本音は顔に書いてある

〈言葉の嘘〉と〈しぐさの本音〉の見分け方

仕事にせよ恋にせよ、ライバルには絶対に教えたくない一冊。
数少ないボディランゲージの解説本。
できることなら、そのまま絶版になって欲しいとすら思う私は、
心が狭い?かな。

●原則

・ボディランゲージのテクニックを駆使するなんて、作為的で偽善的だという意見もあるだろう。だがボディランゲージに習熟して、相手の身ぶりや表情を読みとるのは、自分を印象づけるために洋服を選んだり、言葉づかいに心を砕くのと何ら変わりない。ひとづたけちがいがあるとしたら、服装や話しかたよりも、ボディランゲージを工夫するほうが、はるかに効果が高いということだ。

確かに、ボディランゲージを否定するなら、
メイクも、姿勢を正すことも否定されることになってしまう。
これは、ある意味でマナーや「立ち居振る舞い」と呼ばれてきたもの、と
同じ領域の話なのだ。全て大人の常識になってもいいぐらい。

●ボディランゲージの読み方の注意

・ボディランゲージを知るうえで犯しやすい誤りは、そのときの状況やかの手がかりは無視して、ひとつの身ぶりだけに注目してしまうことだ。ボディランゲージもふつうの言葉と同じで、単語があり、文章があり、句読点がある。ひとつの単語にもいくつもの意味があるように、ひとつのボディランゲージにもいろんな意味が伴っている。単語は、文章というまとまりのなかに置いてはじめて、その意味が正しく理解できる。ボディランゲージの場合は、同時に現われるわかの動作も含めて総合的に解釈しないと、相手の本心を知ることはできない。身振りや動作の手がかりは、最低3種類は集めること。
・ボディランゲージを解釈するときは、同時に出現するいくつかの身ぶりや動作をすべて考慮すること。

確かに、NLPをちょっとかじっただけの人が、
表面的にこれを使うのは、危険かも知れない。
頭で考えるよりも、直感を裏付けるために使のがよいのかな。
あるいは、詐欺や交渉の場でコントロールされないように、
ホディランゲージを無意識→意識のレベルにもってきて認識することで、
自己防衛のために使う、という使い方が、よいのかも知れない。

●女性はボディランゲージに敏感

・ハーバード大学の心理学者グループが、それを確かめるために実験を行った。男と女が話をしているビデオ映像を音声なしで見せて、内容わ推測させるのだ。すると女性は、ビデオ全体の87%を正確に言いあてたのに対し、男性は42%しか当てられなかった。男性でも、俳優や看護師、それにゲイは正解率が女性と同じになった。女性のなかでは、子育て経験のある人の成績がとくに良かった。赤ん坊が生まれてから言葉を発するまでの数年間は、言葉以外の手がかりで気持ちを通いあわせるしかないからだ。
・後ろ姿もかならず観察されていることを忘れずに。男性によくあることだが、靴のかかと側を磨きわすれていることがけっこうある。担当者が女性であれば、ぜったいに見逃さないだろう。
・あなたが男性なら、周囲の女性たちはあなたのボディランゲージをたえず察知し、買得していることをお忘れなく。

この違い、ほんとうに実感できる。
私は、映画でもテレビでも、音声が途切れるといやなのですぐに巻き戻す。
でも、妻は多少の騒音で音がききれてなくても、理解している。
それに、店員の態度であるとか、営業マンが信頼できるかどうかなどについては、
妻の直感の方が、あたる。つまり、人を見る目 というやつ。

●詐欺師のボディランゲージ

・プロの詐欺師ともなると、言葉の嘘に合わせて身ぶりや表情を演技することができるので、見破るのは難しい。
・会話のとき、手のを広げるジェスチュアを習慣化すると、嘘をつくのが難しくなってくるのだ。これはほかの動作にも言える。ボディランゲージと感情は、それほど密接に結びついているのだ。手を広げて話をしていると、自分が嘘をつきにくいだけでなく、相手も嘘の情報を出しづらくなり、正直にならざるを得なくなる。
・ここからわかるのは、有権者はかならずしも政治家の弁舌を熱心に聴いていないし、話の内容を覚えてもいないということだ。一票を投じる決め手になるのは、「どちらに国をまかせたら、しっかりやってくれそうか」という見た目の印象なのである。

