新 大学教授になる方法

大学教授は、高校教師より広き門らしいです。

●この本を手にしたきっかけ
帯の「サラリーマンからでも大学教員になれる」という言葉につられて。
●この本への問い
サラリーマンからいったいどうやって教員になるの?


●この本から得た気づきなど
どちらかというと、大学教授になる方法そのものよりも、この人の本を読んだ人とのやりとりなどを中心に、「学ぶ姿勢」に関するコメントがおもしろかった。

私も色々な人から相談や質問を受けるけど、
「困ったちゃん」
は結構多いもので、どう答えていいか悩んでいたのです。
例えば
「お前の本を読んだがよくわからないので、かいつまんで私の質問に答えてほしい」
というような省エネ思考の質問や、
電話できた質問に本を読むように諭すと
「せっかく電話で聞いているのに、どうして答えられないのですか」
というわけのわからない返答をする困った人。
情報や技術は、決してタダではありません。タダでないからこそ、情報や技術をサービスして代価を取るからこそ、大学教師という職業が成り立つのでしょう。

学ぶ人とは、学ぶ手段を見出すことができる人です。
それさえできなければ、学ぶということにまったく無縁な人と思ってください。
ただ唯々諾々と命令される人です。

とか

最初にいいたいのは、誰にでも通用するアドバイスなどないということです。したがって、あなた方が、さまざまな選択肢から、これは自分に有効だと思うものを自力で選び取るのだ、という強い気持ちをまずもつ必要がある、というのが最初でもっとも重要なアドバイスになります。

など。
それから、論文を書くにあたっての心構えについてに触れられていたことも、
コンテンツビジネスにかかわる自分としては、とくに参考になった。

どんな場合も、文献研究が基本になると思ってください。
文献を読まない人、集めない人は論文を書く資格はない、と考えてください。

というところ。
その他歴史や一般教養の大切さについても語られていた。
●こんな人にお勧め
大学院に行きたい人
大学教員になりたい人
アメリカの大学について知りたい人(アメリカレポートも結構盛りだくさんでした)

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