ビジネスモデルYOU

「あなた自身をビジネスモデル化」する
キャリアガイドの新定番!!
人生を変える1ページメソッド
43カ国、328人による実例を掲載

キャリアについて、天職について、仕事について、人生の目的について
…みつめなおすのに最適な手法をみつけた。
この本は、読むというよりは、やるタイプのワークブック。
ほんとにすごい本。
キャリアコーディネーターのバイブルになるだろうなぁ。

●全体

・キーパートナー : 鍵となる協力者たちは、誰?
 キーリソース : あなたはどんな人? どんな財産がある?
 キーアクティビティ : あなたならではの、大事な仕事や取り組みは?
 コスト : 何を費やす?
 与える価値 : どう役に立ちたい? どうためになりたい?
 顧客との関係 : どう顧客と関わり、接する?
 チャネル : どう知らせる? どう届ける?
 顧客 : 誰の役に立ちたい? 誰のためになりたい?
 報酬 : 何を手に入れる?

全ての起業本のエッセンスがここに集約されている。

●キーリソース

・努力しなくても簡単にできてしまうことを考えてみましょう。たとえば空間把握能力、グループをまとめる力、機械操作が得意なことなど、具体的なリストにしてみましょう。
・一方スキルは、学ぶことによって得た才能を指します。訓練や学習によってあなたにもたらされた才能のことです。看護、財務分析、建築、コンピュータプログラミングといったスキルを具体的なリストにしてみましょう。
・「キーリソースを、過去にあなたが定義したものだけに制限しないでください」「あなたのパーソナルモデルは常に進歩しているのです」

スキルとキーリソースを勘違いしている人が多いかも知れない。
私のキーリソースは、何だろう。
学ぶことによって得た才能ではなく、生来もっているUSP。

●キーアクティビティ

・キーアクティビティは人によっては2、3個の場合も、5、6個以上の場合もあるかもしれません。全ての活動を書き出すよりは、本当に重要な活動 – 自分の仕事を他と差別化する、あなたならではのタスク – を書き出してみてください。
・「今まで努力して見につけてきたスキルはあっても、どのように人の役に立つかという視点が、ぽっかりと抜け落ちていたのです。」「スキル習得に集中している状態から抜け出して、与える価値に集中するのはとても苦しい作業でした。だからこそ、パーソナル・ビジネスモデルの考え方には、キャンバスを埋めること以上の価値があるのです。キャンバスを使うことによって私は、情熱がもてる関心事 – 自分が満たされると同時に他の人にも役立つことを見つけなければならないことが分かりました」

キャンバスを使ったら、
恐らく、私のアクティビティはがらりと違うものに変わってしまいそう。
情熱がもてる関心事って、たぶん今日中の時間の仕事の中には、ない。
いまの仕事は、「ジョブ」(お金のための仕事)だから。

●与える価値
\

・「『日本語から英語へ文書を翻訳する』ことは、キーアクティビティになります。あなたの『与える価値』は、数百万ドルのかかった訴訟に勝つために説得力のある文章を作成することなのかもしれませんね。顧客には、キーアクティビティと価値を絶対に混同させてはいけないのです」
・「キャリアを考えるときの出発点を、スキルではなく、『与える価値』や『目的』としたとき – 仕事の選択肢がいくつも現れることは、本当に驚きです」

この、与える価値から先にという考え方、目からウロコだった。
自分に何ができるかと考えてしまうから、スキルに目か言ってしまう。そうじゃないのだ。
またこの、自分が生きてきた意味とか使命から仕事を考えるというのは、
未来から現在に時間流れを考えるという、思考にもつながるものがある。
またこのことは、Mr.Xから暗黒セミナー他で教えてもらったこととも同じだ。

●チャネル

・1.顧客はあなたが何か役に立ってくれることを、どのように認知する?
 2.顧客はあなたのサービスを購入するかどうか、どのように決定する?
 3.顧客はあなたのサービスを、どのように購入する?
 4.顧客が購入したものを、あなたはどのように届ける?
 5.顧客が満足するアフターサービスをあなたはどのように行う?

