視していること。毎日続けていたのに、寒くなってからやめてしまっているから、また復活させよう。

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