赤ちゃん語がわかる魔法の育児書

Secrets of the Baby Whisperer
カリスマ・シッターがあなたに贈る本

テレビで大反響 という帯のコピーだったので、
どんなもんなのか手にとってみた。
ただ、正直なところこの本を「字面どおり」100%信じると失敗すると思う。
幼いうちから子どもを一人で寝かせる欧米流のやり方とか、
抱きぐせを気にする部分とか、今では否定されている古いセオリーが一部見受けられる。
でもこれは、おそらく訳者の問題ではないかと思った。
日本語訳する時に訳者の思い込みバイアスがかかっているのではないか?
赤ちゃんがどう思うか、何を考えているか意識を合わせようというスタンスはいい。
なのに、泣いている時の対応のところで、表現にやや問題があるような気がする。
そのへんを注意して読めば、方向性としては、とてもいい。
失敗しないどころか、貴重な考え方を提供してもらえるはず。

●Mindset

・赤ちゃんに、ではなく 赤ちゃんと、話すこと
 赤ちゃんの言いたいことを理解してあげること
 赤ちゃんの信頼を裏切らず、毎日、一定の生活パターンが予想どおりに繰り返されることを教えて、次に何が起こるか赤ちゃんにもわかるようにしてあげること
・わたしの姉がこう抱いておっぱいをあげていたから、とか、姉の赤ちゃんは毛布にくるまれるのが好きだったから、といって、あなたの赤ちゃんに同じことをしてもだめなのです。友人の赤ちゃんが朗らかで人見知りをしないからといって、あなたの赤ちゃんもそうであるとはかぎりません。希望的観測はやめて、赤ちゃんの現実の姿と向きあいましょう。注意深く観察し、声をよく聞いてあげれば、赤ちゃんは、何をしたいのか、どう扱われたいのかをきちんと教えてくれるはずです。
・赤ちゃんが何を伝えようとしているのかがわかるお母さんが与える育児環境は、のちの子どもの認知能力や心の豊かさに、プラスの影響をおよぼす
・旅行ではじめての国に行った場合を想像してください。すてきな国だし、景色はいいし、人々はやさしくて温かい。これは彼らの笑顔を見ればわかります。でも、頼みたいことを思いどおりにしてもらおうとしたらたいへんです。レストランに入って、「お手洗いはどこですか?」と尋ねているのに、テーブルに案内されて、パスタが山盛りにされたお皿をいきなり鼻先に突きつけられたり、逆においしい食事を頼んだつもりが、トイレに連れて行かれたり。こんなときに味わう気持ち、これが生まれた瞬間から赤ちゃんが味わっている気持ちなのです。
・まず、「親はこうすべき」ということについて、自分がどんな既成概念をもっているかを考えてみましょう。そして、そのとおりにしなくてもよいということを忘れないでください。ほかの赤ちゃんやほかの家族にはよくても、あなたの家族や赤ちゃんによいとはかぎりません。

結局のところ、本質はひとつ。
大人の偏見を捨て、赤ちゃんに共感すること。
そして、育児書や周囲の声、祖父母や兄弟よりも、
まず目の前の自分の子を見、聞き、理解すること。
このことで、全てをいい尽くせる。

