新・資本論

僕はお金の正体がわかった

選挙の立候補者にこの人がいたら、
投票したいんだけどなぁ。
読めばわかるけど、すごくまともな感覚の持ち主だ。
私は、この人のことを理解できない人のことを、理解できない。

●お金の本質

・信用、投資、コミュニケーション、この三者の上昇する循環系(サーキュレーション)をどのようにつくりあげるか。これが、お金について考える時に忘れてはならないことです。

●借金について

・35年も健康で同じ会社にずっと勤め続けて、しかも年収が上がるなんて、虚構に過ぎないじゃないかと、なんで思わないのかな、と。だから、そういうことは絶対にしないですね。今までしたことないですね。長期ローンもしないし、要は自己資本に対してものすごいレバレッジを掛けて借りるっていう、そうしう怖いことはしないっていうことですよ。俺はこれぐらい稼げるから、これぐらいだったら借りてもいいけど、これ以上借りちゃまずいっていうのをちゃんと考えろっていう話ですね、単に。
・まとまったお金ってのは、やっぱり親兄弟や知り合いから借りた方がいい。いずれにせよ、信用の積み重ねが必要なんですけどね。僕の感覚で言えば、返せる金利の上限は5%。10%とかだと、もう無理でしょう。
・カードの一回払いはポイントも付くし、絶対お得。リボ払いなんか、絶対しちゃいけないですよ。

周囲がみんな戸建てやマンションを買ってるけど、
ブームに乗る必要はないのだ。
焦る必要もないのだ。
自分はもっと堅実に行こうと思う。
そもそも、新築を買うというのも意味がわからないし。

●お金=信用

・いまの日本人の貯蓄って、自分に自信がなくて、信用が足りないって薄々わかっていて、それで代わりにお金を貯めてますって感じなんですよ。要は、いざという時の信用も自信もないから、お金を貯めておかなくちゃ、みたいな。それは、なんか違う気がするんですよ、僕は。
・それこそ、僕は大学のとき、金ないときとかは全部ヒッチハイクだったんで。100台以上の車に乗ったって、ヒッチハイクすれば旅行はタダですからね(笑)。だからご飯だって、他人の厄介になればいいじゃんって思いますけどね。
・そういうルートをつくれば、全然、食には困らないわけでしょ。で、広くて使ってない部屋を持ってる人なんか、いっぱいいるわけだし、そこに居候すればいいじゃないのって。そうしたら、都心でも住めるよって。居候してる人、何人も知ってますよ、結構いるんですよ。金持ちの人の家には、だいたい一人ぐらいは住んでる、うまいことやってる奴が。で、うまいもん食ってね。だから、すごいなぁって思いますよね、その違いが。コミュニケーション能力一つで、これだけ変わるんだって。

家族ができると、この「信用」の付け方はちょっとかわってくる。
家族もひっくるめて居候させてもらうというのは、独身よりも厳しい。
とはいっても、会社から家をあてがわれる例なんかもあるので、理解はできる。
ここで重要なことは、信用とコミュニケーション能力を大切に ということ。

●情報格差を利用した搾取

・実際の世の中には競争があり、部長や課長といった「階級」や「権限の差異」があります。また、現在の日本は原始共産制ではないので、給与や収入も同一ではありません。「みんなが平等、それぞれが一つだけの花でなくてはならない」とクレームをつけた親御さんたちもまた、現実世界では差異に囲まれて生活しているわけです。だったら、その現実は教えなければ意味がないと思います。現実は不確実で、必ずしも平等ではなく、自分ではどうにもならない運不運に左右されてしまうことすらある。日本は法治国家であり、法の下の平等は明確に謳われています。しかし、それぞれの人生においては、とりわけお金を巡る状況においては、必ずしも平等ではない。それが現実なのです。この現実を過不足なく直視できない人が、考えることを止めて逃避してしまう。現実と誰かに刷り込まれた理想とのダブルスタンダードを自分のなかに共存させておいておかしいと思わない。これが思い込みの始まり、短絡的な理解というものの正体なのではないでしょうか。思い込みに従うのは楽で簡単です。しかし、思い込みにはまってしまっているうちは、いつまで経っても悪賢い人たち、あざとい人たちによって不当に搾取され続けてしまいます。
・こんなにレバレッジを掛けまくってる世の中なのに、なんでそんな嘘を言うんだろう。貯金は美徳である、あるいはコツコツ貯金をしなさいっていう、もう宗教じみた考え方でゼロレバレッジを推進するような、なんでそういうことを言うんだろう。そう思いませんか?
・一部の人たちが情報格差を利用して、本当は安全にレバレッジを掛けられる方法があるのを知ってるのに、自分たちだけやって一般の人たちには知らせてないだけなんじゃないか、と。なのに、一般の人たちに向いてはゼロレバレッジがいいですよ、堅実でいいんですよって言っとくだけで、実はすごいリスクを取らせてる。片や、裏では。で、そのことを、みんなが理解してない。知らされてない。お金に対する教育がなされなさすぎてて。
・飲食店はやはり水商売なので、あまりお勧めしません。誰にでもできる商売というのは、そのぶん競争も激しい。他人にない自分の特徴=情報格差が一つでもあったら、それをうまく利用することを考えたほうがいい。

子どもと会社ごっこをやるというのは、賛成。
理想を教えることはかまわないけど、幻想を教えてはいけない。
幻想を教える方が子どもには酷だ。

●情報操作

・やりづらいシステムにしてるんじゃないかな。たとえば、僕を捕まえて失脚させたら起業する人が減るだろうって、それはなんとなく伝わってしまうんじゃないですか?
・「街工場の頭の悪そうな経営者が、なんで年収一億なんだよ?」って、潜在意識の中で思ってるんじゃないか。

これは本当にそう思う。
学歴の高いキャリア官僚が世の中を動かしている。
きっと、嫉妬なんだと思う。

タイトルとURLをコピーしました