実戦!問題解決法

元祖マッキンゼー式・人材育成プログラム
すべてのビジネス・パーソンに贈るこれが大前研一の「ファイナル・アンサー」だ
「大前さん、あの時のトレーニングが今でも役に立っています。
 どこへ行っても使えるので、とても感謝しています。」
各界で活躍する大前研一の教え子たちが体験した問題解決の極意

今、シンクタンクの人と仕事をしている。
頭のよい彼らとまともに仕事をするために、自分に何が足りないか?
そんなことを考えながら、ページをめくってみた。


●メモしたところ
(p31)
PSA(問題解決法)の前提は「すべての問題は解決できる」というこだ。英語に「セルフ・フルフィリング・プロフェシー(Self Full-filing Prophecy)」という言葉がある。日本語に訳すと、良く言えば「言った通りになる」、悪く言えば「自ら墓穴を掘る」という自己暗示のような意味合いである。
日本人は何か問題に突き当たると、すぐに「しょうがない」と言う。しかし、「しょうがない」と言ったら、問題を解決できないと認めることになる。「しょうがない」と思った時点で思考は停止してしまい、解決できる問題も解決できなくなってしまう。PSAを身につけたければ、絶対に「しょうがない」という言葉を使ってはいけない。
(p36)足して100になる議論
AとBを足せば全体像になり、それ以外に漏れているものもなければ重複もしていない。こういう論理構造を「自己無撞着」と言う。
(p130)
話の順序としては、まず背景説明をする。唐突に結論を言うと聞き手がびっくりするから、そもそも仕事を頼まれた経緯などを簡単に説明する。
(p140)「指示されること」と「目的を説明されること」の違い
優秀な人が「なぜ、自分は上司に認められないのか?」と悩んでいる場合、その原因の多くは「期待のマネジメント」をやっていないからだと思う。
(p152)検索の切り口
商品の切り口が「ちくわ」でだめだったら、その上位概念の「練り物」で検索してみる。「練り物」でだめだったら、さらにその上位概念の「加工食品」、「加工食品」でもだめだったら「食品」まで広げていく。同様に、テーマの切り口が「ヒット商品」でだめだったら「新商品開発」や「成功事業」と広げて検索してみる。
(p166)
「みんながそう言っている」「業界の常識。当たり前だ」、「今までの経験からすると、たぶんそうだ」。これはビジネスシーンでは、全く説得力を持たない。「みんな」とは誰なのかを突き詰めると、その人一人だけだったりする。

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