成功脳の作り方

脳が変われば夢が現実化する!
世界一簡単に目標がかなう

よくよく考えると、私、
ウィンウェンガー氏のハイシンクタンク..イメージを解釈して潜在意識を活用する方法とか、
この本にある記憶(イメージ)に文字ラベルを張る方法とか、
そういうことを、子どもの頃、自然にやってた。

●スコトーマ

・脳をフル回転させたときに情報処理をコンピュータでシミュレーションすると、どれくらいのエネルギーを必要とするかを計算した人がいます。その結果はなんと、原子力発電所一個分に相当するということです。
・我々の一日のエネルギー摂取量は、成人男子でも2000キロカロリーくらいですから、3%はおろか、脳のほんの0.01%か、0.001%しか使っていないことになります。つまり、今よりもっと脳を使ったら餓死してしまうのです。だから、脳は本当に必要な最小限のものだけを見て、ほかは見えなくしているのです。それがスコトーマが存在する理由です。
・RASは必要でない情報を遮断するとともに、必要な情報は積極的に取り入れます。ゴールに必要な人に出会えたり、情報が入ったりするのもRASの機能です。よくいわれる「引き寄せの法則」とはこういうものなのです。意識の変化がRASを動かし、必要な情報を集めることによって、行動に駆り立てるわけです。ですから、ゴールを見つければ、「気がついたら行動に移していた」ということになるのです。
・あなた自身では、何がスコトーマになっているかなかなか気づきません。それを気づかせてくれるのがコーチです。コーチがコンフォートゾーンをずらして、スコトーマに気づかせてくれるのです。コーチとは、もともと馬車で送り届ける人のことです。馬車の乗り方を教えてる人ではないのです。乗り方を教える人はインストラクターです。

このあたり、Mr.Xにきいた話そのものだ。
情報ソースは同じなのかな?
そして、コーチの大切さを再認識した。

●ブリーフシステム

・ブリーフシステムは、WORD(ワード・言葉)、PICTURE(ピクチャー・イメージ)、EMOTION(エモーション・情動)の三つで作られています。この三つがワンセットになってブリーフシステムを築き上げているのです。
・言葉危険性は、実際に言葉で繰り返したことは、実際に体験したことと同じ効果があるということです。過去の失敗を思い出して「しまった」と思い、もう1回「しまった」と思うと、合計3回その体験をしたと同じ効果があります。言葉は何度も繰り返すことで臨場感を高めてしまうものなのです。

信念体系とか観念とか言われているものだろう。
仏教観を理解していると、ここはすごく深く理解できる。
さすが苫米地氏。

●コンフォートゾーンとホメオスタシス

・コンフォートゾーンを維持しようとする傾向が自然に働くことを、ホメオスタシス(Homeostasis)といいます。
・人間は食べてもいない梅干を思い浮かべただけで唾液が出たり、暑くなくても、暑いと強くイメージすると、実際に汗をかいたりします。ですから、本当は年収500万円でも、年収1億円だと強くイメージすれば、それに近づこうと無意識にするものなのです。今は苦しいけれど年収が1億円になればいいなと、強く思うのではありません。それでは苦しい現状を維持するようにホメオスタシスが働いてしまいます。なりたいもの、達成した自分を想像し、そのためには、今、自分には1億円の年収があって、こんな仕事をしている、と臨場感を持って想像します。そして、それが現実だと思い込むのです。
・実際に財布をあけたとき、1万円しか入っていなかったら?「ドロボーっ」と、あなたは叫ばなければなりません。笑い話のようですが、このくらいの臨場感を持って感じて、初めてホメオスタシスはあなたの想像を現実だと思い込んで、それを維持しようと機能するのです。あなたが最大限、成功に向けてすることは、成功を達成した状態をイメージし、そのためには今、こうしているはずだと想像してそれを現実だと思い込むことです。
・認知不協和とホメオスタシスをうまく利用することが、成功脳を作るうえで大変重要なのです。
・コンフォートゾーンを正しく設定すれば、自然にポジティブなものしか見えなくなり、ネガティブなものは見えなくなります。成功したときの自分をリアルにイメージすることが重要なのです。そして、成功したら自分らしい、と思い、もし、失敗したら自分らしくない、と思うことでするそれがエフィカシーを高めることになるのです。

