新装版 あなたは絶対! 運がいい

だれでも運のいい人になれる

浅見さんの二冊目。
えーと、そっか、この人、私の少し年下なだけなんだ。
この本は彼女が24才の時に書いたみたい。
すごぃなぁ…

●感謝

・「感謝をする」ことは、理想が実現した時だけでなく、思い描いている途中の段階でも必要なのです。もうそうなるのは決まっているのだから、本当にそうなれて、ありがたいなあと感謝するところまでいかなくては、本物ではないのです。「感謝をする」というのは、実現したことを認めて、本当にその現状に満足しているということだから、そこまで思い描くことができれば、揺るぎないですよね。実現して大喜びな自分プラス、それを心から感謝しているわたしまで思い描こうと思います。

これが、本当の「祈り」
この祈り方こそが、苫米地氏のプライミングにも書かれているけど、
現象を動かす力になる。
夢を紙に書く、の一段階上の話で、実はこっちの方が重要。
しかも、悪意のある願望は、通常は感謝しにくいから、
やはり前提として、その願望は明るいものじゃなくちゃいけない。
人間は幸せになるようにできているんだなと思う。

●直感を実行にうつすタイミング

・直感は思いついたその時にやらなければ意味がないこともわかつてきました。意味はわからないけれど、とりあえずやってみたら、「今行動に移したからこそ意味があったな、ずれていたらだめだったろうな」ということがよくあるのです。「明日のほうがいいかもしれない」「どうせ行くならそっちのほうに用事がある日にしよう」とか頭で考えていると、次の時にはもうそのタイミングがずれているので、うまくいかないことのほうが多いと思います。ふと浮かんだその時がタイミングであり、「直感」であり、「情報」なのです。
・初めはこういう風に考えたくなるのも無理はありません。それをやって何かよいことが起こるかどうか確信していないからです。でも、自分の心が自分に都合の悪いことを思いつくわけはないので、思いついたことを疑わず、素直に単純に従ったほうがいいのです。

直感を認識する力は、田坂さんの話の中にも出てきた。
真剣に生きている人、ある程度の修行を乗り越えた人には自然に身についてくるものだけど、
実行にうつせるかどうか、いつそれをうつすか、というところは、
この本を読んで目からウロコだった。
確かにそう。脳の働きを考えると、
今すぐやる or 今はやらない のどちらかしか、ありえない。

●自分の本音にきく – やりたいかどうかで決めていい

・何か新たしいことを始める時も、まわりの状況を考える前に、まずそれが自分の本音なのかどうか確かめることが大切です。「今やっておいたほうがいいかな」ではなくて、「今やりたいかな」です。どんなに条件がそろっていても、自分が「なんとなく今はやりたくないのよね」と思うなら、本音で動くべきです。自分が本当に気持ちが乗っかっている時でないと、うまくいかないことが多いと思います。結局、本音でやりたいことを、やりたい時にやるほうが長続きして説得力があるし、自分にも相手にもよい結果を生むんですね。迷ったら本音で動く、こうして自分の考え方のパターンができ上がってくると、自分ではどうすればいいかわからない、という迷いがなくなっていくはずです。直感は自分に必要な情報です。だから、迷ったら直感と本音で動くのです。
・自分の好きなことをやって成功したいと考える人は多いと思いますが、好きなことをやらなければ成功できないのかも知れません。自分の本音でやる、本音が一番のアドバイスであることに気付くべきだと思います。

これも、読んで自分が間違っていなかったのだ、と安心できる言葉。
直感に従う、というと、感情を無視したほうがいいのではないかとか、
やりたくないことでもやるべきか、というジレンマにおちいる。
ほとんどの人は、感情を制御することはできない。
ということはつまり、直感は感情に基づいているのだから、
感情とか感覚を無視しても仕方がないわけだ。
逆にいえば、直感というのは、その人の精神レベルとか客観性、心の成熟の度合いにも
影響をうけるということを意味している。どんなレベルの人の脳も、その人の命令に従ったものを引き寄せるのだから。
直感自体は誰にでも働くけれど、
精神性の低い人の直感は、実現する未来も、その精神性に応じたものになる。

●新しい話に尻込みしない

・自分のレベルが上がると、今までにやったことのない新しい話や誘いがいろいろやってきます。自分にできない話がくるわけはないので、勘ぐらずに、気楽な気持ちで何でもやってみたほうがいいと思います。だいたい、お願いする側にしてみても、あまりにも不可能なことを頼みはしませんよね。自分に来る話で、自分にできないことはないはずなのです。試しにやってみたらできちゃった、という結果にきっとなるはずです。それに、世の中のことは「自分が想像していたほど大したことはなかった」ということがほとんどな気がします。

この話と、「やりたいかどうかできめていい」という話は、
矛盾するようで微妙に違うので、慎重に見極める必要がある。
 やりたいんだけどできるかどうか不安→できるからやっていい
 あまりやりたくなくて、しかも不安→やらなくていい
ということになる。

●人間関係の変化

・新しい交友関係が広がったというのは、いわば、自分のレベルが試されているのです。この「お試し期間」に気付かずに、いつまでも同じところで停滞、または下げるようなマイナスの行いをしていれば、レベルの高い相手にとっては自分では役不足ということで、自然と連絡が来なくなって、縁が切れていきます。自分が高い側にいた時に、大して会いたくないなあと思って連絡をとらないようにするのと同じことです。
・自分がレベルを上げるように心がけている時に、知らない間に知り合いとの仲が薄くなってきても、頑張って追う必要はありません。同性異性に関係なく、自分にとって必要がないから縁が切れかかっているわけで、むしろプラスなのです。しばらくして、向こうのレベルが自分に追いついてきたり、自分のレベルが逆戻りしてしまえば、また関係が戻るはずです。でも、このような精神レベルの関係は見えない次元で起こっていることです。自分の相手に対する個人的感情とは違うので、「あの人とはもう会わないようにしよう」と自分の気持ちで考えて行動を起こす必要はありません。すべて、自然に起こることなのです。

これは本当にそう。
私の人間関係もどんどん変化した。
そしてまた、変化し続けている。
どんどんフルイにかけられ、しぼられていく。

●言葉の力

・信じられないようなラッキーなことが起こった時は、「ありがたいことだなあ」と感謝して、その状況にふさわしい自分になるように、レベルを上げるべきなのです。
・黙っているのはいいとしても、この人のように失敗した時の予防線を張っておく人がよくいますが、本当にそうなってほしいと思っているのでなければ、心にもないことは言うべきではありません。言葉の力を甘く考えているのです。言葉には、自分にそうと思い込ませるだけでなく、物事をその方向に向かわせる力があります。自分にとってマイナスのことは冗談でも気軽に言ってはいけないのです。

かくいう私も、昔はずっと挑戦から逃げていたので、予防線をはってしまう人の気持ちもよくわかる。
でも、果敢にぶつかって失敗する方が、失敗を恐れてはじめから挑戦を放棄するより、(他人からみても)100倍もかっこいい。
そのことに気付けない人、とても多い。
実は私も、これは、子どもの親になって子どもから学んだこと。
背景にある「人からどう思われるか」というところの問題を解決するには、
子どものころ、失敗に対して周囲がどう接したかということが大きくかかわっているのだろう。
また褒め言葉に対する対応という意味では逆に、
男性の方がとくに、謙遜という名の過ちを犯してしまう。
「いやいやそれほどでも」「ぜんぜん」という卑下、
妻や息子娘といった身内のこともとても低く言うという悪しき習慣。
そうではなくて、すなおに「ありがとう」といってその言葉を受け取るべきなのだ。

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