どこへ向かうべきか迷っているあなたへ

心の棚おろしで見つけるハッピーワーク&ライフ
シティリビングの人気講座がこの一冊に!
もう、資格やスキルで”武装”する必要はありません。すでに答えはあなたの中にあるのだから。
いまあなたが持っているものを見つめ直す – それが「心の棚おろし」。
自分の中に眠っていた未来への種を、棚おろしで掘り起こしましょう。

めずらしく、新聞の広告をみてひかれた本。
タイトルが、ぐぐっときたんだろう。
ほとんど直感。
今の私にどんなメッセージが届くのか、楽しみにしながらページをめくってみた。


この本を読んで、また大きな気づきがあった。やはり直感で手にとる本というのは何かあるんだなぁ。
また、前から興味があった “エゴグラム” による自己分析ができたのが嬉しかった。
具体的には、以下のような結果になった。
 CP(厳しい父親のような心) : 17
 NP(優しい母親のような心) : 28
 A(冷静な大人の心) : 25
 FC(自由で無邪気な子どもの心) : 30
 AC(従順な子どもの心) : 14
 F(信用度Check) : 0 ( = 信頼できる)
0~32点の間ということで、16あたりが真ん中のようなので、
CPとACは平均前後ということで評価せず、それ以外の強く出ていたNP(28), A(25), FC(30)を読むと…
・FCが強い
感じたものを素直に表現できる、伸び伸びとした心を持つ自由奔放な人です。直感が鋭く感性豊かで創造力に優れています。いつも元気で朗らか。感情表現豊かな、モチベーションの高いタイプです。この心が強くなりすぎると、わがままな一という印象が強くなります。自分さえよければいいと調子に乗りすぎ、軽率な言動も目立つようになります。
・NPが強い
弱者や目下の人を擁護し、慈しむ気持ちの強い人です。相手を受け入れ、共感して信頼する気持ちが優位に働き、愛情豊か。相手が辛いときには慰め、相手のいいところを伸ばしていこうとします。この心が強くなりすぎると、過保護で甘やかし、世話を焼きすぎます。善悪の見境なく受け入れてしまい、客観的で正しい判断ができにくくなります。
・Aが強い
現実に適応する能力の高い人です。筋道を立てて論理的に物事を考え、情報を取捨選択し、事実と比較して正しい判断を導き出そうとする力があります。合理的な考えを持ち、知的で理性的な、仕事のできる人です。この心が強くなりすぎると、共感や優しさのない、冷たく人情味に欠ける人という印象が強くなります。
ということになるらしい。
その他にも、いくつか発見があった。メモしたところを以下に。
●キャラクターとパーソナリティ

自分が感じているわたしと、他者が感じているわたし。その双方が近づけば近づくほど、あなたは違和感なく、ラク&楽しく毎日を送ることができるようになります。人とのコミュニケーションの仲で、何となく居心地が悪い、しっくりこないと感じることはありませんか?その理由の多くは、お互いの期待が一致していないことに起因します。
自己開示には、2種類があります。
・自分の本当の気持ちが他者に正しく伝わっている(正直に伝えている)か
・自分の本当の気持ちが自分自身に正しく伝わっている(自分の本音を受け入れている)か
キャラクターとは、持って生まれた性格や性質。語源はギリシャ語の「刻み付けられたもの」「彫り付けられたもの」。後天的には変化させにくい個人的特性の基礎を成すもので、思いや気持ちの面に見られる個人差の概念、他人と違う感情的な特徴のこと。
パーソナリティーとは、役割から形成される人格。語源はペルソナ(仮面)。個人の素質に加え、外から与えられた役割をまっとうするため、他者とのコミュニケーションの中で創られていく「役割性格」のようなものです。パーソナリティは、状況や環境によって変化させやすいものです。
役割を演じることは、社会性を身につけることでもあります。期待されるニーズに応えようとすることで、スムーズな関係を築くことができるからです。しかし一方で、役割意識が強すぎると、役割が本来の自分らしさを殺してしまうこともあります。まずは、自分には本来の「キャラクター」と、社会での「パーソナリティー」があることを知っておきましょう。

