心と体を育てるベビーマッサージ

しばらくやっていなかった子どもへのマッサージ。
生まれたばかりの息子も含めて、また、たくさんやってあげたいなと思う。
とくに、生まれたばかりの弟にママをとられたのではないか
と少し不安になっている娘には、たくさんたくさん☆

●マッサージを行う上での注意

・マッサージは誕生直後の新生児から行えます。エクササイズは、首がすわってから始めます。
・マッサージオイルを使う場合は、植物性のものでマイルドで香りのないものを選びます。鉱物オイルの使用は避けましょう。アロマオイルなど香りのあるものは、大人には薬効性があっても、赤ちゃんには刺激が強すぎます。皮膚炎の原因になるので、使わないほうがよいでしょう。赤ちゃんや子どもは、においにたいする感受性が、大人の100倍から1万倍もあるのです。とくに敏感肌やアレルギーのある赤ちゃんには、マッサージオイルのあつかいは慎重にしましょう。香りのないものでも使わないほうがよいこともあります。
・必ずしも全身マッサージを行う必要はありませんが、なるべく左右対称に行いましょう。
・赤ちゃん(新生児期)の腕は、筋肉にまだ強い緊張が残っています。腕をやさしくマッサージして、この緊張をときほぐし、自由に手を使えるようにしてあげましょう。
・東洋医学では、「赤ちゃんの手は健康のバロメーター」といわれるように全身のツボが両手に集まっています。神経がもっとも集中しているところなので、手を柔らかくすると頭も柔らかくなります。「手は第二の脳」ともいわれています。
・手首をやわらかくすると頭が良くなります。手首がやわらかいと、手や指先の細かな動作ができるようになります。
・耳は身体のバランスと密接に関係している大切な器官です。赤ちゃんのお耳をやわらか〜くマッサージして、リラックスさせてあげましょう!
・大泉門や小泉門など、頭部のやわらかい部分にはふれないように気をつけてください。
・チャイルド・ボディワークは、子どもの発達段階に応じた使い分けが重要です。とくに新生児へのマッサージは、まだ手足に緊張が残ってM字W字に曲がっているため、筋肉を無理に伸ばしたりしないような心づかいが必要です。やさしくタッチしてあげることが多く、マッサージも手や足をもつときはそっと軽くつかみ、足のつけ根の関節はとくに気をつけます。
・ロッキングというのは、揺らすことです。赤ちゃんは体内の水分が多いので、ロッキングで体液が動き、マッサージと異なるここちよい刺激を受けます。お母さんのお腹で羊水に浮かび、ゆられていたような効果があり、とても安心できます。ゆっくりとリズミカルに行いましょう。

とくに、使うオイルの選定については、注意が必要。
においがあるものが多いから。
大葉さんなどは、確かごま油がいいと言っていた。
あとは、実践あるのみ!

●皮膚への刺激=脳への刺激

・乳児の発達比較 アメリカとウガンダ
首がすわる 3M/4〜6W
腰がすわる 7〜8M/4M
立って歩く 12〜14M/8M
走り始める 24M/12〜14M
・ナイジェリアの子どもは、誕生から一歳までの間、お母さんからマッサージを受けます。バリやフィジーの南太平洋の島々では、ココナッツオイルで赤ちゃんをマッサージします。インドの母親たちも、太陽の光を浴びながらオイルを使って子どもにマッサージします。今なおカースト制の残るインドですが、ベビーマッサージは王侯貴族から貧民までのすべての階級で行われています。ニュージーランドのマオリ族は、マッサージが子どもの発育にもっとも重要なことと考え、4〜5歳になるまで続けます。
・日本でも、江戸時代まではベビーマッサージが日常的に行われていました。日本古来のベビーマッサージは「小児按摩」と呼ばれました
・生まれた直後、赤ちゃんの神経は驚くべき勢いで発達しており、脳もぐんぐん大きくなっています。この時期に与える皮膚への刺激は、直接脳に働きかけているようなものなのです。
・赤ちゃんや子どもに対するマッサージは、皮膚への刺激がそのまま脳への働きかけとなるため、脳幹や大脳周辺系の成長をうながし、生きる力や意欲、愛と慈しみ、喜びや満足の情愛を育てるのです。こうして、愛され、語りかけられ、ふれられるうちに脳は自然に発達していき、心の原型が形づくられていきます。