●Mindsetを具体的なActionに落とすと

<環境>
・まず、赤ちゃんに家の中を案内してあげましょう。あなたが案内役で赤ちゃんは大切なお客様です。赤ちゃんがちゃんと理解しているのだと考えて、敬意をもって接してください。もちろん、赤ちゃんの言葉はあなたにはまだわからないでしょうがね赤ちゃんを呼ぶときは、かならず名前で呼びましょう。そして、一方的に教えるのではなく、会話をするように話してください。
・一日中オフィスから出なかったとしても、仕事から帰ったら、必ず外出着を脱いで着替えましょう。衣服には外のにおいが残っていて、赤ちゃんのデリケートな感覚を刺激することがあります。それに、外出着を汚される心配もなくなります。
・赤ちゃんのおかれた環境も見ます。そして、わたしがこの子だったらどう感じるかしらと思ってみます。赤ちゃんの様子、泣き声や身振りに注目するだけでなく、まず部屋の様子や温度、家の中の騒音などにも注意を向けます。それからパパやママの様子、ピリピリしているか、疲れているか、怒っているかなどを観察し、彼らの言うことにも耳を傾けます。
・「赤ちゃんには刺激が強すぎたのじゃないかしら」と、わたしはアドバイスしました。赤ちゃんにとっては、ディズニーランドで一日過ごしたも同然です。揺れるもの、うるさい音がするもの、チラチラするものなどは、赤ちゃんのそばに置かないこと。もちろん、赤ちゃんのために歌ったり、音楽をかけたりしてあげるべきです。色鮮やかな物を見せ、おもちゃも買ってあげましょう。でも度が過ぎて、赤ちゃんが選ぶのに困るほど多くなれば、それは刺激が強すぎます。
・はじめから赤ちゃんをうるさい物音に慣れさせるとよいという人もいます。でもあなたは夜中に眠っているときに、いきなりうるさい音楽をかけられたらどうですか。赤ちゃんも同じはずです。刺激も必要ですが、あくまでも状況を見極め、接してあげることが大切です。
・覚えておきたいのは、赤ちゃんがものを見つめるのが好きでも、見飽きたものから目をそらす運動がまだうまくできないことです。ですから様子をよく見ましょう。赤ちゃんがいやそうな声を立てたら「もう飽きた」という合図です。大泣きされる前に、ものをどかせてあげましょう。

赤ちゃんに敬意を払い、そしてそれを自分に置き換えて考えれば、
これらのことは全て自明なのだ。
そしてここでのポイントは、
特に赤ちゃんは、敏感な五感を持っている、ということ。
それに配慮しなさいということ。

<会話>
・相手が赤ちゃんだと、おとなはよくいきなり話に加わろうとします。バブバブしてみたり、ゆりかごを揺らしてみたり、おむつを替えてみたり、なでたりあやしたり揺さぶったり。おとなは赤ちゃんに応えているつもりでしょうが、実際は違います。一方的に行動しているだけなのです。赤ちゃんの要求に応えるどころか、泣き声が不快だという理由で行動して、知らず知らずのうちに赤ちゃんを余計に泣かせてしまうのです。わたしは、いきなり行動せずに、まず状況を見て考えることがいかに大切か、20年におよぶ経験から学びました。
・赤ちゃんの泣き方はいろいろですが、どれも「お願いを聞いて!」と言っているんですよ。パパが「疲れた」と言ったら、パパの口に食べ物を詰め込んだりしないでしょう。それなのに、赤ちゃんが泣くと、ちょっと止まって、何をお願いしているのかを聞こうともせず、ただ口に何かを詰め込んだのでは、赤ちゃんがかわいそうです。

目の前の赤ちゃんを、赤ちゃんではなく、
言葉を知らない外国の人 だと想像してみると、このことの意味がよくわかる。
寝たきりの老人や、脳障害で言語中枢をやられた大人を赤ちゃん扱いすると怒る
という話があるけれど、恐らくそれに似ている。
違うのは、赤ちゃんに悪意はなく、全てが善意に満ちているという点だけ。

<起きる時>
・毎朝、あなたがまだうとうとしているときに、いきなり布団を引きはがされたらどんな気がしますか? さらに耳元で「ほら、起きる時間だよ!」と大声で言われたらどうしますか。きっと驚いてむっとするでしょう。赤ちゃんも同じです。朝、気持よく一日をスタートできるように、赤ちゃんを起こすのにも気を配ってあげましょう。朝はそっと静かに、やさしく起こしてあげます。

しばらくボーっとしている時間、とても大切。
θ派のまどろみにいる赤ちゃんを、急にβ派の状態に移行させるようなやり方は、
おそらく、脳に致命的なダメージを与えるだろうと想像できる。
知性の発育にも影響するだろうな。

