最後の宣伝と前半の1、2章を捨てて、3章だけ読めばいい感じ。
….でもその3章、タイムシフトのところは、いい内容。
色々な人が語る共通する内容だけど、
すばらしいものはすばらしい。
●タイムシフト
・一度未来に飛び、未来から現在を「後悔」する方法
・「あのときはこうすればよかった」という後悔の中に、自分の年齢を超える – 老いてみる試み – のヒントが隠されているのだ。老いた[未来の]私の視点から若い頃の[現在の]私を見つめるのである。
・過去に特別な経験を持っているケース(医師の立場から言えば、精神分析が必要なケースとでも言おうか)の場合はタイムプロセス法が最も適しており、願望実現の道程もぐっと短くなるのだ。
・彼はこのトランスエイジを用いてからすでに6年になる。「もし、自分がいま29歳だったら、たとえ結婚していながらでも、そして収入が少なくても、会計士になるために全力を尽くすだろう。なぜあのとき、思い切って試験に挑戦しなかったのだろう」
・先に「想像上で老いて」、それから「現実の上で若く」なれば、これほど人生の上でエキサイティングなことはないだろう。
・人は自由と責任が恐ろしい。自らのまわりにめぐらす刑務所の格子の中に隠れるほうを好むのだ。
・実際年齢での後悔と違って、トランスエイジでの「後悔」は、前進へのベクトルとエネルギーを産んでくれるのだ。
これを自分の人生の終わり、つまり死までもっていく方法は、
7つの習慣で、コヴィー博士が書いている。
また、アンソニーロビンスなら、ディケンズプロセスといっている。
しかし、一番わかりやすく想像しやすいのは、
このタイムシフトなのだろうと思う。
●目標設定の要点
・アメリカ人に梅干しを想像させたらどうなるか、ということを試した学者がいる。もちろん唾液は出てこない。つまり、想像力の活用は潜在脳力の活性化に大いに役立つが、その脳力の限度を逸脱した願望をいくらイマジネーションしても、何事も起こらない、ということである。
・成功、失敗を決定するのは何であろうか。それは成功に至る道を選ぶか、失敗に至る道を選ぶか、という選択の問題なのだ。現在、自分がどちらに向かう道の途上にいるのか、真剣に自問してみることをお勧めする。
ここの説明、すごくわかりやすい。
非現実的な=想像できない夢を紙に書いて手帳にはさんでも、実現しない。
夢を紙に書いて実現できる人とできない人の差は、これだ。
●その他
・時間に対しての苦情、否定、苛立ちは何の実も結ばないのである。ただ、「肯定」の態度を取り、コツコツと実行することが時間を有効に使う唯一の手段
・ゲーテの起床は星が最後の輝きを放つ夜明け前で、そのときに瞑想する習慣を持っていたことが記されている。
・マクルーハンによると、テレビを見る六歳の子供が持っている情報量は、戦前の60歳の人が持っていた情報量とほぼ同じだそうである。
・電車の中で他人の話していることから否定語を聞くことがある。自分には全く関係のないことなのに、偶然耳に入ったことにより、まるで啓示のように感受してしまうのだ。
・禅やヨガを極めた行者には、覚醒シータ派と呼ばれるものが出る。これは周波数ではシータ派と全く変わりがないが、当人の意識は明瞭である。
・科学的説明はまだ見当たらないが、説明がつくまで「事実」に目をつむっているというのは、何とも非科学的なことである。
なにもSSPSの高い教材を買わなくても、
ヘミシンクで脳派をコントロールすることも可能。
ただしこの、シータ派と覚醒シータ派の違いを理解できる基礎は、必要。
このために、瞑想や密教における観想の経験は、有効だ。