藤沢久美のマネーのマナー

帰りの電車でさらっと読めた。
マネーに関する常識について、いろいろ。
この本のつくりそれ自体が、
ビジネスのヒントになった。

以下ひろったところ。

・大人になればなるほどに、時間のコストは高くなる。やるべきこともたくさんあるし、責任も重い。時間コストをいかにセーブするか。それで、生涯のリターンは大きく変わる。
 精神コスト。これも意外にバカにならない。ドキドキハラハラしたり、不安になったりする精神コスト。それは、周りの人との関係に影響したり、仕事の能率を落としたりする。
 時間にしても、精神にしても、「目に見えないコスト」の存在を知ることで、お金のように目に見えるコストの意味も変わってくる。自分にとって大切なものは何か。プライオリティをつけることが、コストを考える上で大切なポイント。

投資をすること、あるいは投資をしないことが
時間コスト、精神コスト(不安感)を上げないかどうか。
それを吟味することが大切。バランスが大事だ。

・支払っている保険料の何割かは保険会社の手数料。すべてが保険金の原資として運用されているわけでもありません。保険に限らず金融商品と付き合う際には、目的が明確でなくてはいけないのです。何のためのお金を用意したくて、金融商品を買うのか。そのことが大切です。

保険、見直さなきゃ。

・一部の批判をうのみにして、投資経験を積まずに老後を迎えたとき、誰もその生活を支えてくれないかもしれない。社会の前提条件が変わった今、自分で体験して学ぶこと。それが、未来の生活を支えるための本当の投資だと思う。
・積み立てを利用して「買わないリスク」を抑えることも大切です。

買わないリスク という発想がなかった。
確かに、これも機会損失という立派なリスクなのだ。

・「所有」から「活用」へ。人口が減る中では、土地や家は余るはず。
・若いうちに買った土地と住宅を、高齢になったら、賃貸に出して、そのお金で、自らは便利な場所に賃貸住宅を借りることも可能だし、若いうちに賃貸住宅で生活して、貯めたお金で、老後に思い切ってこだわりの家を建てるという方法もあります。

老後に思い切って買えばいい人というのは、
賃貸で、十分な広さや場所に住めるという前提がある。
賃貸で「我慢する」ような場合は、結果的には
もっとも大切な人生の前半という時間を
失うことにもなり得るから、注意が必要だ。

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