ある人のキャラクターとパーソナリティー、あるいはパーソナリティーと別のパーソナリティーの差に接すると「意外な一面」として好感を持たれることもあるかも知れない。ただし、あまりに乖離しすぎていると疲れてしまう。
mixiなどで、占いや性格鑑定が人気な理由が少しわかった。それは、結果を友人とシェアすることによって、キャラクターとパーソナリティを一致させることができるからなのかも知れない。
●パーソナリティーの混乱
開示できないパーソナリティーがあると、それらの人格の統合ができずに苦しむことになる。
ここでいう「開示できないパーソナリティ」には2種類あると思う。
a) 「後ろめたい」とか「恥ずかしい」というパーソナリティー
この場合の唯一の解決方法(ラクになる方法)は、後ろめたいとか恥ずかしいと感じるパーソナリティーを捨てることだろう。嘘をつかないということ。そうじゃないと、いつか精神分裂を起こす。(不倫などによる精神的地獄がこれに当たると思う。不倫をするのではなく、正式に離婚してお付き合いする人は、これには該当しない)
b) 後ろめたいわけでも恥ずかしいわけでもないけれど「社会で生きていく為には秘密にせざるを得ない」「他の人に理解を求めるのは無理」というパーソナリティー
「表現したい、わかってほしい」という思いと「誤解されたくない、批判され傷つきたくない」という葛藤があってこれも苦しいはず。そのまま放置して葛藤し続けていると、心を消耗し、思い切った人生を歩けなくなる。行動スピードが落ちるので、何とか自分の中で整理しておく必要がある。
おそらく、これを解決する方法としては
1) 社会的に抹殺させることを覚悟して”それでも地球は回っている”と言ってしまう。
2) 誰かに理解されたいという弱さに負けない、スパイ並みの強い信念と心の強さを養う
3) 社会を敵に回しても妻だけはわかってくれる、というような大切な人による心の支えをもつ
4) 多様な価値観を認める社会に移動する
5) BlogやSNS, Twitter等のネットの活用における理解者内の閉鎖的なコミュニティに参加する
というあたりだろうと思う。ただし、1)は、カッコいいけれど体制に潰される可能性も高く結果を出すことが難しい。ヒーローにはなれるけれど、そのヒーローの犠牲を元に活動する、2)の支援者・追随者を必要とする。一般人としては3)か、2)を目指すのがよさそう。
●女性にとっての仕事

男女は平等ですが、同質ではない、ということをまず踏まえておきましょう。異なるからこそ、相手に魅力を感じ、尊敬する気持ちが生まれるのです。
一般的に女性は、”競争よりも共感”を、上下に伸びる組織よりも”左右に広がる横のネットワーク”を、”君臨するナンバーワンよりも私だけのオンリーワン”を求める傾向にあります。ですから、現在の男性的思考中心の社会ては、女性にとての<キモチイイ組織>とはフィットしないことが多いのです。
「上下なんてどうでもいい、私が正しいと思うことを伝えたい」
「偉くならなくたっていい、わたしらしい仕事をしていきたい」
「利益が大事なのはわかるけど、お客さまに喜ばれる仕事のほうが大事だと思う」
こんなふうに、男性的思考中心の組織に違和感を持つ女性は数多いと思います。
「英雄、色を好む」ということわざがありますが、仕事をがんばりすぎると、ストレス耐性を強くするため、人間の体内からは男性ホルモンが多く分泌されるそうです。
自らの思いや感情に敏感な女性は、コミュニケーションの都度都度で、いろいろなことを感じ、一喜一憂しています。それは、脳の仕組みでも述べた通り、一つの情報で左右の脳が働くため。よくいえば、自分にも周囲にも敏感に気持ちをはせることが上手なのですが、その分いちいち心のエネルギーを消耗してしまうのです。一方、脳を局所的にしか使用しない男性は、自らの感情に鈍感であると言われていますが、これにより、動揺したり個人的感情に惑わされたりしないため、正確で客観的な判断ができるわけです。感情抜きにした縦社会で居心地がいいのも男性ならでは。女性が社会でストレスを受けやすいというのは、社会的環境だけでなく、女性自らの特性による部分もあるのです。
しかし、心に左右される、ということはデメリットばかりではありません。「感受性が高い」「敏感である」という心は、ストレスを受けやすい反面、裏を返せば、ハッピーを感じれば、大きなモチベーションになりうるということ。
男性が独立する場合の多くは「一国一城の主」として、まずは借金をしてでも「箱(会社という形)」を優先し、自分の好き嫌いよりも「儲かりそうな事業」を探す傾向があるようです。他社より大きく儲けたい、成功したいという競争意識の表れでしょうか。しかし女性の場合は、「自分の興味のあること」「できること」「あったらいいな」を、まずは最小限のコスト、身の丈サイズで始めてみる。軌道に乗ってきたら、少しずつ「箱」を大きくしていくやりかたが圧倒的に多いようです。儲けの勝負より、等身大で心の満足が得られること、お客さまに喜んでもらえることで仕事ががんばれる、と多くの女性は言います。

