ビューティマーケティング

思考を変えて魅力を引き出し凛とした力強さへ変える方法
老若男女、すべての働く人へ
「マネジメント」から「マーケティング」に発想を転換するだけで
こんなにうまくいく!生き方が楽になる!
美しく働き、美しき生きるための必読書

まあ、著者の作った美容液を売ることだとか、あるいはコンサルティングという
バックエンドの販売がこの本の真の目的なのかも知れないけれど、それはそれとして。
改めて思考を整理させてもらった という意味で、感謝。

・多くの女性は、つまらないパッケージの製品を手にとり、成分表を読み解いて商品価値を計ろうとはしません。なんだか素敵なパッケージだからとつい手が伸び、使ってみて良ければ使い続けるというのが普通です。
・中身が良いから売れる、中身の良さで売れるというのは「製品」の考え方です。いわば「スペック」を売っている状態です。「製品」にマーケティングの視点を加え、売れるものにしたものが「商品」だと私は考えています。
・男性は「成分」や「スペック」といった事実を重視し、女性は「見た目」や「質感」といった印象を重視する傾向があると思います。

正直なところ、帯のキレイな著者の写真に目がとまって手にした一冊。
つまり、帯がなかったら買ってなかったかも。
・・・ということで、この本を手にとった理由がまさに帯の写真(パッケージ)だったという意味で、
ここに書いていることは実証された感がある。
男性も、分野によっては、見た目や質感から入るので。
ネットにおける写真とかプロフィールというのは、そういう意味でとても重要。
これ詐欺じゃない? というほどよくみえる化粧・写真というのも女性には多いけど、
そもそも目にとまらなければ話が始まらないのだから、それは
虚飾ということではなくて、マーケティングという意味で重要なことなのだ。

・どんな企業も絶対に顧客を「マネジメント」しようとしたりはしません。理想とする顧客像に向かって押し込もうとすれば、逃げられるだけです。だから要望を聞き取り、自分から合わせます。なぜ顧客に対しては低姿勢に聞き取り調査を行い、従業員に対しては抑圧的に型へ押し込もうとするのでしょうか。それが当たり前なのだ、というのは思考停止です。本当にそれが正しいのか。そうあるべきなのか。それ以外に方法はないのか。改めて考えた結果、従業員の方を向いてマーケティング視点で経営することはできると私は判断しました。しかもそれは、女性にとってそれほど難しいことではないと考えています。
・マネジメントという言葉が招く失敗例が多い分野には「セルフ・マネジメント」があります。最も重要な「自分と向かいあう」という部分を疎かにし、自分が考えた目標ではなく、社会が要求する目標を目指してしまっている人が数多くいます。

ここは、言われてみればほんとにそう。
マーケターなら、従業員や部下に対してもその同じスキルを使って接することができる。
考えてみれば、優秀なマネジャーはそれを自然にやっているような気がする。
軍隊式のマッチョなマネジメントをしようとする人はキライ。

・男性は一人で昼食をとることを苦にしない人が多く、お気に入りの店にも自分一人で行くか、友人を一人か二人連れて行く程度です。つまり、一人に向けた広告が成功した場合、獲得できる顧客数は1〜3程度ということになります。一方女性は、比較的多くの人が複数人で食事を摂ります。そして気に入れば、またそれぞれが別の友人を伴って店を訪れます。一人に届いた広告は四人の利用者を産み、さらにその先で多くの枝分かれをします。

口コミが重要なのは、女性が消費を支えるということと
深い関係にある。という話。

・高齢なのに驚くほど肌が綺麗な方がたくさんいました。細かく聞いてみると、朝起きてすぐの洗顔でクレンジングしている人が多いことに気づきました。寝ている間に肌を覆った皮脂を洗い流し、きちんと基礎化粧品でケアをするだけ。

その他こんな話も。