<おむつ交換>
・予告なしのおむつ交換は赤ちゃんに失礼です 新米ママとパパの育児教室でこんな体験をしてもらいます。まず全員に仰向けに寝て目を閉じるように指示します。それからいきなりパパの一人、ジョンの足をつかんで頭まで持ち上げます。ジョンはびっくり仰天します。わたしが何をしたのか気づいて、みんな大笑いします。つまり、予告も説明もなしにおむつを交換されたら、赤ちゃんだってジョンと同じようにびっくりします。あなたはジョンの尊重の輪を侵犯したことになります。
・研究者の指摘によると、からだに触れられたことを、赤ちゃんの脳がキャッチするまで三秒かかるそうです。何も聞かされずに足を持ち上げられ、お尻をむき出しにされて拭かれたら、たいへん怖い思いをします。
・ぜったいに、携帯電話を耳と肩ではさんで話をしながらおむつを替えたりしないでください。赤ちゃんの立場になって考えてみましょう。耳と肩で電話をはさんだママが、どんなふうに目に映ると思いますか。電話を赤ちゃんの頭に落とすおそれがあるのは言うまでもありません。そんな態度は「あなたを無視しているのよ」と言っているのも同然です。おむつを替えているあいだ、わたしはずっと赤ちゃんと対話をしています。

話しながら、「大切にしているよ。100%みているよ。」
というメッセージを与え続けるか、それとも、
めんどくさそうに片手間にやって、「無視しているよ」
というメッセージを与えるか。
これは、子どものセルフエスティームに重大に影響を与えそうだ。
授乳とオムツ交換のときにどう接するかで、
子どもの一生を決めてしまうような気がする。

●赤ちゃんのタイプ

・生後五日から八ヶ月の健康な赤ちゃんなら、それでどのタイプかを知ることができます。ただし、最初の二週間は、一時的に異なった気質が現れることがあります。
・活発タイプ : このタイプの赤ちゃんは早いころから哺乳瓶をつかんで飲みます。おもちゃをつかむようになるのも、ほかの赤ちゃんを意識しだすのも早いでしょう。

うちの子にこのテストをしたら、
一人目 : 育児書 > エンジェル, デリケート の混合
二人目 : エンジェル > 活発, 育児書 の混合
だった。

●泣いた時に

・Stop(止まる) – Listen(聞く) – Obsere(観察する) – What’s Up?(どうしたの?)
・赤ちゃんが泣いても悪い親ではない 自分と子どもとは、それぞれに人格を持った二人の人間だということを忘れてはならない。子どもが泣くのを自分に対するあてつけだと思うな。泣く理由はあなたとは関係ない。
・自分が不安や悩みを抱えていると、赤ちゃんをきちんと観察することができません。改善策としては、まず自分の心の弱点を知ることです。そして、赤ちゃんが泣くたびに、自分がいちばん恐れていることを連想するのはやめましょう。一人ぼっちの生活が苦手な他人は、子どもが泣くのは寂しいからだと思い込みがちです。心気症の人は、赤ちゃんが泣くといつも病気の兆候だと思ってしまうかもしれません。すぐかっとして怒り出す傾向のある人は、赤ちゃんも怒っているのだと思ってしまうし、自分に自信のない人は、赤ちゃんがくよくよして泣いているのだと思ってしまいます。また、子どもを産んだあと仕事に戻ったことに、罪の意識を感じている人は、自分が家に帰ったときに子どもが泣き出すと、ママが一日いなくて寂しかったからだと思いがちです。
・「赤ちゃんは何分くらい泣いていたでしょう?」と聞くのですが、今までに六分以下という答えを出した人は一人もいません。つまり、赤ちゃんの泣き声を聞くと、たいていの人は実際に泣いた時間よりも長く、二倍くらい泣いていたように感じるのです。

これはとても重要なところだ。
赤ちゃんというは、親の意識を、潜在意識に強制的にトリップさせる。
そしてこれはある意味、人生の課題解決のチャンスを与えてくれるということなんだ。

●ストレスとの付き合い方

・帰宅したら、30分は三人でいっしょに過ごしましょう。それから、一日中家にいた人に散歩をすすめてあげてください。気持ちを休めるのに効果的です。
・あなたの用事を「緊急」「あとで」「その気になったら」の3つの箱に分けましょう。落ち着いて考えると、意外に多くのことが最後の箱にいくはずです。