最初にしてあげるのは、
ドーマンメソッドとともに、マッサージが一番重要。
七田や家庭保育園なんかに通うより、
マッサージに通った方がよっぽど効果が高いはず。

●マッサージのその他の効能

・ベビーマッサージは、ぜんそくの回復・改善に効果があり、親子ともどもに心理的な安定をもたらします。さらに、皮膚接触の刺激は、脳をはじめとする神経系統を活性化させ、全身の内分泌系(ホルモン系)にもよい作用をもたらします。ストレスがやわらぎ、睡眠量が増え、心が安定します。食物の吸収率もよくなり、成長ホルモンの分泌量が増えます。
・最近は、学校の保健室に行って「お腹が痛い」とか「頭が痛い」というような、身体の調子を説明できない子どもが増えています。身体感覚に乏しいため、自分の身体なのにどこがどうなのか把握できないのです。マッサージを受けると、子どもは「自分の身体」という身体感覚が身につきます。
・呼吸で体内に取り込まれた酸素は、血液で全身に送られます。成人はそのうちの約4分の1が頭に配分されますが、幼児の場合は半分が脳へ送られます。脳の発達・活動に、酸素は不可欠です。脳や神経がぐんぐん発達している赤ちゃんのときに呼吸が深まれば、それだけ頭脳の成長にもよい効果をもたらします。
・神奈川こども医療センターの調査では、子どものIQ(知能指数)は、情緒的な環境のよしあしによって変化するとわかりました。情緒が安定している子どもほど、知能指数が高いのです。マッサージによる情緒の安定は、IQの発達にも役立つでしょう。

ぜんそくにはちょっと不安があるので、これはいいことを聞いた。
情緒の安定、ということも間接的な影響があるはずだ。

●バーストラウマを癒す

・人はひどい不安に襲われると、しばしば誕生時の赤ちゃんとよく似た現象を示すことに気づきました。このことから、ランクはすべての精神の葛藤は、誕生時のトラウマ(バーストラウマ)に起因するということを導き出したのです。彼によれば、誕生による母親との分離が不安感をつくり出し、その後の人生で別れを経験する際、その不安が再びよみがえるというのです。この理論は一度無視されましたが、20世紀後半になって見直されるようになりました。今度はさらに詳細にさまざまな角度から研究され、受胎時や子宮環境、産道での体験がバーストラウマを生むということが知られてきました。
・胎児や新生児の時期から心ある人間として尊重された人と、そうでなかった人の明暗は大きく、その人格形成に与える影響ははかり知れません。
・成人になってからバーストラウマを根源から癒すには、特殊なセラピー手法と時間と労力が必要です。しかし、子どものうちであればそれほどの労力は要しません。伝統社会には、幼いうちに誕生の疲れを癒し、バーストラウマを解消する智恵がありましたが、現代の育児法にトラウマを癒す方法はなく、加えて生活環境も育児環境もあまりにストレスが強く、目に見えない心の傷は放置されたままとなります。

うちは、二人とも回旋異常による分娩停止→緊急帝王切開なので、
バーストラウマ、あるかも知れない。
とくに一人目の娘は、陣痛促進剤を含めて、分娩を急がされた経緯があるので、
その意味でもとくに、マッサージは有効なはず。
もう赤ちゃんではないけれど、たくさんしてあげたい。

●バーストラウマ一覧表

<胎児期>
よい子宮 海の中に漂っている、温かい羊水にうかぶここちよさ 宇宙や自然との一体感 → 自己尊重 自己充足 美しい自然を好む
悪い子宮 母親の感情的ストレス(不安、恐れ、怒り)→ 自己否定 自己嫌悪 ひがみやすい
<分娩期>
安産 胎児と母親の共同作業、達成感 解放感 → 楽観的、外交的、幸福な人生 人を疑わない性格 困難に立ち向かい打ち勝つ
難産 子宮の収縮による頭や身体への強い圧力および重み 永遠に続く苦しみ → 試練を好む、より困難な道を選ぶ、挫折しやすい 環境の変化への過剰反応と攻撃性 ひきこもり、自閉 攻撃的、暴力的傾向
逆子 後退りして生まれてくる、子宮の収縮による頭や身体への圧力や重みは緩和される → 前進しなければという焦りと前進することへの恐怖 他人に頼りがち、他人とコミュニケートしない
へその緒のからみ 呼吸困難 しばしば仮死状態 → 呼吸器疾患、言語障害、ぜんそく パニックになりやすい
麻酔出産 胎児の意志を無視 胎児に無力感 → 薬物依存 無力感、無気力、不能感
帝王切開 計画出産と緊急切開で異なる → 刃物への執着、危険を好む 異常な恐怖と攻撃性、努力を好まない、目的達成に多くの助けを必要とする
                   → よい面 : 情熱的、自発的、芸術家肌
早産児・未熟児 早産の程度により異なる → 情緒面の発達不全、焦燥感 外出にたいする恐怖
<出生後のケア>
保育器 母親との長期の分離、接触喪失 → 自主性の欠如、他人によりかかる、ユーモアに欠ける、論理的
接触不良 保育器やその他の理由により母親との接触を失う → 皮膚疾患、ぜんそく、呼吸器障害 アレルギー疾患、情緒面の障害 非社交的、行動異常、精神分裂症 摂食障害、アダルトチルドレン
運動の制限 ベビーサークルや歩行器などで自由にはいまわれない場合 → 脳の発達障害 どもりなど言語障害 言葉の発達不全

科学的あるいは統計的な裏付けの有無が書かれていないので、
恐らく推測なのだろうとは思う。
が、確かにこういう話は、あるのかも知れない。

タイトルとURLをコピーしました