西洋文明の常識

たまに妻に、
「効率主義なところがキライ」
「何でも仕事のように片付けようとするはイヤ」
「上司と部下じゃないんだから、その喩えはヤメテ」
などと言われる。
西洋効率主義の影響?
ビジネスの勉強をしていると必ず感じるのは、
欧米、とくにアメリカで行われていたことが、少し遅れて、日本に輸入されるということ。
つまりみんな、アメリカの成功事例を学んでいる。
でも自分は、どうしても西洋の合理主義を「そのまま」輸入することには抵抗がある。
儲かれば何をしてもいいのか?
儲かればどんな売り方をしてもいいのか?
ニーズよりウォンツに訴求する広告やセールスレターは低俗な欲望主義ではないか?
購入者の”自己責任”として全て割り切っていいのか?
競争社会でそんなことを考えるのは甘いのか?
モラルのあるビジネスってなんだろう?
そんな疑問を持ちながら、ページをめくってみた。
改めて「西洋文明の常識」について知っておきたいと思って。

 

●気づき

1998年の本ということで少し前のものになるけれど、
今読んでも、すごくズッシリくる。
良書。

これを読んで、モヤモヤしていた頭がスッキリした。
私は「善人」になるつもりはないけど、
かといって「死の商人」にもなりたくない。

欲求を引き出して、売る。
欲求を煽って、売る。
欲求を拡大させて、売る。

これらは何を意味しているのか。
欲求そのものには善悪は、ないのかも知れない。
だから、欲求に影響を与える技術も、認めてもいいのかもしれない。、

でも技術は、使い方を間違えるとタイヘンなことになってしまう。
広告のパワーを知り、マーケティングの力を知り、
コントロールの「技術」に自信がついてくると、
そんなことも考えるようになる。

「ビジネス」の意味について改めて考えてみた。
そして今日、この本にひとつの答えをもらった。

 

●こんな方にお勧め

  • 外資系企業でつらい思いをしてる人
  • 聖書の新約と旧約を新「訳」と旧「訳」だと思ってた人
  • 男女平等 の意味について悩んでいる人
  • 銀河英雄伝説にはまって、民主政治と専制政治に悩んじゃった人
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