日本をロハスに変える30の方法

地球を救うモノづくり&まちづくりのヒント。
ロハスの決定版

マーケティング主導、消費ありき、何でも頭にLOHASなを冠するLOHASウォッシュに対する懸念もしっかり書かれている。本当にLOHASな人は、むやみにLOHASという言葉をキャッチコピーにして使うようなことはしないんだと。
といいつつ、LOHAS層に対する(本質的な)マーケティングをどう考えるべきかについて、大変大きなヒントを得られた。

●アメリカ人の3つのタイプ
・Tratitional : 信心深い伝統派
・Modernist : 民主主義と科学主義を信奉する近代派
・CulturalCreative : エコロジーや地球環境、人間関係、平和、社会正義、自己実現、自己表現に深い関心を寄せる人たち(全米成人の約26%, EUの3割相当と推計)。CultualCreatevesは、NewAgeとは一線を画す。経済的に自立し、自分の存在価値を社会科する能力をもち、消費生活も楽しむ。
●マーケットを理解するための4つの階層
・LOHAS層 : 環境と健康に関心が高く実際の行動を起こす。社会的課題全般に対しても意識が高い。自己啓発、精神性の向上に関心が高い
・生活堅実層 : コストパフォーマンスを重視する。環境・健康への関心は高いものの実際の行動にまでは至らない。所得が上がるなどすれば、いずれLOHASグループに移行する可能性が高い。
・中間無難層
・個人利便層
●LOHASな人々の8つの特徴
1.LOHAS層は学歴・年収ともに高め
2.上昇志向を持ちつつ、人のために役に立ちたいと思う
3.自分の健康のために環境に配慮する
4.環境に良いことを行うこと=自分にとっても気持ちのいいこと
5.社会的課題に対する問題意識が高い
6.情報力、購買力共に高く、消費をリードする
7.ブランドイメージやデザイン性を重視し、トレンドも押さえている
8.情報の収集は、新聞、専門家の話、そして非営利団体からの情報を重視
LOHAS関心層のは、知識への学習意欲が高く、それに関連するスキルを身につけたいと思い、実際に実行しているという特徴があります。LOHAS層がこれから行ってみたい習い事として、外国語、健康・癒し・心理、文化・教養、料理、ダンス、スポーツがあげられています。5つのマーケットでいうとPersonalDevelopment(自己開発)の分野です。
●LOHASコンシューマーの特徴
1.頭とハートで、モノ・サービスを選ぶ
→可能な限りストーリーや情報を開示し、信頼関係をつくる。情緒的な接触も重要。
2.気持ちよい、心地よいものであれば参加し、多くを支払う
→五感を重視。質感をイメージしやすい表現
3.世界的な視野でものをとらえる
→作り手の価値観を伝えると共に、健康・環境配慮点の証拠をつける
4.デザイン、品質にうるさい
→デザイン、品質に可能な限り配慮する。長く愛用できる点をアピール
5.ネットワークが広く、クチコミ力が高い
→情報を十分に提供し、安心して人に勧めていただけるようにする。見せかけのマーケティングは効かない

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