プロが教える 買ってはいけない家

行列ができるスーパー工務店の社長が、住宅会社と銀行のタブーを暴露!
欠陥住宅と過剰ローンをつかまされるな!

うちの向かいにある豪邸(たぶん地主さん)が、
庭を切り取って、家3件分の土地を売りに出した様子。
現地即売会なんてのをやってます。それで今日はこの一冊。
SI業界と建築業界って、ほんと似てるなと思った。
それにしても、
エルハウスかサティスホームみたいな工務店が
ここの近所にもあればなぁと思う。


●業者選び

・今の家は10年保障が義務付けられていますが、そんなものは決してあてになりません。建設会社が潰れてしまえば、それで終わりなのですから。
・第三者保障機関による保障制度を導入している業者を選ぶべきだと思います。万が一、建設業者が廃業や倒産してしまった際でも第三者保障機関が引き続き対応してくれます。
・「家づくりノート」適度な緊張感を建設会社に与えることは重要です。
・住宅展示場で「この家(展示場)をこのまま建てるといくらかかりますか?」と聞いてみましょう。奥様の買い物の足として小型車(軽自動車)が欲しいという方がフェラーリやポルシェのディーラーに出掛けるようなものです。ただ、家具や小物そしてカーテンなどの選び方・置き方などのセンスを学ぶのにはとても有効かもしれません。また最新の住宅設備をチェックするという点でもかなり勉強になると思います。
・現場見学会で聞かなければならないこと
「この家とまったく同じものをそのまま建てるとすると、いくら掛かりますか?」
「こちらの素性を明かすのは仕方ないが、私は訪問や電話をされるのが大嫌いなので、そういう会社は候補から外そうと思っています」と冷静にきっぱり伝えれば心配ありません。
「この家は何坪ですか?」
「これは標準装備ですか?」
「(今が8月として)11月には着工したいのですが可能ですか?」流行っているところを選ぶため。流行っているところなら断るはず
「この家を建てた棟梁のお名前は?」
「あなた自身はどんな家に住んでいるの?」
・以下の3つを見るだけでも業者のレベルはわかるものです。
  養生がしっかりしているか
  現場の整理整頓はできているか。資材がぞんざいに扱われていないか
  職人が喫煙や飲食をどこでしているか
・「無料」のはずの相見積もりは建築費に上乗せされている
・あなたや家族が言いたいことを的確に把握してくれる人はとても少ない。レベルが低ければ、担当者を替えてもらうとか、その業者は選択肢から外すとか、ということを考えたほうがよいかもしれません。というのも、「一事が万事」、それ以降の打ち合わせにおいても、きっとあなたの気苦労は絶えないことになるからです。
・値引きができるようないい加減な見積もりを出してくる業者はその時点で検討の対象外にしましょう!

まずは自分たちがどうしたいのか、そのイメージをはっきりさせないと、
相手に伝えるのも、適切なパートナーを選ぶふこもできない。
これは、システム開発における要求の考え方とも同じだし、
人生の伴侶を見つける場合にだって同じ話だ。
●間取りと設計

・夢をかなえる魔法の質問「絶対に住みたくない家はどんな家?」この質問をすると、あなたやご家族にとってより優先されるべき要望が浮き彫りになるのです。
・間取りを考える前に把握しておかなければならないこと = あなたの「敷地」、そして「敷地の外にあるもの」をしっかり把握するということ 新築したのはよいけれど、日照・雨落ち・雪落ちのことで隣人と揉めている方がいかに多いことか。
・プロの設計士でもまずはこの「ゾーニング」という作業から始めます。
・洋服のコーディネートと一緒です。大好きな帽子と大好きなジャケットと大好きなズボンと大好きな靴を合わせたからといって鏡に映ったあなたの姿が格好いいか、というとそうではありませんよね。
・「よい設計」「優れた間取り」には、ある共通点があります。「人(動線)」「光(採光)」「風(通風)」です。
・北側からの間接光というのは一日を通じて光量も安定しています。そのため集中力を維持しやすいのでアトリエや勉強部屋などには最適だといわれているくらいです。
・ひとつの部屋には最低でも窓は2つないと風は流れません。
・凹凸の多い家は凹凸の少ない家と比較すると、構造的にもそれから雨仕舞い(雨水が建物内に入らないようにすること)も不利になります。入り隅という凹の部分は地震などの力が集中しやすく亀裂などが生じやすくなりますし、外周の形状が複雑になるということは一般的に屋根の形状も複雑になり、防水の施工も複雑になり雨漏りなどが発生しやすくなります。
・家づくりとファッションを混同しないでください。今がよければよいというものではありません。できるだけ飽きのこないベーシックなものオーソドックスなものを選ぶことです。
・壁紙は無難なもの、いかも一色でまとめたほうが美しいと思うのです。

虚栄心ではなく、本当に重要なところを押さえておかないと。
●その他

・基本的に返済年数は定年を越えないように設定しましょう!
・金融機関があなたを本当に優良なお客様だと判断すると、競合の金融機関があれば多少は金利の交渉だってできる可能性もあるのです。
・在来木造などでは、この建て前のときにお施主さんが棟梁をもてなす風習があります(これは地域性もあるので一概には言えません)。

夢を計画に落とし込むのであれば、
現実的な、堅実な資金計画をしよう。

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