THE RULES

理想の男性と結婚するための35の法則

神田さんの殿様セールス法というのがあるが、そういう意味で、この本はセールスやマーケティングとの関わり方にも応用できるヒントが満載だ。Mr.Xの初期のアドバンスマインドで言っていることも、ここの内容と通じる。見事に一致する。あれを女性が結婚を目的にして考えた場合にどうなるか、という視点で書かれていると考えるとわかりやすい。


なお、書かれている内容を表面的にしか理解できない人にとっては、単なる駆け引き奨励と操作主義について書かれた本ということになり、印象はよくないかも知れない。
しかし重要なことはテクニックではない。その要諦は、「セルフイメージを高めることの重要性」にあると思う。(実際に、「操縦してはいけない」と説いている)
またこれは、テクニックではなくて法則だ。いいとかわるいということではなくて、「心理はそのように動く」という法則について書かれている。そのことについて理解して読めば、すさまじいパワーのある内容が書かれている。
●メモしたところなど

男性は、生まれつきチャレンジすることが好きなもの。チャレンジする機会を取り上げると、彼の興味も失せてしまいます。

好きな相手に対しては、好きでもない相手に対するように行動すればいい。

大切なのはいまの自分で十分なのだという自信を持つことです。
香りのいいお風呂につかり、読書をして、「私は美しい。私はとっても魅力的」と、楽観的な気持ちで自己暗示をかけます。

「やあ。今日の午後から映画でも観に行かない?」と電話してくるのは、衝動的というのとはちょっと違います。彼はたんに退屈していたか、本命の女性がつかまらなかったのであなたに電話してきたのかもしれません。彼にとってあなたとのデートは、高級レストランに予約を入れるように、事前にやっておくべき特別なことではなかったということです。衝動的になるのなら、それはデートの最中に起きるべきです。たとえば、食事のあとに突然海が見たくなって夜の海岸にドライブに行くというように。

「一緒に住めばふたりはより近くなる」という幻想を抱いている人は、「ふたりの仲が疎遠になりかけたときにプロポーズを受けた」女性がたくさんいることを思い出してください。

彼は常に自由だと感じていなければならないのです。「自分と一緒でないと楽しい思いをさせてくれない妻」と思われないように。彼のやりたいことを押さえつけなければならないような関係なら、そこに何か問題があるのです。彼を操縦しようとしてはいけません。「法則」では、けっして無理に強制はしないということをお忘れなく。

ひとことでいうと、
 何を考えているのかわからないという魅力
 それにチャレンジをする男性。
というイメージだろうか。
なお、あとがきにも書かれているが、男性はとくに、RULE35を最初に読めば、この本の価値が理解できることだろう。

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