金持ち父さん貧乏父さん

言わずと知れたロバートキヨサキさんの本。
お金の哲学ですが、お金とうより人生の指針。
私のマインドセット、私のメンターのマインドセットと同じ流れです。

たぶん、この本が出たばかりの8年ぐらい前、この本に出会いました。
この本はバイブル、あるいは教科書なのです。
何度も何度も読み返す。
読み返すたびに違う発見があります。

・もし人生から教訓を学ぶことができれば、きみは成功する。もし学べなければ、人生につつきまわされるばかりだ。・・・多くの人はつつき返すときに相手を間違える。上司や仕事そのもの、あるいはだんなさんや奥さんに向かってつつき返すんだ。みんな人生が自分をつついているとは知らないからなんだな。

神田先生のいう「試練と学び」の話はこれと同じ話しだよなと、あらためて思った。

・感情に対してただ反応する人間ではなく、それを観察して考える人間になることを覚えておくんだ。
・その人になにかやらせようと思ったら、「あなたにはできないと思いますよ」と言えばいい。そうすれば、その人はなんとしてもそれをやりとげる。

操作主義だからあまり好きではないが、少なくとも自分が誰かに操作されなくていいように、知っておく必要がある。経営者と呼ばれる人にこう言われたことがあったなと、思い出した。コールドリーディングの石井さんの説明できいた話と同じ。

・職業(プロフェッション)とビジネスには大きな違いがある。
・習得した学問をもとに職業につくことに問題があるのは、そうすることで自分自身のビジネスを持つことを忘れてしまう人が多いからだ。そういう人は自分の人生を、他人のビジネスのために心をくだき、その人を金持ちにさせることに費やしているようなものだ。

私は自分の「ビジネス」と呼べるものをもっているだろうか?名刺の肩書きは「ビジネス」になっていなければならない。
・ファイナンシャルIQを成立させる四つの専門分野
1.会計力(ファイナンシャルリテラシー)
2.投資力
3.市場の理解力
4.法律力

・金持ちはすべてを動かしているが、所有しているものは何もない。反対に、中流以下の人間はすべてを所有しようとして、結局はそのすべてを政府や、自分と同じ中流以下の人間への支払いのために失う。

所有という貪りが貧しさを生む。そもそも所有できるものなど何もない、という発送こそがキャッシュフローを生む。これは仏教観にもつながる。

・才能を十分に発揮できない理由の一つは自分に対する疑いの気持ちだ。専門的な知識の不足などは障害にはならない。それよりも、人によって影響の大きさは異なるが、自信のなさが私たちの足をひっぱる。
・敗北によってやる気を奮い立たせる者が勝者となり、敗北によって打ち負かされてしまう者が敗者となる。
・勝つことは負けを恐れないことを意味する。・・・負けることを「嫌う」ことと、それを「恐れる」ことの間には大きな違いがある。
・「臆病な人間は決して勝者にはなれない」「根拠のない疑いや恐怖が臆病な人間を作る。臆病な人間は批判をし、勝利を収める人間は分析をする。」

自信と勇気が必要だ。

・誰かが「そんなことは、ここではできない」というのを耳にするといつも私は、その人が本当に言いたいのは、「どうやったらここでそれができるかわからない・・・まだいまのところは」ということなのではないかと指摘して、考え直させることにしている。

ジェームススキナーが話していたのと同じだ。

・合法的なマルチ商法を行っている会社で仕事をしてみることだ。セールスの技術を学ぶにはこれほどいい学校はない。この種の会社の中には、成功の足を引っ張る要因の一つである、「失敗と拒否に対する恐怖心」を克服するためのすばらしい訓練プログラムを持っているところが少なくない。
・「騒音」には二つの種類がある。一つは私たちが頭の中で勝手に作り出した騒音、もう一つは外から聞こえる騒音だ。
・「それはリスクが大きすぎる」と言われる。そして、そうすべきではない理由を説明される。私がその情報の出所を聞くと、友達から聞いたとか、投資に関する雑誌で読んだといった返事が返ってくる。つまり、自分ではやってみたことがないくせに、やっている人に向かって「そんなことをすべきではない」理由を述べ立てるというわけだ。

これは神田さんがオーディオテープの効能を述べたところの話と同じだ。

・「ピーター・リンチならどうしただろう? ドナルド・トランプなら? あるいはウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスなら?」・・・いまの私は何か分析しようとするとき、よくそんなふうに自問する。これらの偉大な投資家たちの大いなる頭脳に近づく唯一の方法は、おごらずたかぶらず、謙虚に彼らの言葉を読んだり、耳を傾けたりすることだ。

ヒーローをもとう。自分の場合は…

・すべてがどんどん変わっていく現代においては、あなたが何を知っているかはもうあまり意味を持たなくなっている。なぜなら、あなたが知っていることがもう時代遅れになっている場合が多いからだ。問題なのはいかに速く学ぶことができるかだ。この技術を身につけることはひじょうに大切だ。

これに対する対策として、田坂さんは本質をつかむ洞察力の重要性を説き、神田さんは加速学習を説く。

・多くの人は、「管理する」というと、自分より能力的に劣っている人、自分より地位が低く自分が権力をふるえる相手、たとえば会社の部下などのことしか考えない。中間管理職にいつまでもとどまっている人の多くは、自分より下の人間といっしょに仕事をするやり方は知っていても、自分より上の人間をどう扱ったらよいかわからないから、昇進できないのだ。人を管理することの本当の意味は、専門分野で自分よりすぐれている人をうまく使うこと、そして十分に報酬を与えることにある。

・ヒーローを持つ
・自分がやりたいと思っていることをすでにやりとげた人を見つける

・私は六つの物件全部に対して、売主の希望価格の半値で買付申込をするように言った。
・買付申込をするときにかならず免責条項を付け加えることだ。不動産の場合、私は「当方のビジネスパートナーの同意を条件とする」という文言をつけて買付申込をする。この「ビジネスパートナー」がだれか、名前などを明記したことは一度もない。その「パートナー」が私の猫であることを知っている人はあまりいない。

これは今日からすぐに使える重要な内容だ。

・スーパーマーケットがバーゲンセールをすると消費者はどっと押し寄せ買いだめをするのに、株式市場がバーゲンセールを始めると、大暴落だの反落だのと呼ばれて消費者はそこから逃げ出す。スーパーマーケットが値上げをするとそっぽを向いてほかで買い物をする消費者が、株式市場が値上がりすると買いに走る。これではお金が貯まらなくても当然だ。

逆張りの話と同じ。精神的な強さ、多数決に流されない精神的な強さと知性が必要。

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