●顧客

・1.顧客は誰なのか?
 2.顧客はどんなニーズ(jobs-to-be-done)を満たしてほしいのか?

チャネルとか顧客思考というのは、マーケティングの基本。
●報酬

・今やジェット通勤の必要もなくなり、子どもと過ごし、趣味に費やす時間を持てるようになりました。彼女はPwCで働いていた時の、3倍の収入を得ています。しかもクライアントを選べるようになりました。「私の経験は、『コスト』を下げながら、『報酬』は上げられるという見本になるのじゃないかしら」と彼女は言っています。「必要なことは、コミットメント、信用、そして正しいビジネスモデルなのです」

コストを下げると品質も下がるとか
コストを下げると報酬も下がると考えるのは、
間違った思い込み。観念。
そんなことは絶対にあり得ない。

●仕事の種類

・従来より、専門家は仕事には3つの意味合いがあると提唱しています。
– ジョブとしての仕事 給料を得るために働くこと
– キャリアとしての仕事 成功、達成感、出世といった欲求により動機づけられる
– 天職としての仕事 個人の責任、義務、または運命の感覚から
– (4つ目の仕事)自己実現としての仕事 強い興味に駆られ、情熱的と言える勢いで – 取り組む仕事

自己実現としての仕事を、したい。
今やっているのは、単なるジョブだ。

●理想の仕事

・理想の仕事は、見つかるというより、生み出されることが多いものです。だからこそ、ありきたりの探し方では、まず手に入りません。理想の仕事を生み出すには、しっかりした自己認識が必要です。
・自分について深く考えることは、世界があなたに最も望んでいることは何かという問いを通して、世界について考えることと、必然的に関係してくるからです。
・子どもの頃には、自分は誰で何をしたいのか、知っていましたよね。たとえそれを説明する言葉を持っていなかったとしても…。
・自分のキャリアや価値観は、自分が望んだものというより、周囲の期待によるものかもしれません。その可能性を考えてみることはとても大切です。社会的承認への欲求は、自分の内面にある価値基準をたやすく圧倒してしまいます。
・20歳以前の、どこかの時点に戻って考えてみます。何をするのが好きでしたか?どんな活動 – ゲーム、趣味、スポーツ、課外活動、あるいは学校の教科 – を楽しみましたか? 何かを強制される前の、本来のあなたの気質を思い出してみてください。何時間も没頭し、他のことを全て忘れてしまうほど、幸せな気持ちにしてくれたことは何だったか考えてみましょう。何をしている時に時間を忘れましたか?
・コア・インタレスト 長期にわたって自分自身をまわりに順応させていても、自分の核となっている個性、情熱、関心は、子ども時代のまま余り変わらないことを、ほとんどの研究結果が示しています。
・「私は、どんな人?」 終わったら、また10枚の紙に戻って、次の2点について、答えを膨らませてみてください。
– 1.なぜその答えを書いたのか?
– 2.その答えに関連して、何かワクワクすることがあるか?
・ショーンのコンピューターに関する関心、スキル、能力は本物です。そして、それは彼の重要なキーリソースです。その結果、彼がフルタイムてプログラミングの仕事をし、大変な挫折感を抱くまで、自己発見の必要性をほとんど感じずに済んでいたのです。しかし、自分と向き合ってみると、他にも重要な関心・スキル・能力があるとわかり、それは特にファシリテーションや、教えることだったのです。これらのキーアクティビティが、彼の仕事上の場面から全くなくなってしまいました。それが原因で不満や挫折感といった「ソフトな」コストを押し上げていたのです。
・「自分が医者になる勉強にあまり興味を持っていなかったとは、まったく気づきませんでしたね」と彼女は言います。「まわりから私が本当に満足している活動が何か指摘してもらえなかったら、『自分はどんな人か』なんて、とても見つけられなかったでしょう」
・「どんな仕事をしていますか?」という使い古された表現ではなく、もっと自己認識を尊重する、魅力的な質問に変えたらどうかということです。たとえば次のような質問です。「あなたが一番に取り組んでいることは何ですか?」

