新・受験勉強入門

少し古い本だけど。

●小論文

・決して誤解しないでほしいのは、小論文では、なにも小説のような”名文”を書く必要はまったくないということだ。
・小論文で成功するコツは、問題文を読んだら、すばやく自分なりの意見を考え出し、矛盾のない論理展開の流れを作ってしまうこと。
・一番いいのは、小論文の過去問や、添削ずみの他人の答案、模範答案や優秀答案などをできるだけたくさん読むことだ。

小論文の試験は、
大人になってからの資格試験でも、よく使われるので、
おさえておこう。

●英語

・センター試験やごく一部の私大をのぞけば、いわゆる”文法問題”は出なくなっている。出すとしても比較的カンタンなうえに、配点が少ない。むしろ、長文中に欄があり、「これを埋めよ」というように、長文問題のなかで問われるパターンがほとんどなのだ。早慶などは、その典型だろう。つまり、”長文を読み取るために、必要な文法力”が試されるわけで、言いかえれば、読解力さえつけておけば、正解できるレベルの問題しか出なくなっているのである。そして、”長文型文法問題”では、まず難解な問題はでない。中学レベルの文法力で正解できてしまう。だから、文法対策に時間をかけるぐらいなら、そのぶん、長文の読み込みに時間をさくべきなのだ。
・逆転現象が起きている。高3くらいになると、キミたちがやっているリーダーの教科書のほうが、入試よりも、難しいのだ。

英語も一生モノ。

●数学

・数学の「解法パターン」を写すときは、広告の裏やワラ半紙など、いらない紙に書きなぐるのがポイントだ。大学ノートなどに、ていねいに書く必要は全然ない。
・傍用問題集の使い方だが、頭から解くのは時間のムダ。できる問題はどんどん飛ばそう。具体的には、問題文を読んで、すぐに解き方、つまり「解法のパターン」が思い浮かぶような問題はやる必要がない。「解法パターン」がもう頭に入っているわけだから、さっさと次の問題に移るべきだ。
・青チャートの例題の模範解答には、問題を解くときに必要になる考え方や公式などが省かれているが、”実況中継”は「なぜ、こう解くのか」から始まり、解法に必要な基本事項の説明、式の立て方から変形のテクニック、模範解答の作成方法まで、手とり足とり示してくれる。そのため、青チャートの模範解答を読んだだけでは、よくわからなかったことが、”実況中継”でスッキリ理解できることも多い。

数学は、公文をはじめた娘に追いつかれないように
もう一度やっておこう。

●国語

・漢文は、非常に努力が報われやすい科目だ。現代文や古文のように、登場人物の複雑な心情を読みとるような問題もあまり出ないから、センスもいらない。どんな国語オンチでも、読みくだすテクニック(句法)さえ習得してしまえば、簡単に点が取れるようになるのである。
・センター試験の国語は200点満点、そのうち漢文には50点も配点されるのだから、しっかりとやっておこう。

●化学

・化学は志望校に合わせて、傾向と対策さえつかんでしまえば、理科のなかでもっとも底の浅い科目だ。試験で得点できるかどうかの分かれ目は、実は計算力なのである。

●歴史

・具体的には、”実況中継シリーズ”(語学春秋社)や”読むだけシリーズ”(学研)などを三回ぐらい読んで大まかな時代の流れを頭に入れてしまい、そのあと、教科書の太字部分を覚えていこう。
・センター試験なら、まんべんなく押さえなくてはならないかわりに、「世界史B用語集」(山川出版社)で頻度⑧以上の語句さえ知っていれば、十分だ。これは世界史の教科書18冊のうち、何冊に出てくるかという頻度を①〜⑱の数字で示しているわけだが、このデータはけっこう頼りになる。
・とくに、社会はセンターでしか受けないなら、歴史の選択はソンだ。社会にかける暗記時間を少なくして、そのぶん、数学や英語などメイン科目のために使おう。

●地理

・センター地理では、歴史のように、暗記しておいた知識を吐き出せば正解できるような問題はほとんど出ない。知識を正面から問うのではなく、「こんなの習ってないよ!」という問題ばかりが出るのだ。これは「なぜ、ここにこのような現象が起こるのか」という、地理現象の”しくみ”を理解しているかを出題者が見ているためだ。したがって、地理対策では、知識だけでなく”しくみ”を理解することがポイントになる。
・権田地理B講義の実況中継 地理選択者の誰もが絶賛する名著だ。

高校時代はずいぶん難しく感じたものだけど、
なぜか、今ふりかえると、とても簡単そうに思える。
大学受験というタイムリミットがないからなのだろうか。

●倫理

・倫理は、社会のなかの最大のカモである。倫理の最大の利点は、とにかく覚えることが圧倒的に少ないこと。出題範囲がきわめて限られており、覚えるべき用語の数も、「地歴・公民」六科目のなかでもっとも少ない。しかも、問題のレベルはどうかといえば、センター試験などは、たんに国語力だけで解ける問題もあるほど簡単なのだ。
・おおまかな基本知識を、「基本必須単語1532語 新倫理問題集」(清水書院)で頭に入れ、あとは、過去問など実践的な問題集をやる。

倫理は、暇つぶしにやってみるのも、
とてもおもしろそう。

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