THE RULES 3

幸せな愛と結婚のための法則
The Rules for Marriage

すべての既婚女性に贈りたいと思った本。
読み方によっては批判も多いRules, Rules2とは違って、こちらの内容はかなり受け入れやすいのではないかと思う。
とくに、Rule#27にある、”あなたの人生を楽にする10のヒント”は、必読。日本では必ずしも全部実行するのは難しいものもあるけれど、考え方はとりいれておいて損はない。


メモしたところを以下に抜粋した。
●原則
> 幸せな既婚女性でいるということは、一緒にいることと自立していることのバランスを見つけるということです。自分の人生を生きることをやめ、夫に頼りすぎたり、べったりしすぎたりする妻は、最後には失望して不満をもつでしょう。
●幸せな夫婦生活のための習慣
> 一日のうち最低20分は、それが食事であれ、コーヒーであれ、あるいはたんに肩を寄せ合っているだけでも一緒に過ごすようにしましょう。
> 彼が帰宅したら15分はそっとしておく。家に着いたらタイムカードを押さなければならないような気分にさせないように。彼がリラックスするまで、何か用事を見つけましょう。
> 彼が言えを出るときの元気付ける言葉
・営業の電話頑張ってね
・あなたのプレゼンで、みんなを驚かせてあげて
・相手を圧倒してきてね
・顧客はあなたのものよ。そうでなければ、彼らは見る目ゼロだわ!
・大丈夫よ!
・応援しているわ
・帰ってきたら、今日の事件について話して聞かせてね
> 家でも会社でも、留守番電話をオンにしておきましょう。電話をかけてきた相手をチェックするのは、時間とエネルギーを無駄にしない秘訣の一つです。勧誘の電話や間違い電話にいちいち出る必要があるでしょうか?
→ 妻にそれとなく伝えたい…かも?
●イライラの本当の原因
> なぜ、私たちはつい意地悪な言い方を選んでしまうのでしょう?それは私たちがイライラしていたり、傷ついていたり、自分が正しいことを主張したかったり、復讐したかったり、あるいは夫の仕打ちにショックを受けていてそのことを知らせたいと思っているからです。
> あなたを苛立たせている「本当の」理由は何なのか、よく考えてみては? 女性が夫にくどくど小言を言う場合、本当の原因は他にあることが多いのです。人生に、何か不満があるのかもしれません。仕事がうまくいっていないとか、子どもが言うことを聞かないとか、やることすべてが思惑どおりにならないというような。何かを思いどおりにしないと気がすまないので、夫に八つ当たりをして家の雑用を指図します。夫が頼んだとおりに動くと満足感を得ることができるため、彼女にとっては雑用がすごく重要なことに思えるのでした。この状況が理解できれば、あなたは欲求不満の八つ当たりをしている自分が見えてきて、あまりガミガミ言う必要を感じなくなるはずです。
→ 投影とか八つ当たりについての理解を進めると、怒りが静まる。男性の側にもこの知識があると、妻のイライラを受け止めてあげる度量ができる。この知識は本当に重要だ。
> 大声を出してはいけないもう一つの理由は、彼の焦点が自分の落ち度ではなく、あなたの怒りに向いてしまうからです。たとえば、いつもコンピュータに向かっている彼に、家の中のことも手伝ってほしいとあなたが叫べば、彼は「そうだ。植木をきれいにする約束をしていたね。これからやるよ」と言うかわりに、「どうしてそんなことで大声を出すんだ?」と言うでしょう。
> あなたの叫び声によって彼は目覚めて、アドバイスを聞き、心を改めましたか?たぶん、そんなことはなかったでしょう。穏やかに話さなければならない最大の理由は、夫に話を聞いてもらうため。これがそもそもの目的だったはずです。
→ 男性に対して「勝負」を挑むほど不毛なことはないと思う。ほとんどの男性は、攻撃されたと感じたら、無条件に徹底抗戦に出ざるを得なくなる。要求は、負けを認めさせることではないはずなのだから、「攻め(責め)ない」方が賢い。
