ミリオネーゼの起業入門

8ケタ稼ぐ女性に学ぶ起業前にするべきこと
今注目の女性社長がおくる女性ならではの起業ノウハウとは?
人気講座『女性起業塾』入門コースのワークシート+著者のリアルな起業ストーリーつき
起業もいいかな?と思ったら…

経沢さんの赤裸々な告白といったところかな。
エッセイのようにサラリと読める。
とくに、社員の人生を背負いたくないというあたり、とてもよくわかる。
なかなか腹をくくれずにいた時期があったんだなと、共感しながら読んだ。
ちなみに「ミリオネーゼ」は年収一千万以上の女性、という意味。
明確にわからなかったので調べちゃった。

●何をするか

・女性起業塾では職務経歴書を書くことをおすすめしています。それによって、ビジネス的に自分を客観視することができるからです。単に「どこで何をして働いた」というのではなくて、そのときにどんな成果を出したかという、自分が評価されたポイントを確認しながら書きましょう。数値化できることを中心に書いてください。それがビジネスにおける自分の「強み」として、最もアピールできるポイントになります。自分の活動が世の中に、会社にどのように評価されたのかを端的に表現できるのは数字だからです。
・そのような時代になることを前提として、「偏愛マップ」で発見した「やりたいこと」や、「10人電話マーケティング」で発見した「パーソナリティ」、「職務経歴書」で発見した「できること」の3つの「強み」が重なるところをネタにするのが一番いいでしょう。
・「ネタが思いつかない」という人は、もちろん発想力が足りないというのもありますが、連想を刺激するための知識、観察力がないということもいえると思います。「起業したい」という人はたくさんいますが、どんなビジネスが今はやっているのか、それから既存の商品やサービスについても知らなすぎる人が多いのではないでしょうか。そういう人は、日経ビジネスや日経MJなどを読んでみるといいでしょう。まずは、「こんなものがはやっているのか」「株価はどう推移しているのか」など、世の中の流れに興味を持つことが大事です。新商品もたくさん載っていますし、それらについて知っているだけでも全然違います。

基本的なことだけど、大事なこと。
私も、定期的に職務経歴書を書くことにしているのだけど…
そういえば最近書いてなかった。書こう。
偏愛マップは、マインドマップの応用っぽい。

●メンター

・メンターはどのようにして探せばいいのか。メンターは、「メンターになってぐたさい」とこちらからお願いしてなってもらうものではありません。一生懸命やっていると、手を差しのべてくれる人が自然にあらわれまなす。その人がメンターになるのです。出会うべくして出会う。あらわれないということは、まだがんばりが足りないということかもしれません。必要なときにあらわれるので、必ずしもいなければならないというわけではありませんが、いるのといないのとでは、大きな違いがあります。
・ただ、メンターがいなと起業は無理かというと、そういうわけではありません。逆にメンターは「判断材料を提示してくれる人」であって、「判断してくれる人」ではないので、考え違いをして頼りきってしまうと逆効果です。経営者は自分で決められる人でなくてはならないのです。

この考え方、とてもしっくりくる。
メンターを、強制的に尻を叩いてくれる人、のように言う人もいたけど、
その考え方には違和感があった。
私淑している本の著者がメンターだということもあるはず。
どんどん依存しないといられない方向にもっていくような人は、
メンターとかコンサルの皮をかぶった詐欺師だと思う。
最終的には、依存ではなく経営者として自立できるような促すのが、
メンターだと思う。
無理に探さなくていいというこの言葉には、安心をもらえた。

●人脈

・人脈を「広げる」ことについては、あまり考えないほうがいいと思います。なぜなら、無理に広げようとしたところで、浅くしか広がらないことが多いからです。それよりも私は、今隣にいる人を最高に幸せにすることのほうが大事だと思っています。
・成功する確率は、応援者が多ければ多いほど高くなるといわれています。評価されるのが怖くて殻に閉じ込もっていては、まず無理だと思います。
・起業のための勉強会に参加して仲間を増やすのも一つの方法ですが、興味を持って参加できる会がないということもあると思います。そのときは、自分で勉強会を主宰して、仲間を集めればいいのです。経営者自体、もともと主宰する側にまわる人なので、その訓練にもなります。

メンターと同じく、人脈についても、安心をもらえた。
仕事は結局人脈だ みたいに言う話に、ちょっと違和感を感じていた。
私は、酒(だけ)でつながるビジネスも好きじゃない。
そんな歪んだ取引先との人間関係なんて、まっぴらごめんだ。
ようは、自然体でいいのだ、基本に帰れ、とうことを言っている。

●社長の資質

・女性起業塾に来る女性たちは、「社長は人格が優れていないといけないのではないか」という、社長のあるべき姿ばかりにとらわれているようですが、その前に売り上げが上げられるかどうかが問題です。「給料を払わない人格者の社長」なんていませんから。
・社長というのは、公共財だと思います。つまり、社長はひとりの人間であるけれど、その人の発案は世の中を変えるくらい影響力があるのです。その力を正しく使っている人には、すごく共鳴します。

公共財 いい言葉だ。
稼げない人格者ではなく、稼げるけどダークサイドに落ちた人でもなく、
稼げる人格者ってのが理想。
でもそんなことを考えるより、まずはとにかく、
「売り上げを上げる力」をつけること。
というか、お金が感謝が変化したものだと考えれば、
結局、人格者じゃなきゃお客はついてこないということなので、
人格者なのに稼げないというのは、何かがおかしいという話でもある。
ちなみに私の経験上も「受け取ることを拒否する」という場合は、
潜在意識のどこかに歪みかある証拠だと思う。

●戦略

・最初は年商一億円で年収二千万〜三千万円、社員が三〜四人というのを目指すラインにするといいと思います。それくらいの規模があれば、小さく安定したビジネスが作れます。
・大企業は最初から信用やブランドがありますが、中小企業の場合はたくさんの量を売ることができないので、安く売ったら勝てません。丁寧に会社をやっていくためにも、きちんと会社がまわるような適切な価格にしなければならない。つまり、思ったよりも高く売らないと成り立たないのです。そのためには、付加価値をどれだけつけられるかがポイントになってきます。

一億か。
確かに。
経営者なら、ここまで具体的にしないと。
覚悟が必要だな。

●その他

・家族は会社ではありません。利害関係のない、心安らげる場所ですから、いろいろなルールを明確にしすぎるのもちょっと違うと思います。自然体で助け合い、尊重し合って、無理をしないのが一番ではないでしょうか。

何でもかんでもルールと、場合によってはペナルティでしばるのは、
確かにギスギスして、冷たくて、心が休まらない。
この部分、本当にそう思う。何でも、適度なバランスが必要。

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