国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング

「その絵を文章にすると?」
「その文章を絵にすると?」
「絵から文」「文から絵」の言い換えワークで、一生ものの国語の基礎が身につきます。
中学受験で頻出!「絵・図」読み取り問題対策にこの1冊

●わかった の意味

・「わかった」・・・子どもには「うん、聞いたよ」(=その言葉が耳に入ってきて、そういうことは認識した)程度 「理解した」ではない。
・わかったつもりで勉強を積み上げていけば、分類しないまま戸棚に大量の荷物をしまいこむように、出すことが難しく、また活用が難しい知識になってしまいます。
・わからない言葉が出てきたら、はっきり「わからない」と言えるようになることが第一の目標
・子どもが「わからない」と言えるには、それを肯定的に受け入れられる環境が必要です。「子どものわからない」を認められる親、それにつき合える親がいる子どもたちの中には、国語ができる子が多いように思われます。ここで言う「つき合う」とは、答えを教えてあげることではありません。「わからない」という子どもに、「何がわからないの?」「どこがわからないの?」「うーん、なんだろうね」「一緒に調べようか?」とわからないことそのものを認め、共有してあげられることです。
・例えば、「このあり、どこから来たの?」と問われたとき。
1. ありの巣から来たのよ。ありのおうち
2. さあどこかな、わからないな、追いかけてみようか

ここは目から鱗。
「さっきわかったって言っただろう!」
と子どもに怒る親は多い。
でもそれは、使っている言葉の意味が違うのだから、
怒るような話ではない。

 

●トレーニング

・音読→全文書き取り・・・文を丸ごと頭に入れ、それを書く練習をすることで、美しい文のリズムや言葉使いを身体で覚えていく。短期記憶の活性化も望める。
・一回で書いてもらう長さは、一文節→読点ごと→一文
・修飾語の感覚
「太陽と雲がある」→どんな太陽がある? どんな雲がある?
「赤くて大きな太陽がある」→簡単に言うと「太陽がある」だよね
・お絵かきトレーニング→絵日記
先に絵を描くことで、その日のポイントになるシーンを必然的に決めることになる。
・絵日記を、「描いた絵を説明するために文を書く」と考えると、そのシーンの前後関係からそのシーンでいま起きていることの説明まで、非常に幅広い説明能力が求められます。このように、絵日記は何かを他人に説明するトレーニングにも最適
・適切な言葉(物の名前)を知っていると、伝えたいことをより正しく、わかりやすく伝えることができる
・「ここから想像されることは何か?」をぜひ考えさせてください。
・想像した部分と、指示のあった部分の区別をつけることが大事です。「回答文にはなかったね。だから想像で描いていいんだよ」
・「言い換え」の習慣を体得していることが、国語ができる、いや、すべての科目において、応用がきく生徒の特徴だったのです。

この本に書かれている内容は、
小学生だけではなく、少し大きな中学生や高校生、
もしかしたら大人がやってもいいかも知れない。
表現力を鍛えるための本当にいいトレーニングになる。

 

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