「プロ親」になる!

「親力」パワーアップ編
ドラゴン桜激押し「親力」第2弾

帯にドラゴン桜激押しっコピーがあったので、
小中学生向けの受験本かと思ってた。
けど、読んでみたらぜんぜん違う。
確かに勉強についても書いてはあるのだけど、
どちらかというと、発達心理についてが主。良書。
この人、ベンチマーク対象という感じかな。


●原則(Mindset)

・叱る(声をあらだててとがめる)のは人間的に許されないことをしたときなどの例外対応。すべきことは手助け(支援)。感情の爆発ではない。
・しつけより愛情。素行は愛情不足により乱れる。愛情不足をパワーで抑えるのではなく、愛情不足は愛情で解決すべき
・指しゃぶり : 熟した果実は自然に落ちる = その時がくるのを待つこと
・絵を描くときに、線一本の失敗で途中でやめさせない。むしろそれがいい味になることを体験させる
・親としての学びは、即子供のためになる。
・100%→80%→60%→51% 51%でよしと考えると、今まで義務のように感じていたことが楽しみに変わる。それは、努力の放棄ではなく結果の委任

この人の書く内容に一本貫かれている原則もやはり、
多くの人がいうことと合致している。
同じところを志向しているように感じる。
●健康について(叱るより、しつけるより、科学的な工夫が必要)

・姿勢を決めるのは、腹筋力と背筋力 → ゆりかご、反りの運動
・日本人の一日のカルシウム摂取量は平均500mgで足りていない(栄養所要量は 6~8歳600mg, 9~11歳700mg, 成人600mg)
・牛乳だけに頼らない(日本人はラクターゼ(乳糖を分解する酵素)が少ないので、乳糖と結合しているカルシウムはほとんど吸収できないという研究がある)
・加工食品に含まれるリン酸塩や糖分, 肉類などの酸性食品, 甘い清涼飲料やお菓子はカルシウムを奪う

科学的な理解が必要だろうなと思う。
いまだに、気合と根性論だけで教えようという大人が多いのに驚く。
叱る前に子供側の理由と事情、背景を理解すべきだ。
●価値付けること。理解すること

・子供の絵にはいろいろなお話が込められているので、それを引き出してやる。冗談でも決して絵をけなしてはならない。
・子供の作文には、中身に共感することが大切。
 「けんかをして嫌だったんだね」「がんばったんだね」
・様子を詳しく書いているところ / 心の中を詳しく書いているところ / 自分なりに工夫しているところに着目し、認める
・授業で使った教科書、ノート、ドリル類なども、教育的な配慮をもって扱う。この扱い方ひとつで、子供の扱い方が決定される。
・慎重や体重の伸びを数字で示してあげる
・がんばったことが思い出せるように、絵や工作、習字、ノートの積み上げと一緒に記念写真や動画を記録する

子供の作品や記録、成長の証に対して親がどう接するか。
それをみるだけで、親力というものはほとんど見えてしまうような気がする。
●コミュニケーション能力

・たくさんの言葉を身につけていれば、よく考えることができる。たくさんの言葉を知っているということは、たくさんの概念を知っているということ。言葉は思考の乗り物
・すぐに教訓やお説教をせず、聞き、自己開示する。
 「そのとき、どんな気持ちだった?」「そのとき、○○君はどんな様子だった?」→ 描写力や表現力
 「そのときの気持ちがよくわかったよ」「様子が目に浮かぶようだよ」
・子供に話を聞かせることも大切。親が自分のしたことや感じたことを話してやる。それにより子供に上手な話の聞き方を学ばせる。そのときの様子が目に見えるように描写したり、そのときの気持ちがよく分かるように話してやる。オリジナルな表現で。
 「よく聞いてくれてありがとう」
 「しっかり聞いてくれてうれしいよ」

会話も、自己表現のひとつ。広い意味では子供の作品と同じだ。
子供が、懸命につむぎだした言葉や感情に対して、
親はどう接するべきなのか。
●学習意欲や好奇心は親の工夫しだい

・子供の興味と負担軽減のために、下準備をする。
  学習指導要領に目を通しておく
  教科書に目を通しておく
・小学校5,6年になったら、NHK大河ドラマは総集編を使って時代を概観する。
・社会や理科の教科書の音読も有利

NLPを知っていれば自明だが、要は
子どものVAKのそれぞれのタイプを考慮し、どれかに偏らない必要があるということ。
視覚優位の子は教科書や板書の映像で覚えるが、
聴覚優位の子は先生の声や自分の声できいたものが
印象に残りやすいはず。
●習慣 – 写真やビデオや手帳の活用

・誕生日、新学期、新年などの特別な日・節目を生かして新しいことをスタートする
・何かができた日を記念日として習慣にする。
・観光地やお誕生会などのイベントだけでなく「子供ががんばっている姿」を写真やビデオに撮っておく
・人だけでなく、モノを写真やビデオに撮っておく
・何かの記念日に、その映像を見る日として決めておく。そして成長を振り返る。(決めておかないとなかなか見る機会がない)
・親と先生の通信文を、子供は自分のことが書かれているものとしてとても興味を持つ。

・あやとり
これはよいアイデア。さっそくいくつか取り入れよう。
親同士の間でお手紙にしてもよいのではないか。

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