放射能からママと子どもを守る本

放射線防護学の第一人者が教える、見てすぐできる安心対策

セシウムの半減期を考えるとまだまだ油断はできないと思うんだけど、
人々の意識からはどんどん薄れて行ってるような気がする。
問題が露わになるのは5年後とか10年後なんだろうなあ。

●測定

・1m地点は大人が立ったときに重要な臓器のある高さ、50cmは同様に子どもの場合、5cmは地表部分の濃度を測定します。1m地点はよく測定されますが、50cm地点は忘れられがちなのが残念です。
・内部被ばく量
  食品からの被ばく量=実効線量係数×放射性物質濃度(Bq/m3)×飲食した量(kg)
  呼吸による内部被ばく量=実効線量係数×放射性物質濃度(Bq/m3)×呼吸率(一日に吸い込む空気の量)×日数

しばらく測定してなかったので、そろそろまた、
近所の測定をしてみようっと。
そのときは、50cmだな。
身長ではなくて重要な臓器のある高さだったとは、知らなかった。

●影響の最小化

・セシウム137の半減期は約30年なので放射能はなかなか減らないが、代謝を高めて排泄によって減らせる。
・体の免疫力などを上げて放射性物質の影響に対抗する
・放射線障害を抑えるうえで、このビタミンCが有効なことが多くの研究者によって明らかにされています。放射線の体への作用の仕方には2通りあります。ひとつは放射線が直接体内の遺伝子を傷つけるパターン、もう一つは、放射線によって体内で生じた別の物質が細胞や遺伝子を傷つけるパターンです。後者の場合、まず放射線が体内の水分に当たると、フリーラジカルという物質が生まれます。ビタミンCに代表される抗酸化ビタミン類をあらかじめ十分にとっておけば、このフリーラジカルの働きを抑えることができるといわれています。
・アップルペクチンを摂取している子どもたちの方が、摂取しない子どもたちより、効率よく放射性セシウムを排泄できたことが明らかになりました。ペクチンの量としては、一回当たり皮つきのりんご二個分が目安です。
 ①縦に4つ割したあと5mm厚に切る(りんご1kg分)
 ②鍋にりんごを入れ水2lクエン酸5gを入れて煮る
 ③30〜40分煮たら布巾でこす
 ④ボウルにこしとった液かアップルペクチン

ここ、とても重要。
食材に気をつけることができたら、次のステップとして、これだ。
まずはペクチン作りからやってみよう。

●食品全般

・似た構造をもつ食品をとって、放射性物質を体にため込まないようにしよう
  セシウム137≒カリウム ほうれんそうやじゃがいも、昆布やわかめ、ひじき、レーズンや干しあんず
  ストロンチウム90≒カルシウム 牛乳やチーズ、ヨーグルト、昆布やいんげん豆、えんどう豆
・最近は健康的な食生活が注目され、白米より食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれている胚芽米や玄米を好んで食べる人が増えていますが、放射性物質の影響をできるだけ減らすことを考えると、精米された白米のほうが安心でしょう。
・検査、流通体制がしっかりしていれば、食べたり飲んだりしても大丈夫だと思います。
・国が監視を怠ることがなければ、暫定規制値を超えた食品が市場に出回ることは原則ありません。店頭で購入した食品は、ふだんどおりに食べても、問題はないはずです。
・昔から保存食として受け継がれてきた塩漬けや酢漬け、マリネなどの調理法は、放射性物質除去の意味でも非常に効果的です。魚や肉、野菜などは、塩漬けや酢漬けにすることで放射性物質が染み出しやすくなります。肉は一度冷凍して、解凍したときに染み出た肉汁を捨て、4〜5時間10%食塩水に浸しておくと、90〜95%の放射性セシウムを除去できるとされています。

「国が監視を怠ることがなければ」という前提付きの安心は、意味がない。
そもそも監視を怠る前提で考えなければ、リスク管理とはいえないじゃないか。
この人なにいってんだって感じ。

●肉

・肉はよく煮ることで、大部分の放射性物質が煮汁に染み出します。この際、調理したあとの煮汁は使わずに捨てましょう。肉を焼く場合は、そのまま焼くとすべての放射性物質が肉のなかに残ってしまいます。すこし煮てから煮汁を捨て、調味料を加えながらフライパンで焼くといいでしょう。
・肉の内蔵や骨からとっただしには、放射性物質が多く含まれています。だしを料理に使うのは避けたほうがいいでしょう。

●魚

・煮魚や照り焼きにすれば、煮汁や漬け汁に放射性物質を染み出させることができます。その際、調理後の煮汁や漬け汁は使わずに捨てましょう。
・放射性物質が食品のなかにそのまま残ってしまうため、魚をまるごと焼いたり揚げたりするのはおすすめできません。魚の骨の部分には、放射性物質がたまりやすいといわれています。骨をまるごと食べる唐揚げや南蛮漬けや、しらすあのような小魚の料理は避けたほうが無難です。
・それでも気になるという場合は、放射性物質がたまりやすい骨や頭を避けて食べるとよいでしょう。

●野菜

・まず、土や大気にふれた部分を捨てます。たとえばキャベツの外葉(3〜4枚)、かぶの葉やねぎの葉の青い部分、にんにくの皮などは、洗う前にしっかり取り除きます。
・表面に傷や裂け目がある場合は包丁で取り除きましょう。放射性物質はこうした部分にたまりやすいといわれています。
・(洗う時)お湯の流水だとさらに効果的

土曜は妻ではなくて私が料理当番なので、
このあたりのことを考慮して、少しずつやってみようと思う。

●その他

・母乳から検出されている放射性物質の量は、赤ちゃんの健康に影響を与えるほどの量ではないと考えられるので、母乳に含まれる成長を助ける成分のほうが、より大切だと思います。
・高度が0〜60mg/lのものが軟水
・高度の高い水は、長期間与え続けることで、腎臓や膀胱に結石ができることがあります。

少し、ミネラルをとりすぎていたかもしれない。
結石ができないように、調節しなきゃ。

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