ヤクザの実戦心理術

なぜ彼らの言いなりになってしまうのか

七里さんのすすめで、向谷さんの本に興味を持った。
確かにまぁ、ヤクザのコミュニケーションの中に、
心理学的な法則のヒントがたくさん隠れているというのは、よくわかる。
しかしまぁ、応用できることは、あまりなさそう。


●目に留まったところ

・人脈について
人脈なんてのは、あるように見えりゃいいんだ。なまじ本当にあると、かえってしがらみができてめんどうなもんさ
・バンドワゴン効果
「みなさん、そうです。」
「みなさん、賛成してくれています。」
「みなさん、いいおつき合いをさせてもらっています。
・ケンカの勝敗
表社会の人間は、ケンカをその場の勝敗で考えるが、ヤクザは違う。
今日も、明日も、明後日も、いや一生という期間でとらえることさえある。
早い話がエンドレス。勝つまで、あの手この手でつけ狙うというわけだ。
ということは、ヤクザをその場でブッ飛ばしたからといって、
ケンカに勝ったことにはならないし、相手も負けたことにはならないわけである。
・ライオンが怒るからといって、肉を与えてなだめない。
肉をもらえばライオンがおとなしくなると考えるのは、
お人好しの錯覚で、ライオンは死ぬまで肉を求め続けるのだ。
肉を与えて喜ばしたからといって、草食動物になるわけではないのである。

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