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マナー本にのってない!口コミマナーが一冊に!
一生役に立つ!本当に知るべきマナーはこれ!

さすがベネッセ。
ウィメンズパークからまとめられたすばらしいマナー本。
そろそろ年賀状の季節だなぁと思って読んでみた。


以下、知らなかったことや、間違って覚えていたこと。
あるいは、あやふやだったところ。
●結婚式

・着物の「格」
ミセスの場合、親戚の結婚式なら留袖、友人や知人の披露宴なら訪問着、織りの着物や小紋は普段着で披露宴のような華やかな場所にはふさわしくない(現代では必ずしもそうではない)
・殺生をイメージさせる素材(毛皮や爬虫類)はおめでたい席にはふさわしくないとされてきた。(最近ではあまり気にしなくなってきた)
・乾杯するときはグラスを合わせない
・名札や献立が書いてあるメニュー、席次表は引き出物の袋に入れて必ず持ち帰る

あまり呼ばれたことがないので、実はよくわかっていない。
堅苦しい形式的なものより、気楽な会費制のパーティーの方が楽だなぁと思う。
●葬式

・故人との対面は自分から申し出ない 白布は遺族が取るもの。
・どんなに親しい間柄でも、誣いん亡くなったときの様子を聞くのはタブー
・金○○円也の「也」は「である」の意味。必要ない。
・3名以上の場合は、代表者一名を中央に、その左に「外一同」「友人一同」などと書き、メモを入れるか中包みの裏側に、全員の名前と住所を書く
・お札は新札でもOKだが、気になる場合はたてに一本折り目をつけてから中袋に入れる
・バッグは布製が正式
・服装は、一周忌までは喪服で、それ以降は地味な平服でかまわない。

知らなかったことがたくさん。
とくに、三回忌以降は平服でもいいのか。
この前は喪服でやってたなぁ。
●贈り物

・お返しが不要なもの(ただし感謝の気持ちをこめて、お礼状を本人に書かせる/お祝いにいただいた品物を身につけている写真を同封するなどがマナー)
  お中元・お歳暮
  子どものお祝い(七五三、入学祝いなど)
  昇進祝い
  餞別
  災害見舞い
・目上の人や、お返しに現金を贈るのは失礼。(但し開店・開業祝いに限っては失礼にあたらない)「生活の足しにしてください」という意味があるため。
・目上の人の子どもには「お年賀」(お年玉とは、年神様からいただいた魂を、目上の人から目下の人へ分け与える、というもの。上司の子どもなどにあげるのは失礼)
・出産については、身内以外の人も広くお祝いするのが一般的になっているが、本来、子どもに関することは身内の祝いごと。七五三/入園入学/就職/成人式は祖父母や親戚に限られる。
・出産祝いは、赤ちゃんが無事に誕生したという知らせを聞いてから贈るのがマナー。
・出産祝い、かなら親しい仲なら遅れてもOKだけど、お祝いが遅れた人に改めてお返しするのは面倒だから「お返しはなしで」と伝える。
・お中元・お歳暮は、この人とは一生つきあいたいと思う相手に贈るものなので、一度贈り始めたらずっと贈り続けるのが基本。
・お中元・お歳暮の送り状、目上の人にはハガキは失礼。「ハガキにて失礼します」と書き添えれば常識のない人とは思われずに済む。
・器お返しの際にアメを入れるなどの心配り

ああ、知らなかったばかりに失礼なことをしたり、恥を書いたり。
だから、知識って必要なんだと思う。
自分が何を知らないのかを知らないのだから、誰かにきくこともできない。
こういうのは結局、事前に知識として学ぶ以外、方法はない。
お年玉とお年賀の話は、知らなかった…。
●訪問とその他のおつきあい

・訪問は、「5分遅れ」までに着くのが最適
・紙袋や風呂敷から出し、「心ばかりのものですが」
・おみやげとしていただいたものは、お客様の前では開けないのが正式なマナー。ただし親しい間柄ならこのかぎりではない。先方がすぐに開けてみてほしそうなときは、その場で開封。
・長居→「うしろのお時間はよろしいですか」「お茶のお代わりはいかがですか」「電車のお時間の都合は大丈夫ですか」