実はココ、目からウロコだった。この本からもらった気づきとは、ココだ。
薄々気づいていたのだけれど、たぶん自分は女性的な要素が強い。といってもゲイとかバイセクシャルというわけではないし、むしろエロで女好きではあるのだけど、脳みそのつくりとか価値判断という意味で女性脳に傾いているのだろう。この本に書かれていた内容は女性向けの内容だが、女性脳的な傾向にある男性にとってもあてはまる内容だと思えたとき、今までの疑問が氷解した。
今まで、たくさんの先生の講演やセミナーや教材や本から学んではみたけれど、「こうすれば成功できる」とか「君はもっとこうすべき」とか「こうした方がいい」と言ってくれる先達の話に、どうも納得がいかなかった。自分の望む方向とずれていた。それは、男性脳的な価値観に基づくアドバイスだったからなのだ。むしろ、最近増えてきた女性経営者の話の方が納得のいく話が多かった。
●適性

本当の『好き』というのは頭で好きになるものではありません。なので、学生時代やプライベートなど、頭で利害の計算をしていない、素直な心で趣いたものにも着目してもらいたいのです。
学生時代や職場などで、与えられた役割はどんなものが多かったですか?自ら進んで手を挙げたわけではなかったものもあるかもしれません。でも、これも天性と同じで、あなたの自覚はなくても、他の人から見て、あなたが秀でていると認められ、求められている「能力」であり、備わっている『得意』なのです。
実はプライドと一分(いちぶん)は似て異なるもの。社会的誇りとは別に、非常に個人レベルで密かに持っている、かなり生理的に近いもので、些細だけど大切にしたい、”わたしならでは”の、ささやかなこだわり。能力も活かせて、プライドも保てる仕事だけど、どうしてもその世界観や風土がシックリこない、そんなこともあるかもしれません。そんなとき、何が譲れないのか一分を含めて、もう一度、生理してみるといいと思います。

●その他

「わたし基準」は見失わずに。ちょうど柳の枝が、幹と根っこという軸にはつながりながら、風向きにしなやかになびくように。もし枝までガンコに硬ければ柳はたちまち折れてしまいますし、根っこが弱ければ枯れてしまいます。変化を自然の流れとして、素直に受け止めて、柔軟に微調整し変化に対応していく”心のしなやかさ”をぜひ備えてほしいと思います。きっとその方が、あなたの気持ちや心がラクになるはず。
あなたが求める「優しさ」とは、どんなことでしょう。実は、ここに大きな落とし穴があります。悲しいとき、を想定して考えてみてください。悲しいときに、傍にいてくれる人ですか?慰めてくれる人、一緒に悲しんでくれる人、叱咤激励してくれる人、問題解決の方向を示してくれる人、余計なことを言わずそっとしておいてくれる人、気づかないふりをしてくれる人…?ひとことで「優しい人」といっても、いろいろな優しさがあるということにお気づきですね。
過度なネガティブは、実は強い自己肯定感の裏返しである場合もあります。「本当はもっと自分を認めてほしい」「自分は特別なんだ」という思いが強すぎて、否定されたり認められなかったりしたときに傷つかないよう、先手の防衛本能が働いているのかもしれませんし、自分を特別視している自分自身を恥ずかしいと感じているのかもしれません。

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