欲望の心理戦術

金銭欲、色欲、名誉欲の「活用の法則」
欲望に打ち克ち、欲望を満たす!
この「心理戦」の勝ち負けで人生は決まる!!

内藤さんの本は、詐欺師の手口の分析など、
だます人とだまされる人の心理に関する説明がすばらしい。
男女の心理などよりも、やはりこの手の本がいい。

●女性について
・厚化粧しやすい女性ほど、不満屋が多い
・女性に告白するのなら屋内で、男性に告白するのなら屋外がいい
・キャバクラのテクニック : コップについた水滴をタオルなどでやさしく拭き取ってみせる→汚れた男性器を拭っているような連想を誘うテクニック
・男性は、女性の”胸元”をよく見ている。女性は男性の”ウエスト”をよく見ている
・自尊心が傷つけられているときは相手のいうことを聞きやすい(恥ずかしい思い、失恋など)

キャバ嬢に入れ込んでしまう男性は、
この本を一読しておいた方がいいかも。

●広告とセールス
・2時間ドラマで使用頻度が高い単語 : “美人OL” “女弁護士” “女医”
・モデルチェンジ = 消費者の心をくすぐる「計画的陳腐化」
・スーパーマーケットの商品棚では右側に消費者の注意が集中しやすく、左側よりも1.5倍~2倍売れる
・飲料会社は、新製品や売りたい商品を、「右側」に配置している。
・カナダの情報・宣伝機関は、ヒトラーの映像加工により巧妙にメディア操作してアメリカ国民を戦争に駆り立てた
 たとえつくられた映像でも、自分の目で見た人々は、その映像を信じてしまう
・「鑑定書」とか「証明書」といったものに、日本人は弱すぎる

コピーの勉強だけではなくて、
その本質にあるところの潜在意識の誘導という意味では、
Youtubeなどの映像戦略も抑えておいた方がよさそう。

●その他一般的コミュニケーション
・電話で交渉をさせると、なぜか「脅迫的」「強硬的」な交渉が減少しお互いに素直になる(電話は人を弱くする)
・相手の身長が自分よりもずいぶんと高く圧倒されそうなときは座って話す
・相手を待たせる人は、待つ側に対して権力をもつことになる。
・悪いニュースを伝えた人はまったく責任がなくとも嫌われる
・相手の顔の左側(利腕と反対側で随意運動が強く行えない側)に注目せよ。
 顔の左半分(相手にとって右側)で笑っていても、右半分のほうが無表情だとするなら、「ああ、これは愛想笑いだな」「つくり笑いだな」と見抜ける
・声の高さでウソを見抜く
 1) 突然の起こっているような声への変化
 2) 突然の裏返ったような声への変化
 3) 突然のスピード感のある声への変化

大人になると、ウソをつく人って、多い。
顧客を金づるのように機械的に操作しようとするセールスも、
本質的にはみんなウソであり詐欺だと思える。
だまされたく、ないな。
自分は小学生のころ、上野の駅で、寸借詐欺にあったことがある。
大人にだまされて、一万円を、騙し取られた。
とっても寂しかった。
このときの記憶が、少なからず自分が心理学を学ぶ理由として
影響を与えているのかもしれない。

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