人は「動き」だ

なりたい自分を演出する40の方法
その動き 間違ってます

ある時期読んでいた日経ナントカ(日経NETWORKか、日経SYSTEMか..忘れた)に連載されていた室伏順子さんの記事がとても好きだった。その記事の中で参照されていた本のような気がして、手にとってみた。


けど、
この本は、室伏さんの記事に比較するほどには、得るところはなかった。
当たり前の動きの方が多いので、ボディーランゲージの教科書としては使えない。
当たり前にできていたことを、頭で考えるようになってしまうと、かえって動きがぎこちなくなるので、
読むとかえって混乱する人もいるかも知れない。
ただし。
そうは言ってもいくつか得るところもあったので、
付箋をはったところを、メモ。

・金持ちは、自分に自信があるので、やりたいことは何でもちゅうちょせずに実行するというイメージがあります。そこで、ゆっくり相手に接近する動きを使って、もの怖じせずに他人に話しかけていくことも大切です。
・さらに、金持ちは人なつっこい半面、他人の意向にはあまり頓着しない面があります。特に無作法なことをするわけでもないのに、何となく傍若無人な感じがするのは、相手をじっと見つめた後、勝手に視線をはずしてしまうなど自己中心的な動きをするからです。

金持ちのボディーランゲージをマスターするのは、よいかも知れない。
漫画や映画でも、この動きに注意してみると面白いかも知れない。

・非常に緊張が高まる場面でゆっくりと動く場合は、余裕があり、落ち着き払っており、経験豊富で、場慣れしているように解釈され、プラスの評価になるのです。
・お辞儀をするときに、前にゆっくり頭を下げ、ゆっくり上げると、礼儀正しく堂々とした人だと思われます。
・さらに、プレゼンや会議の席上などで大勢の人に対して説明をするときに、ゆっくり前に出て落ち着いて出席者を見渡し、ゆっくりと資料などを用意すると、いかにも場慣れしているように感じられます。
・また、演壇で挨拶などをする場合に、そこに用意されている水差しの水をゆっくりコップについで飲むことができると、その行為だけで、固唾を呑んで見守っている聞き手を圧倒することができるのです。

自分もこのセオリーどおり、30を過ぎてからは、意識してゆっくり動くようにしている。確かに効果絶大。
人前で話すときのこの動作も、頭で考えず自然にそうなるまでに、したいなと思う。

・まず、姿勢よく立ち、相手を好意的なまなざしで見つめます。これは、これから何か話しかけるということを知らせて、自分に注意を向けてもらうためです。これをしないと、せっかくお礼を言ったのに、相手が気づかずに素通りしてしまうという、非常に気まずい事態を引き起こす可能性があります。

確かに、相手の注意を引いてからお礼を言わないと、意味がない場合がある。
これは、自分の中の要改善ポイントだ。

・サービス業の場合、扱い商品が何であれ、客は単に商品だけを提供されるのではなく、店員や係員からもてなされたり感謝されたり、ときには勝利者として持ち上げられたりすることを期待しています。つまり、客は、心の中では、単に商品のお金を払っただけではなく、店員や係員がへりくだる動きをしてくれる料金も払ったと感じているものなのです。

これが満たされないと、クレームになる。
逆にいうと、殿様セールスというのは、この期待感というフレームをはじめから崩して逆転させるところにあるのだと思う。コンサルティングなどは、とくにそうだ。スタート時点で、この立場(上下関係)の設定認識・前提の共有をうまくさせられないと、あとで、かなりやりにくくなる。客のためにも、自分はあくまでも教える立場であり、先生なのだという前提を重視すべきだ。やりすぎると「偉そう」「鼻につく」ということになるのかも知れないけれど、ここの微妙なコントロールが肝になる。
逆に、偉そうな医師や教師などに対しては、このフレームを崩してあげて、客とサービス提供者であるという位置づけを相手に埋め込んであげる誘導ができれば、いいのだろう。

・幼い子供が、トイレに行ったり、ちょっとした冒険をしたりするときには、たいてい親に「見てて!」とせがみます。それは、子供がまだあまり自信のない行動をするときに、親に、いざというときに援助できる状態でいてもらいたいからです。大人であっても、慣れない機械操作や初めての仕事をするときには、信頼できるエキスパートに身近にいて援助してもらいたい、すなわち、見ていてもらいたいと思います。

なるほど…。
見ていて上げて、安心すれば自然に呼ばなくなるってことかぁ。単純な発見。

・昨今の女性のメイン司会者はたいてい力強いうなずきをします。彼女たちは「○○ということでした」などの締めのことばを言いながら、カメラ目線で力強くうなずきます。そのうなずきを見ると、視聴者は、「この人はチャラチャラしたアホな女じゃないな」「しっかりしていて頭がよさそう」「まじめで責任感がありそう」などと感じるのです。このように、力強いうなずきは、かわいいとか若々しいとかいうイメージを与えるものではありませんが、相手の信頼を獲得しようと思ったら絶対に必要な動きです。例えば販売の現場で、客が商品の品質や性能に対して不安を感じているときには、店員は十分な説明をすると同時に、力強いうなずきをすることによって、客の不安感を取り除かなければなりません。

このあたり、セールスをする人間としては体にしみこませたい動き。

・気になる男性をさりげなくたたく方法
1.さりげなく横に立つ。力を抜きかつ姿勢よく立つ
2.手首を返しながらゆっくり手を上げる。相手に冗談でたたくことをわからせる。身体を開いて胸を強調する
3.ゆっくり相手の肩(腕・背中)を手の力を抜いてたたき、軽く押すようにして手を離す(手のひらの感触を残す)。視線をそらす。一瞬手の平を押し付ける。

確かに。これをされるとちょっとドキッとする。
でも、バシッ とやられると、ガサツで粗暴な感じがして、女として見れなくなる。
この差、すごく大きい。

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