超右脳革命

人生が思いどおりになる成功法則

この本は、正直なところ、あまりお勧めできない。
ただ、七田式で有名な七田さんの原点とか根っこにどんなものがあるのか、それを知りたいという人には、参考になるかもしれない。


1996年当時の精神世界に関する知識を、大まかに拾い集めたような本なので、深い内容・今読んで真新しい内容は書かれていない。ただし、その拾い集め方は、幅広く、当時ではあまりメジャーではなかったであろう分野にまで触れられていて興味深い。私自身、その内容を100%受け入れるわけではないが、キーワードを拾っていくための本としてはいいだろう。
しかしこれ、ニューエイジ系の本を読んでいるような、1980年代の「ムー」や「トワイライトゾーン」を読んでいるような、そんな錯覚すら覚えた。
家庭保育園と同じで、某宗教組織との関連がうわさされているのに、その某宗教組織とは全く別とも言える阿含の桐山氏の書籍を引用しているあたりも、ちょっとびっくり。
という余談はさておき、多くの人が、この分野から新新宗教やニューエイジムーブメント、あるいはトランスパーソナルに流れていった中で、七田氏はその探究心を幼児教育に向けていったのだなぁと、その背景がわかる一冊。
私が今回拾ったキーワードとしては…

■脳の階層
大脳新皮質 = ヒト = 新哺乳類 = 知性
大脳辺縁系 = 動物 = 原始哺乳類 = 感情
脳幹 = 動物 = 爬虫類 = 本能
■マヤ暦
1987年~2012年の間に記憶革命が起こり、人々は宇宙の記憶に共鳴するようになる。
そして並外れた才能、知性、感情を備えた新しい人間になる
■ESP Extra Sensory Perception
正式な略語は「超感覚」(超能力ではない)
■変性意識に入る三つの方法
1. ガンツフェルト体験
2. ヘミシンク法
3. 催眠法

この方のヘミシンク法の理解にはちょっと疑問があるけれど。

■イメージを見るために知っておくべき五箇条
2. イメージは必ず見えると思い込むこと。見えないという意識が、イメージを見ることを妨げてしまうからです。
3. イメージを見るためには、まず自分がイメージを見ている姿を想像します。
■イマージェリー
イメージでカラー映画のようにはっきり映像をみること
■室町時代 白隠禅師の軟酥の法(なんそのほう)

これは初めて知ったのだけれど、チャンダリーそのもの。

■原脳細胞(プロト・ブレイン)
人間の原脳細胞が出世時に大量死する現象があるが、胎児によい胎教をすると、この原脳細胞を死なさずに済み、賢い子どもを育てることができる。

などなど。

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