成功したら自分らしい
失敗したら自分らしくない
このキーワードを拾えただけでも、この本を読んだ価値がある。
どの未来に臨場感を持つか。
ポイントはそこだけ。

●ゴール設定の重要性

・ゴールが、今のコンフォートゾーンを定義するのです。たとえば地方の高校生が、ミュージシャンやデザイナーとして成功したいと考えたとき、今、自分のいるべき場所は東京しかないと思って、状況するケースが多くあります。ゴールの中に東京で生活することが含まれているので、コンフォートゾーンは東京であり、地元はコンフォートゾーンではなくなります。本当なら家族とか友人がいる慣れ親しんだ地元がいいはずなのに、地元がコンフォートゾーンでなくなってしまうのです。
・そこで設定するゴールは、現状では達成できないゴールであるという厳しい制約を入れたのです。ゴールはもともと現在のブリーフシステムの持つバリューシステム、つまり価値判断をベースとしますから、どうしても現状肯定となってしまいます。つまり、今いるコンフォートゾーンからしかゴールを選ばないということなので、現在の自分がいるコンフォートゾーンをずらす必要があるのです。そうすると、現状の自分では見えなかった本当のゴールが見えてくる可能性があります。コンフォートゾーンを変えてブリーフシステムを変えると、スコトーマがはずれます。はずれたスコトーマのところに新しいゴールが見つかる可能性がある、ということです。
・今のままでいいと思っている人は、ゴールがない人か、ゴールのリアリティが弱い人です。
・自分で設定したゴールによるコンフォートゾーンのホメオスタシスを働かせるには、ゴールの世界があたかも現在進行形で達成しているかのようにリアルに感じるか、ゴールを達成するのに必要な現在のあるべき姿をリアルに感じる必要があります。
・ゴールを設定することで、過去とは異なるゲシュタルトを構築することができるわけです。ということはゴールがない人は、過去の記憶を過去の制約に従って合成し、記憶が作られているということです。つまり、ゴールがない人は過去の中に生きているということになります。逆にゴールがあれば、異なるゲシュタルトをゴールが引き起こす認知不協和を利用して構築することが可能になります。そうなれば、過去に見えなかったものをスコトーマの外側に見ることができるようになります。ゴールがない人はスコトーマがはずれないので、新しい体験をすることができません。つまり生きている意味がなくなります。

逆にいうと、認知不協和がおきていない=現状肯定している といえなくもない。
今の私は私ではない という状態から 未来にこうなる私は、今○○なはず になればいい。
毎日これを想うこと、とても重要。

●ドリームキラーへの対処

・ドリームキラーに対処するには、あなたのゴールを絶対教えないことです。教えなければ、否定されることはありません。あなたのドリームを聞いていい人は、ルー・タイスのコーチングのような勉強をしたコーチだけです。コーチはドリームキラーにならないような訓練を受けています。
・自己啓発書などにもゴールは人に宣言すべきだと書いてありますが、それも間違いです。ゴールは自分に対してはいくら宣言してもいいけれど、人に宣言してはいけないのです。
・ゴールを人に言うことのもうひとつの害は、あなた自身にとってもそれがやらなければならないこと=have toになってしまうことです。have toになってしまった途端、コンフォートゾーンではなくなるので、それが達成できないように無意識が働きだします。
・ドリームキラーは必ずあなたの周りに存在します。それも子どもにとっての親のように、ごく身近な人がドリームキラーになる可能性が高いのです。しえし、ゴールさえしっかり持っていれば、相手が間違っている、私のほうが正しいと、自信を持っていえるのです。この人の言っていることは私にとって価値がないと思えばいいのです。言葉にして相手に伝えると人間関係を壊してしまうので、心の中で思ってください。

ここ、とてもしっくりきた。
成功哲学書で、唯一納得できないことがこの「夢を他人に宣言する」だったから。
これを否定してくれる人がいて、なんだか安心した。
私も同じ思いだったので、すっきり。

●子どもに対してドリームキラーにならないために

・~しなければならない(=have to)でゴールを決めてはいけないのです。have toでしていることは、すべてバイオパワーなのです。もっと言えば、have toは、生活の中に一個でも入っていてはいけないものです。have toを全部消したところにコンフォートゾーンがあるのです。自分の行動すべてを、したいからする(=want to)にすることが、とても重要なのです。
・医者になりたい、総理大臣になりたい、デザイナーになりたい、キャビンアテンダントになりたいというのは、ゴールではなく仮想的なコンフォートゾーンです。年収が1000万円、5000万円というゴールも同じです。これらはみな、ゴールの途中にあるべき状態、ゴールを達成するために必要な状態です。リアリティのない仮想的な想像上のコンフォートゾーンといってもいいのです。医者になってどうしたいか、総理大臣になってどうしたいか、デザイナーになってどうしたいか、キャビンアテンダントになつてどうしたいかを、ゴールにすべきなのです。
・子どもが自分でやりたいと思って選んだものを、他人が評価してはいけないのです。なりたいものになりなさい、でいいのです。夢に向かって頑張っている子どもには「すごいね」「頑張っているね」と褒めてあげればいいのです。それがうまくいっていれば「君らしいね」、もし失敗したら「君らしくないね」と励ましてあげればいいのです。いくら褒めてもいいのです。評価してはダメなのです。
・価値観を教えるなら、徹底的に自分がやりたいことしかやってはダメと教えるべきです。自分のゴールは自分で選んでいい、ただし自分が選んだことには責任があるということだけ、親は教えればいいのです。「きみならできる」と自信をつけさせることが親にできる唯一のことです。そして、子どもが選んだゴールに対して親は何も言わないことです。なりたい職業やゴールの内容を聞かずに、ゴールを設定することが大切だということを教えてあげてください。
・また、小さな子どもには、将来何になりたいかという具体的な職業を聞くのではなく、どんな人になりたいかを聞いたほうがいいでしょう。まだ社会の知識がない子どもには、「優しい人になりたい」「他人の役に立つ人になりたい」というようなことをイメージさせるのがよいと思います。
・ゴールができていることがわかれば、二度と聞かなくてよいのです。ゴールを言わせれば言わせるほど、親に宣言させればさせるほど、本人にとってhave toになってしまいます。親はゴールを設定させる重要性だけを言えばいいのです。「どんな人になりたいかよく考えない」と。