これ、妻のために、
さっそく取り入れよう。

●即興派・計画派指数(WPQ)チェック

=5いつもそうだ/4たていの場合そうだ/3ときどきそうだ/2たいていの場合違う/1まったく違う…で合計し12で割る
・その人がどんな家庭をつくり、どのような毎日を過ごしているかを観察すれば、赤ちゃんが生まれて親となったとき、一定のパターンをもった生活にどれだけ順応できる人か、だいたいわかります。もしあなたの性格がどちらか一方に偏りすぎていたら、厳格すぎ、あるいはルーズすぎで、あなたもはじめEASY子育てに馴染めない親の一人かもしれないからです。
  スケジュールにそった生活をしている
  家を訪れるときは、あらかじめ連絡してほしい
  買い物や洗濯のあとは、買ってきたものや洗濯物をすぐにかたづける
  一日の仕事や一週間のしごとに、優先順位をつけている
  机はきちんと整理整頓できている
  食料品や生活必需品は、必要になると思うものを毎週買いに行く
  遅刻をする人は嫌いだ
  予定を入れすぎないように気をつけている
  何かを始めるときは、使う道具はあらかじめ全部揃えておく
  何週間か何か月に一度と決めて、クローゼットの整頓、掃除をする
  家事や雑用が終わったら、使ったものはすべてかたづける
  あらかじめ計画をたてる
→4以上 : 自分の生活に柔軟性をもたせることや、子どもの気質や要求を計算に入れて、日ごろの自分の習慣を変えるのはむずかしいかもしれません。
→3以上4未満 : EASYのパターンにそって子育てをする際、比較的ストレスは少ないでしょう。
→2以上3未満 : EASYの生活パターンを実行するには、わけがわからなくならないように、生活パターンをノートに書き出してみる必要があるかもしれません。このタイプの人の有利な点は、はじめからちょっとした混乱状態には慣れているところです。
→1以上2未満 : EASYの生活パターンを実行するのは、ちょっとたいへんかもしれません。あなたは絶対やらなければならないことを、すべてを書き留めなければだめです。

さっそく妻とディスカッションしてみた。
私がテストしたら、3以上4未満。妻は4以上だった。
とくに真面目な人、完璧主義な人はストレスをためやすいから、要注意。
少しバランスをとってアバウトになろうという話をした。

●生活パターン : EASY子育て

・Eating(食事=授乳) – Activity(活動) – Sleeping(睡眠) – YourTime(あなたの時間)
・確実に言えることは、毎日の生活が穏やかで先を予測できるなら、どのタイプの赤ちゃんでもだいたいいい子でいられるということです。
・赤ちゃんを授乳の直後にベッドに連れていくパパやママをよく見かけます。たいていはおっぱいを飲みながら、あるいは哺乳瓶をくわえたまま、眠ってしまうからです。でも、これはおやすすめできません。一つには、赤ちゃんがおっぱいや哺乳瓶に頼るようになり、やがてそれがないと眠れなくなってしまうからです。それにもうひとつ、あなたは毎食後にすぐ眠りたいですか? 七面鳥のディナーをおなかいっぱいに食べた祝日でもないかぎり、答えはおそらくノーでしょう。たいてい食事をしたら、次にはからだを動かします。実際、わたしたちおとなの毎日は、朝食→仕事・学校・あるいは遊び、昼食→サイド仕事・学校・または遊び、夕食→入浴→就寝 この繰り返しです。
・問題は、自分がどんな子育て法をしているのか、親が認識していないケースが多いことです。わたしに言わせれば「いきあたりばったりの子育て」になっているのです。

ミルクを飲んですぐ寝るというパターンになりがちなので、
この部分、ちょっと見直しが必要だと思った。

●テクニック

<公共の場で(飽きさせない)>
・ショーウインドーのウエディングドレスに目をとめたときはこう尋ねてきます。「あのドレスをあそこに飾るのに、何人必要だったと思う?」わたしが「二人」と答えると、おばあちゃまはさらに詳しく聞いてきます。「お店までどうやって運んだの?」「どこでつくったのかしら?」「あの真珠はだれが縫いつけたの?」質問がすべて終わるころには、わたしの心はインドに飛んでいて、そのドレスの生地となる綿花の種まきを思い浮かべているのでした。

これはいいアイデア
会話の好きな娘にはもってこいだ。
すぐにやっみてよう。
車の泣かでもできそう。

<寝るとき>
・赤ちゃんを抱いて揺するときは、左右ではなく前後に揺すってあげてください。おなかの中にいたとき、赤ちゃんはあなたが歩くのに合わせて前後に揺れていました。ですからそれとよく似た動きが好きなのです。
・赤ちゃんはときどき、眠っているときにほんの二、三秒泣いて、すぐにまた眠りだすことがあります。こうして自分の気持ちを落ち着かせているのです。このときおとながあわてて手を出したら、赤ちゃんはすぐに自分のリラックス法がわからなくなってしまいます。

