「人たらし」のブラック心理術

初対面で100%好感を持たせる方法
会う人”すべて”があなたのファンになる!

タイトルがちょっと気になってたので、内藤本を続けてもう一冊。
けど、実際にはごく普通の、当たり前のことが書いてある。自然にこれがわからない人の場合は、読んでおくべきかも知れない。


自分がとくに拾ったのは、美人に道をきく訓練と、メントールダイエット、それから自分が「のれんに腕押し作戦」と呼んで使っていた方法が「壊れたレコード作戦」として紹介されていたことの驚き。
以下、拾ったところ。

アマンダ・ベネットという米国経済学者が、GDPにおける「コミュニケーション・スキル」の割合がどれくらいなのかを試算してみたことがある。人間関係の能力が、どれくらいビジネスに寄与しているのかを調べたものであるが、この試算によると、なんと米国GDPの26%(!)が、コミュニケーション・スキルが生み出すものであったという。
・人に好かれるための知性のことを、心理学者たちは”社会的知性”という言葉で呼ぶ
・朝食をとらない習慣がある人は、どことなくイライラ。睡眠も同じ。
・「日本はこのままだとダメになる」とか「環境破壊がどうの」と言っている暇があったら、何か行動を起こす。ゴミを拾う。
・受付嬢たちが使う秘密のテクニック – 言葉の最後を「イ」の口元でしめる
・標準体重(平均67.1kg)と太っちょ(平均113.4kg)の賃貸実験(太っちょは悪印象)
  標準体重 : 3人の男性は11軒すべての大家からOKをもらう
  太っちょ : 3人の男性は5/11軒で断られた。
・空腹時はメンソール系リップを眉間と鼻の下にぬり、満腹中枢を刺激する
・嫌われている場合の判断
  電話の相手から「どうしたの?」と用件を聞かれる
  向かい合わせの席でさりげなく「障壁」をおかれる
・ムードの一貫性原理 ムードで相手の評価が変わる
 近寄るべきなのは以下のような人。逆に気分が悪い場合は近寄らないこと
  結婚したばかり
  子供が生まれたばかり
  パチンコであてたばかり
  一戸建てを建てたばかり
・マイナス評価をプラスにひっくり返すのは難しい。
  イジメ→転校リセットが最善
  社内の人間関係が最悪→転職リセット
・甘党ほど、人間関係でケンカがたえない←アドレナリン分泌が多い人は糖分を欲する
・異性と口をきくのが怖い人は、街中で美人を狙って道をたずねる訓練が有効
・説得しようとするのではなくレッテルを貼るのが効果的
 「このクラスは、ゴミを散らかさない生徒ばっかりなのね」
 「お前は、きっちりした人間だな」
 「あまたは勉強がすきなのね」
・命令ではなく「確認」をするのが効果的
 「あの書類、仕上げてくれた?」
 「商品、2階まで運べる?」
 「今日中に片付けられそう?」
・小言は「週末の帰宅直前」にする。反対に「月曜の午前中」は最悪。
・根まわし = 相談にのってもらうということ
・会話をダメにする8つの要因
  1.自分と比較する
  2. 心を読もうとしすぎる
  3. 次の話題のリハーサルをしている
  4. かっこいいアドバイスをしてやろうとする
  5. 上の空
  6. 自分が正しいと思う
  7. 疲れている
  8 .時間的に余裕がない
・ブーメラン法は、相手をうんざりさせる。「営業マニュアルの嘘」
・あいまいな言葉で相手の努力を誘発させる「いい線だね」
・議論せずに押し通す「壊れたレコード」作戦 = とにかく主張を繰り返す
・自分をネタにする笑い Self Deprecating humor は喜ばれる
・意図的ケンカをする(ただし、あらかじめ筋書き(プロット)を立てておく)
・セルフイメージがネガティブな人は、否定的な発言の方を喜ぶ
・不要な議論はさけて「リングアウト」する
 「なるほど、課長の意見は参考にさせていただきます」
 「企画書に、反映させてもらいます」

などなど。

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