この、子どもと夢の話をするときの話、とても貴重なところ。
私も、職業をきいたり、何度もきいたり していた。
娘との接し方を見直さなければと反省した。
want to が have to になってしまったら、そんなに悲しいことはない。

●ゲーム

・コンフォートゾーンに逃げ込んでいるだけだとしたら、その子にはゴールが設定されていないのです。ゲームをすることがゴールに対して自分が作ったコンフォートゾーンならいいのですが、そうでなければゴールを設定しないとそこから抜け出ることはできません。
・子どもがDSをやめられないのは、DSには臨場感があるからです。ずっとやり続けてしまう理由はそれなのです。ホメオスタシスが働くコンフォートゾーンが、ゴール側から見て作られていればいいのですが、そうでないと奴隷になってしまいます。DSをやり続けている子どもは、自分で作ったコンフォートゾーンではなく、DSやゲームを作った人の奴隷となってしまっているのです。
・我々はコンフォートゾーンの中しか見ることはできません。したがって他人に設定されたコンフォートゾーンを受け入れているということは、自分が見える世界そのものを他人に支配されているということになります。

これこそがゲームを忌避すべき本当の理由。
目が悪くなる という話はぜんぜん納得できないけど、
受動的になる、とか想像力がなくなる という理由でもまだ弱い。
そうではなくて、ここに書いてあることが、知りたかった。
言葉にできなかったモヤモヤを、理論的に整理してくれてうれしい。

●テクニック

・プライミングとは、心理学の専門用語で、先に受けた刺激によって、後に受ける刺激に無意識に影響を及ぼすことです。
・過去の雑念に対して「D」と言うことで、その体験は自分にとって必要でないもの、というラベルを貼るのです。

ラヤヨーガというか、
このあたり、幼いころに自然にやっていたことでびっくりした。
もっと体系的に考えられているという違いはあるけれど。。

●その他

・新しい道路をつくるのに、国が使っている予算は毎年5兆円だそうです。これをすべて使えば、日本全国のバスや電車、飛行機などの公共交通機関がすべて無料にできるという試算があるそうです。
・あまり勉強をしていないミュージシャンが、LOVE&PEACEとか叫んで、愛で戦争がなくなると言っていますが、あれは嘘です。そういう人に限ってドラッグや犯罪でつかまります。愛があるから戦争が起きるのです。自分の子を愛して隣の子を愛さないからいけないのです。自分の国の子どものほうが隣の国の子どもより可愛いから、戦争が起きるのです。
・テロリスト1人のために5人死ぬのはおかしいと、一瞬で判断してテロリストを撃つ人です。論理的で冷静な判断のようですが、これがヒットラーやポルポトの脳なのです。
・MBA教育においては、MBAを取った人は、経営に関することを高い視点で見る訓練をしているので、現場経験を積まなくても、入社してすぐにでも会社を運営できるはずだ、と考えられています。現場の人しか経験したことがないことにも対処できる理由は、高い抽象度思考ができるからなのです。抽象度を高くするには、知識が必要です。高い視点で見ることによっていろいろな状況を認識し、初めて対処できるのです。認識する範囲を広くするために高い視点が必要なわけですが、認識自体は知識がなければできません。犬も猫もライオンもクジラも哺乳類であるということを知っていて、はじめて哺乳類を認識できるのですから。

ただし、抽象度を高めることと、具体化する能力の両方が必要。
手足になる実働部隊が遠いところにあるような大企業なら、MBAで十分なのかも知れないけれど、
中小企業の場合は、抽象思考ができるだけではなくて、
それを実際に動かす部隊に伝え動かすヒューマンスキルがないと、経営はできない。

タイトルとURLをコピーしました