訳註がよくない。「日本でも抱きぐせを〜」なんて書くから、
抱きぐせをつけないことを肯定している本のように読み取れるけど、
ここで著者が言いたいのは、決して抱きぐせの批判ではないと思う。
著者が言いたいのは、注意深く観察して見極めなさい、ということ。
何でもかんでも抱いてあやせばいいというものではない、ということ。
決して、放置や我慢を強いることを肯定しているわけでは、ない。
それは、全体を通して読めば、わかる。
私も、とくに始めの子の時は、泣くとすぐに心配して抱き起こすことがあった。
でも、そうではないのだ。

<授乳時>
・とにかく家の中の騒音が聞こえないところを専用にとっておきましょう。お乳はゆったりとした気分であげてください。赤ちゃんがおだやかに食事をとる権利を尊重してあげましょう。赤ちゃんの口に哺乳瓶や乳首をくわえさせたままで、電話や垣根ごしにお隣とおしゃべりをするのはいけません。授乳はママと赤ちゃんの心が通い合う場です。ママもこのことに集中すべきなのです。
・赤ちゃんは横になっているときも空気を吸い込みますので、わたしは母乳やミルクをあげる前にげっぷをさせ、あげ終わったあとでまたさせます。
・五分間さすったりたたいたりして、もうげっぷが出ないときは、おなかの中の空気はなくなったと思っていいでしょう。横に寝かせてもぞもぞするようなときは、そっと抱きあげてみてください。気持ちのいいげっぷが出ますよ。ときには気泡が腸のほうへ入っていくことがあります。これは赤ちゃんにとってはとても不快なことです。赤ちゃんが脚をおなかのほうへ引き上げて泣きはじめ、からだ全体を緊張させたらこうなっていると思ってください。ときにオナラが出る音が聞こえることがありますが、オナラをすれば赤ちゃんのからだはリラックスします。
・今まで二時間半か三時間おきに規則的にお乳を飲んでいた赤ちゃんがとつぜん猛烈な食欲をみせ、ほとんど一日中お乳を飲みたがることがあります。これはおそらく急激な成長期にさしかかっているためです。このときは一日か二日続けて、ふだんよりたくさんお乳を飲みたがります。そしてこういう状態が三週間か四週間ごとに訪れます。
・ミルクを与えている赤ちゃんの場合、ふだん三時間のサイクルで飲んでいたのが急にたくさん飲みたがったら、それに合わせて余分にミルクをあげるでしょう。
・もし赤ちゃんが夜だけほかのときよりたくさん飲みたがるようなら、それはたぶん急成長期ではなく、カロリーが十分ではないというサインです。この場合はもっとカロリーを与えられるよう、EASY子育てのパターンを調節する必要があるでしょう。

授乳時に携帯 という人とても多いような気がする。
忙しいと仕方ない? 本当にそうなんだろうか。
赤ちゃんを無視してまでやらなければならない仕事って、いったい何だろう。

<離乳のタイミング>
・六ヶ月ころには、…舌に何か(乳首やスプーンなど)が触れると、舌を突き出す反射作用も消え、やわらかな物を上手に飲み込めるようになります。そしてまた、六ヶ月までには首が頭をしっかり支えられるようになります。赤ちゃんは、頭を後ろに反らしたり横に向けたりすることで、もう十分に食べたのであとはいらない、ということをあなたに伝えることができるのです。
・複数の食べ物を混ぜない そうすればアレルギー反応が起きた場合、どの食品が原因かということがはっきりわかります。