このワークが、もっともキモになるところであり、重要なところ。
ここをおろそかにしてしまったら、他の全てが無意味になる。

●未来イメージ

・1.発信元のメディアの名前は何ですか?あなたが出たいと思う実際の雑誌、新聞、あるいはテレビ番組を選んでください。
 2.何についての特集ですか?なぜ取り上げられたのでしょうか?
 3.インタビューからの引用をいくつか書きとめて下さい。さらに、引用や囲み記事(解説記事)、写真を雑誌から切り取って、コラージュを作成してもよいでしょう。
・自分が経済的に自立していることを想像してください。そして自分が選んだとおりの生活ができていると考えてください。この後、書き込むための3つの枠を設けますので、そこに新しい生活について考えたことを書き入れていきましょう。
– 活動 最も楽しみながら注力できる、3〜4つの活動について、述べて下さい。
– 人 一緒に自家んを過ごしたい人やグループについて、述べて下さい。
– 支援 あなたは、どのように人を助けているでしょうか? 具体的にどのように役に立っているか、動詞を3〜4つ使って、説明してください。
・目的を持つとは、特定の目的地を求めて努力することではなく、方向感覚を持つことです。方向感覚を持てば、前進するにしたがって新しい情報を集められます。そして新しい情報に基づいて、向かっている方向が正しいかどうかを確認できるようになるのです。

未来に臨場感をもつプライミングという意味でも、
このエクササイズはとても有効だ。
是非毎日でもやるべきだ。

●セールスとマーケティング

・「○○の分野では、どのように活動を始められたのですか?
  それから、○○社には、どんな経緯で入社されたのですか?」
 「最近は、どのように○○の目標に取り組んでおられますか?
 「御社の○○に対する問題意識を共有しているのは誰でしょうか?
  顧客でしょうか?それとも取引先でしょうか?行政の規制担当者でしょうか?
  それとも地元のコミュニティメンバーでしょうか?」
 「どのようにして、その経済効果を測っておられますか?」
・運が良かったなら、相手は自分が満たしてほしいニーズやキーパートナーをはじめとしたモデルの要素について、ヒントをくれるか、更には腹を割って話してくれるかもしれません。もしそうなら、質問を続けながら、理解したことを自分の言葉に置き換えて言ってみましょう。あなたの解釈に相手が熱心に同意するまで、このプロセスを続けます。
・場合によっては顧客が、あなたの与える価値や、モデルが持っている他の要素について、尋ねてくることさえあるかもしれません。
・成約の2%は最初のコンタクトで決まります。
 成約の3%は二回目のコンタクトで決まります。
 成約の5%は三回目のコンタクトで決まります。
 成約の10%は四回目のコンタクトで決まります。
 成約の80%は五回目〜12回目のコンタクトで決まります。
ですから、、たった2、3回、または4回ぐらいアプローチして、返事がなかったからというだけで諦めないでください。粘り強さが、アポを勝ち取ります。
・意思決定者は、短く簡潔な文書を好みます。ですから圧倒するほどの魅力的な提案を一ページに要約してください。重要なことは、この一ページの概要の向こうには、後日会う時でなければ、あるいはもっと長い文書でなければ説明できないような詳細が準備されていることを分かるように示しておくことです。
・目標は、見込み客の立場から眺めてみること。あなた自身を含め、世界が、彼らにどう見えているか知ることです。

セールスについてまで書いてくれている、本当に親切な本。
さらっと書いてあるけれど、マーケティングやセールスにおいて
最も重要なポイントが書かれている。

●秘密の質問

・「…について、私は、その他にどんなことを知っておくべきですか?」

これ、とても重要★
手帳にかいておいて口癖にしよう。

●その他

・経験則から、多くの経営者は、会社が支払う給与の倍の金額を売り上げることが必要だと考えています。従業員の給与がどんな金額でも、それは同じです。

●URL

・BusinessModelGeneration.com/canvas.
 http://businessmodelyou.com/Japan/
 www.businessmodeltoolbox.com

タイトルとURLをコピーしました