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お金のマナー
テーブルマナー
●この本を手にしたきっかけ
法事をきっかけに、親戚付き合いが急激に増えた。
田舎のしきたりも含めて、昔ながらの礼儀がどんなものなのか、見直す必要を感じて。
●この本の感想
スピーチの文例や礼状の文例などの事例が豊富でとても助かる。辞書や家庭の医学と同じように、一冊常備しておくと重宝する感じ。
また食事のマナーのところでは、とくに和食に関するマナーで知らなかったことがたくさん。いままでやらかしてたマナー違反や知らなかったことの多さに自分でも驚いた。
・手皿がマナー違反だったり
・割り箸は横に割るべきだったり
・割り箸の袋で箸置きをつくるのは正しいことだったり
和食以外ももちろん、写真が豊富でとてもわかりやすい。
洋食はもちろん、中華についても書かれていた。
「れんげはそうやってもつんだ・・・」とはじめて知った。
「のし」が「のしあわび」からきていることを知ると、病院のお見舞いにはのしをつけない理由もよくわかる。由来がわかることで、ただの暗記ではなく意味がわかるのでとても助かる。
●その他知ったこと
・還暦のお祝いは満年齢だけど、それ以外の長寿祝いは数えでやること
・出産祝いは、男性は身近な人以外遠慮した方がいいこと
・お祝いにはお返しが不要なものもあること。それよりまずは礼状が大切であること
・日本では生ものなどを除きいただきものは上座におくけど、欧米ではその場であけるのがマナーという話
・コートを玄関前で脱ぐのは日本式だけど、欧米では着たまま玄関に入り、あがれと言われてから脱ぐこと
・玄関にも上座下座があること
・お土産は玄関先で原則的に渡さないこと
・お土産は袋ごと渡してはいけないこと
・祝詞とは電話や手紙でのお祝いの言葉のことをいうこと
●改めて確認したこと
・便箋は二枚以上で出すこと。一枚で終わっても二枚目をつけること
・ハガキは略式。より丁寧にしたい場合は封書を使うこと。
たまにこういうのに目を通すと、いい。
もちろん身につくには時間がかかるけれど、
「気をつけなければいけないことがあることを知っているかいないか」だけでも大違い。
実際に気になったら本をひらけばいい。
でも、知らなければ、自分が失礼であることにすら気付かない。
この違いは、とても大きい。