Influencing With Integrity
訳者あとがきに書かれている通り、確かに、Magic of NLPとこの本の二冊は、NLPを人に教え伝えるものとしては絶対に外せない本だと思えた。
特に、巧みな操作 manipulation と 誠実な影響 influencing with integrity の違いはとても大切で、
残念ながらこの本が出版されて20年近く経つ今、NLPそれ自体は広く使われるようになったものの、
巧みな操作のために使っている人が多いような気がしてならない。
また、会議や交渉、セールスへNLPをどう使うかという点で、
ABNLPのテキストもおそらくこの本がその参照元になっていたのだということが理解できた。
また、ロバートディルツが開発・体系化したとされるスライトオブマウスでさえ、
そのような表現はないもののこの本の中にその源流が見て取れたことも興味深い。