> あなたが子どものことで愚痴をこぼし続けていたら、同情してくれるのは最初だけ。そのうち彼は最も手厳しいあなたの批評家、口やかましいアドバイザーになるでしょう。子どものことを夫にいちいち報告するのは、家族の絆を強くするため、育児を2人で一緒にやっていくためだとあなたは主張するかもしれません。でも親として夫との絆を深めたいのなら、子どものよいところを報告するようおすすめします。ジョニーが今日は一人で歯をみがいた、ジェーンが初めて自分の名前を書いた、ブリタニーが「お願い」と「ありがとう」をちゃんと言うようになった、というように。
> もし夫が毎日家に帰ってくるたびに仕事で起きた重大事件について愚痴をこぼし、ブリーフケースから書類がバラバラと落ちてパニック状態だったら、あなたは彼の能力に疑問を抱くでしょう。逆の立場も変わりないのです。
→ 男性と女性では、問題解決の仕方そのものが違うわけだけれど、これは女性向けに書かれた内容なので、男性に歩み寄ることを勧めている。ただしこれは、あまり我慢を強いたやり方をすると、女性が男性化して、セクシャリティーを失う危険もあるので要注意。同じように、男性が女性に歩み寄って、女性脳的な問題解決方法をするように強制していけば、女性化し、男性としてのセクシャリティーを低下させるきっかけにもなる。このあたりのバランスを考える必要もあるだろうと思う。
●すれちがい – 女心をわからない状況
> あなたは新しい服を着て夫に「どう?」と聞きます。彼が「いいんじゃない」と言ったらあなたは「それだけ?」とがっかりします。彼は「似合っているよ」と言うでしょう。あなたが聞きたいのは「きれいだ」「セクシーだよ」「すごくいい」という言葉なのに、彼がそう言ってくれないので自分は美しくないような気がしてくるのです。お店ではすごく素敵に見えた服を着てもう一度鏡の前に立つと、同じ服がさえなく見えてきます。似合っているかどうかも、もうわからなくなってきました。気分が落ち込んで混乱し、傷ついて自分が魅力的ではないように感じてしまいます。このような拷問を受けたくなければ、夫に意見を聞くのをやめましょう。
> こちらはうまくやっているつもりなのに、夫が頼みもしないことに口を出してきて物事をコントロールしようとしている気がして、気分を害している女性は大勢います。自分の能力が疑われていると感じて侮辱されたような気分になり、夫に怒鳴ることになるのです。
→ 男性である自分は、ここを読んで、「ああそうだったのか」とはじめて納得した。女性が求めていること、求めていないこと、まだまだよくわかってなかったなぁ…。
> おそらく前に一度「料理をしてくれて、掃除をしてくれてありがとう」と口にしたことがあり、その言葉が20年有効だと思っているのでしょう。時間どおりに出勤する社員にいちいち感謝する必要がないように、あなたが料理をしたりドライクリーニングを持ってきたりするたびに「ありがとう」と言う必要がないと思っているのです。あなただって、彼が仕事に行くたびに、ゴミを出すたびに感謝をしてはいないでしょう。
→逆にいえば、これを自然な形で、いやみではない方法でお互いにすることができたら、かなりよい関係が築けるはずだ。自分は意識してこれをやっている。
●その他
> 子どもはどうやったら自分たちの欲しいものが手に入るかよく考え、あなたをテストしています。ですから、つけこまれないようにしてください。規律をきちんと与えたほうが、彼らはあなたを尊敬するのです。子どもはルールに反抗しても、本当は限界ラインをきちんと決めてもらい、良いこと悪いことの区別をはっきりさせるのが好きなのです。
> 彼女(浮気相手)を責めるのは、夫の飲酒を酒屋のせいにするようなものです。自分を高尚に保ちましょう。

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