自分、この辺まったくわかっていなかった。
早すぎたり遅れすぎたり、長居したり…。世間知らずだなと反省。
●手紙

・和封筒なら三つ折、洋封筒なら四つ折
・和封筒の裏面の住所と名前は、中央の線をはさんで書く
・セロハンテープで封をする, お悔やみの手紙に二重封筒を使う, 連名宛名に敬称の様がひとつだけ…はNG
・目上の人の手紙に「追伸」を書くのもマナー違反
・一筆箋は目上の人に出さない。(先方が親しい間柄ならこの限りではない)
・夫の上司など、面識のない男性に送り状を出す場合は、女性の個人名は避けたほうが賢明。
  夫の言葉で書くとき → 名前の左下に、小さく「代」と書く
  妻の言葉で書くとき → 名前の左下に、小さく「内」と書く
・NG敬語
  「こちらが化粧室になります」→「こちらが化粧室です」(~になる は変化するときに使う言葉)
  「お花に水をあげました」「犬にえさをあげる」→「お花に水をやりました」「犬にえさをやった」(あげる は 与える の謙譲語。花や犬に謙るのはおかしい)
  「どちらにいたしますか」→「どちらになさいますか」(いたす は する の謙譲語)
・本来、年賀状というものは、自分が、自分の見知っている人に出すのが基本。夫婦連名の宛名にする必要はない。
・便箋の元の形は巻紙。巻紙は1枚でもOK。ただし気にする人もいるので白紙の2枚めをつけることも多い。

だいぶ昔に、秘書検定の勉強をしたことがあって、手紙の基礎は学んでいたような気がするけど、
そういえば、ビジネス以外のマナーはあまり深くふれていなかった気がする。
年賀状、今年から連名はやめよう。
まだまだ知らないこと、あるんだなと思う。
●食事

・料理をこぼさないようにと手を添える「手皿」はマナー違反。添えるなら手の代わりに懐紙を使うのがマナー。
・にぎり寿司は手でも箸でもOK。箸を使うときは、寿司を横に倒して、ネタとご飯をはさむようにすれば、ネタにしょうゆをたけやすくなる。
・上着などをイスの背もたれにかけるのは、見苦しいのだやめる
・料理のシェアは、「お料理を分けたいのですが」と伝える。自分たちで勝手にお皿の受け渡しはしない。なお飲み物のシェアや交換はNG。
・本来、パンはメインの料理と一緒に食べるもの。前菜やスープが終わったあとで食べ始めるようにする。
・立食パーティーのイスは、疲れた人や年配の人、身体の不自由な人のためのもの。基本的には座らない。
・中国料理では、取り皿は持ち上げない。持ち上げていいのは湯のみとグラスだけ。

食事については、それを知っている方がかっこいいという意味で、
子どもの教育上、知っておきたい。
まだまだわかっていないこと、あったな。
そんなの知らないよって感じだけど、子どもに恥を書かせないように、
少しずつふるまいを変えていかなくては。
●その他

・タクシーと自家用車では席次が異なる。自家用車では助手席が最も上席
・近隣のアパートの住人がいつも家の前に路上駐車→「我が家に苦情がきて困っている」の紙をワイパーに挟む
・チップの目安
  ホテルでベルボーイには荷物一個あたり100~200円程度
  ホテルで部屋を掃除するメイドには客一人あたり100~200円程度
  ホテルの内外を問わず、飲食店で食事をした場合は料金の15%

そういえば、路上駐車の車に苦情、自分もやってみようかなと思った。
いきなり警察に通報したら、やっぱり恨まれるかも知れないな。
コミュニケーションプロトコルとして意味を持つマナーもあれば、
国際化や、文化背景、習慣の変化によって、この時代では形骸化したマナーもある。
必要なマナーなら、確実に義務教育で教えるべきだよなと思う。
義務教育では教えられないってことは、
家庭によって教えられたり教えられなかったりするってことを意味する。
それって、なんだかフェアじゃない。
環境によって、世間知らずとか、常識のある人だとかが決まってしまうのって、
何だか違和感がある。子どもには責任がないのに。
本音としては、もう自分の時代では、こういう形式的なこと、やめたい。
だから、若い人がマナー常識的に失礼なふるまいをしても、
自分としてはきっと怒らないし、どうでもいいかなと思う。

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