塾不要 親子で挑んだ公立中高一貫校受験

長男・次男を続けて合格させた父の手記
塾へ行かなくても入れる/学費が安い/私立に負けない教育内容
「公立中学は不安だが、私立もちょっと・・・」という親御さん必読!

●公立中高一貫校を受検するという事
・小学校の成績が振るわない子は、桜修館や白鴎ではいきなり大きなハンデを負うことになる。九段なら通信簿が悪くても当日の試験で一発逆転ができる。
・公立中高一貫校の試験で問われるのは答えそのものより、そこに至るプロセスだ。多くの私立は答えそのものを求める。正解は一つしかない。だが公立は正解よりもそこに至る理由、なぜそうなったのか、その理由を書かせる。それも「あなたの考え」を。答えは当然、一つではない。ただ知識を増やすだけでなく、何かを見たり、聞いたりしても、ふだんから「なぜだろう」と意識する姿勢を持つような子を、公立中高一貫校は求めているのではないかと思う。

九段も選択肢としては考えてもいいかもしれない。
まずは中高一貫校であれば良いので、最高峰の偏差値とかじゃなくても別にいいわけで。

 

●親の関わり
・公立中高一貫校は私立以上に、親の受験だと思う。親がどれたけ関われるのか、どれだけ勉強をみてやれるのか、極めて重要だ。「あなたの経験に基づいて答えなさい」という問いかけは、大げさに言えば小学六年生にこれまでの十二年間の生き様を質していることだ。親が一緒に考えてやるのは当然だと思う。
・記述式の答えや作文を書き込む時、「あの時の試合の経験を書いたらどうだ」とか「あの旅行の時の話が使えるぞ」といったアドバイスは、塾では絶対にできない。
・通信添削も基本的には親がきちんと見てやらないと効果がない。作文の添削は生徒一人ひとりの個性や環境などをまったく知らない人が手直しをしている。文章の構成などは直せても、「あの運動会のエピソードを入れてみれば」とか、「同じテーマの記事が昨日の朝刊に出ていたよ。読んでごらん」などというアドバイスは絶対にできない。

確かに、そう。
そしてまた見方を変えれば、そういうことができる親の元で育った子を求めているということか。
考えてみれば、これこそが、真の英才教育というやつなのかも、しれない。

●作文
・作文の問題は設問が四百字以内でも六百字以内でも、全て二百字程度に変えて作文ノートに書いていった。

過去問の使い方も、日頃の日記の使い方も、
受検対策としてあらかじめ感覚を掴める字数にしておくのは、とてもいい。

 

●解き方
・要求されている答えを的確に書くため、私は次男にこう命じた。「設問の問題文は全て、下に線を引いて読め。要求されていること、つまり理由を書けなのか、わかることを書けなのか、重要な部分は丸で囲め」
・「理由を聞かれていない問題でも、理由を書き込みなさい」

いっとくの法則 というやつ。
特に「理由を聞かれなくても」というやつは、なるほどーと思った。

 

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