経済ってそういうことだったのか会議

あの竹中平蔵と、あの佐藤雅彦がこの地球の経済をやさしくするどく解き明かす、新・経済の入門書

スコーンスコーン湖池屋スコーン とか、
バザールでござーる とか、
知ってますよね。
佐藤さんて、あの電通の佐藤さんみたいです。


●気になったところメモ
(p37)
シェア(株式)という原理は、アメリカでは小学生のうちから学校で教えるんです。
(p127)
まず事実をつくれというのが”Do Fact”で、それがデファクトスタンダードだ。
「ドゥファクト」が「デファクト(defacto 事実上の)」になるわけですね。
(p140)(p307)
アメリカで経済を語るとき、人間を欲望の塊として想定する。
医者は感情を捨てて人間を蛋白質のかたまりと見る
経済学では人間を労働力とみる
→ 複雑系とともにみなおされている
(p214)
産業のカタチとして「前方連環」・・・川上から展開させる方式は歴史的にうまくいかない。
「後方連環」・・・消費財をつくってそれを伸ばしてから川上にうつる方がうまくいく。
消費財の中でも、特に居間輸入しているものを作る。
それで競争力をつけたら、今度はそれを輸出できるようにする。
→ これをミクロに置き換えれば、つまり自分がほしいものをつくるということ
(p250)
アクアラインは、セメント業界と鉄鋼業界が利権を分け合うカタチで半分は会場、半分は海底トンネル。
つまり、半分トンネルで半分橋。
(p259)
教育はコンセプトとしては投資かもしれませんが、
ただ計算の扱いとしては、税法上も経済統計上も、消費とみなします。
→ 投資か消費かはカタチがあるかないかで判断されるのだけど、
  逆にいうとこれを目に見えるようにすれば・・・
(p268)
儲かっているということを、「マーケットが評価している」っていう言葉で経済学的には表現する。
(p278)ウォーレンバフェットの言葉
「寝る前に、今この瞬間にも人々の髭が伸びてると想像すると、安眠できる」
(p285~287)
喧嘩したら、もう一対一になりますから。
巨大なものに対しては、対等なふりをしようと・・・。
(p289)
日本のトップが思い切って決断できないのは、彼が株主の資産運用の代理人というより、
従業員の兄貴分のような存在だからです。
選挙で選ばれた大統領と、そうじゃない総理大臣との違いもこの点にあります。
(p296)
経営者というのは、どんな小さな会社の経営者でも、自分で世界を見る目を持っている。
だから、尊敬しなければいけないんだ。
大きな会社じゃない社長でも、大企業の部長に比べたら全然世の中を見ている。
それはリスクを負ってる人の真剣さですね。
(p300)
「起業とexit strategy」という対立した概念を考えておく
(p325)
構造的失業は、企業内失業とか終身雇用の中に隠れてしまっていました。
起業がそれを覆ってくれたわけです。
しかしそれがもう覆えなくなって、・・・「時代は変わった」というカタチで人々は認識し始めた
(p342)
東西冷戦が終わって・・・壁の向こう側にいた人たちがどんどん同じマーケットの中に入って来た。
ふと気がついてみると、今この地球上で市場経済の人口というのは・・・
27億から55億へ二倍以上になった。
こんなこと、いまだかつて地球は経験したことない。
→ チャンスと同時に競争圧力も高まった
(p346)
competitive : 競争的な と competent : 有能な は違う。
competitiveとは、競争でほんの一歩抜け出しているっていうイメージ。
一方competentという言葉は、何が起こってもやっていけるような力
→ USPは、competentでなければならない。

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