<遊び>
・研究の結果、乳児は口に入れることで、ものの形を認識できることがわかっています。
・「うちの子は、このおもちゃが嫌いなんです」じつは好き嫌いの問題ではなくて、ただ赤ちゃんにそのおもちゃの遊び方がわかっていないだけなのです。
・「いないないないばあ」この遊びからは「見えなくなっても、ものがなくなったわけではないこと、ちやんと存在していること」を学びます。これを理解したら、隣りの部屋にいっても、ママはちゃんと存在していていなくなったわけではないことがわかります。「すぐ戻るわね」と言ってあげれば、赤ちゃんはもっとよく理解できるようになります。
・何もかも手の届かないところに置かれたら、赤ちゃんは家の中の壊れやすい装飾品を大切にすることを学べません。よその家へ行ってどう振る舞ったらいいかもわかりません。ちゃんと教えておけば、ジョージのママのように、よそで「これは子どもが触ってはいけないのよ」とわが子を叱られても、いやな気分になることはないでしょう。赤ちゃんが何かを見たがったら、見させてあげます。触っていじらせてあげます。赤ちゃんは、家の中をメチャクチャにしたり、あなたのものを壊したりしたいわけではありません。ママがしていることの真似をしたいだけなのです。子どもはおとなのものにはすぐ飽きるものです。赤ちゃんは一度、触らせてもらいさえすれば、それで飽きてしまうでしょう。ほかのものに目を奪われて、そっちへ行ってしまいます。

現代のおもちゃは、遊び方が決まっているものばかり。
そして、子どももその遊び方はすぐにわかる。(そういう風につくっているから)
でも、すぐに飽きる。
本当にいいおもちゃは、遊び方が決まっていない。
でも、自由に遊んでいいということを理解してもらうための「きっかけ」は
大人の側がある程度みせてあげる必要がある。
なのに、大人の方が「遊び方が決まったおもちゃ」しか触ったことがないから、
それをしあげることができない。そして「興味がないみたい」と打ち捨てる。
これはとても残念なことだ。
好き嫌いではなく、遊び方がわかっていないのだ。
うちにも、そういうおもちゃ、きっとたくさんあるんだと思う。
自分が主夫だったらなぁと、本当に心からそう思う。
少なくとも仕事がない日は、もっともっとたくさん、子どもと遊ぼうと思う。
そしてこのことは、妻も誤解している可能性がある。
こんど少し話しておかなければ。

<入浴のとき>
・覚えておいてほしいのは、入浴のあいだじゅう、赤ちゃんと対話を続けることです。耳をすまして、あなたの話したことに赤ちゃんがどう応えてくれるか見守りましょう。いま何をしているかを、赤ちゃんに必ず教えてあげましょう。
・砂遊びをしたわけではないので、赤ちゃんのからだはたいして汚れていません。この時期は、からだを清潔にするというよりも、赤ちゃんに入浴の習慣をつけることを目標にします。
・マッサージで適度な刺激を与えると、脳神経系の発達を促し、血液の循環をよくし、筋肉の緊張をほぐし、ストレスや不快感を減らす効果があることがわかりました。その結果、未熟児だけではなくふつうの赤ちゃんにも健康と発育を促すすばらしい方法として注目されるようになりました。
・赤ちゃんのマッサージを始めるのは、生後三ヶ月になってからがよいでしょう。あなたが気ぜわしくない時間を選んで、あなたの心を100%、マッサージに集中しましょう。手順をかってに早めたり、ほかのことに気を取られたりしながらマッサージをしてはいけません。また初回から、赤ちゃんが15分間もおとなしく横になっていてくれることを期待しないこと。

うちの子は上の子も下の子も、夫である私がお風呂担当。
ほとんど毎日私が入れている。
でも、寝る時間を気にして、つい会話もなく急いでしまうことがある。
…と書いてみて、きっと授乳時やおむつ交換時ににながら作業をしてしまう
妻の気持ちが少しわかった。
でも。でもそれでもやはり、
お風呂の時は、もっとゆったりと、会話をしながらを心がけようと思った。

●その他

・指しゃぶりは赤ちゃんが必ずすることで、ほんとうはすすんでやらせるべきことなのです。これは赤ちゃんが自分のからだと自分の感情をコントロールする最初の方法なのです。自分には親指があり、それを吸うと気分がよくなるということがわかったとき、赤ちゃんは制御感と達成感というすばらしい気分を味わうことができるのです。おしゃぶりも同じ役割を果たしてくれますが、親指のほうが自分の意思しだいで自由に使えます。心配いりません。ときがくれば、赤ちゃんは指しゃぶりを自然にやめます。

出っ歯になるというのは、神話なのかどうなのか、
早く医学的に決着をつけてほしいところ。
私の予想では、指シャブリをしていると、
顎の骨格等によっては、出っ歯になりやすい人もいるし、
影響がない人もいる という結論になるような気がしている。
自分の子がどっちなのか、よく見極める必要がある。

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