恐らくスゴイ詐欺師というのは、騙しているつもりということではなく、
自分自身がそれを真実であるかのように、思い込む力が強いんだと思う。
だからこそ、ごく自然にふるまえる。
政治家も、ある意味でウソつきなのではなく、妄想家なのかも知れない。
カルトのカリスマと同じってことか。

●年齢とボディランゲージ

・ボディランゲージは、年齢が上に行くにつれて微妙でわかりづらくなってくる。五歳児の身ぶりはバレバレだが、50歳のしぐさはクセモノなのだ。
・子どもは嘘をつくとき、あるいは隠しごとがあるとき、両手を後ろにまわす。朝帰りした男が、妻から「昨夜はどこにいたの?」と問いつめられると、両手をポケットに突っこんだり、腕組をして言い訳をはじめるだろう。どちらにしても、手のひらを隠しているので、男の言い訳が嘘であることはバレバレだ。女が真実を隠したいときは、別の用事で忙しい振りをして、その話題を避けたり、無関係の話を矢継ぎばやに持ちだしたりする。両手をポケットに入れるのは、男性が話をしたくないときに見せる典型的な動作だ。手のひらはボディランゲージの「声帯」と言ってもいいくらい、その人の本心を雄弁に物語る。

それなのになぜか..
自分の子の気持ちを汲み取れない母親は、増えている。
おそらく、ボディランゲージの読み方を学ぶ前に、
その大前提として「わかろうという姿勢」というのが、あるってことだ。

●手の動き

・手のひらを上に=相手の警戒をゆるめる。
 手のひらを下に=権威を強調する。(アドルフ・ヒトラーの有名なポーズ)
 人差し指をまっすぐ伸ばす=「おとなしく言うことを聞け!」
・政治家は聴衆の神経を逆なでしないよう、人差し指と親指の先をくっつける。
・手を組む動作の陰には、たとえ顔が笑っていても、不満や不安がひそんでいる。両手の高さは、本人が感じている不満の大きさと比例している。つまりテーブルの上で両手を組んでいる人は、お腹の前で組んでいる人より不満が大きいので、それだけ扱いにくい。そこで飲み物を勧めたり、あるいは何かを持ってもらったりして、組んだ指をほどく工夫が必要になる。そのまま放っていたら、相手の不満はふくらむばかりだ。
・ポケットから親指だけ出す 自信たっぷりで権威を印象づけたいじさ 自分が優位にあると感じている人間がよく見せる。
・肩をたたく動作は、抱擁を解きたいという合図だ。彼女はしっかり抱きついているのに、彼のほうはせわしなく彼女の肩をたたいている。

手は、第二の顔と読んでもいいのかも知れない。
自分がどう感じるか、その印象を考えれば、ふつうにわかるものばかり。
しかしこれを、意識的に意図的に使いこなすには、やはり訓練が必要。

●腕の動き

・腕組みをしていた聴衆は、講師に悪印象を持ち、しかも内容をちゃんと聞いていないことが明らかになった。研修センターで使われる椅子に肘掛けつきが多いのは、なるべく腕組みをさせないための工夫なのである。
・女は、魅力を感じない男や、積極的すぎる男を前にすると、腕組みをして胸を隠そうとする。

椅子に工夫を施すという応用があるというのは、びっくりした。
自分がもし講演をするような時は、
聴衆を肘掛け椅子に座らせることだけはさけたい。

●口の動き

・唇を真一文字に閉じて歯を隠した表情は、秘密があるとき、あるいは本心を明かしたくないときに出る。嫌いな人を前にしたときに女性がよく見せる表情だが、同じ女性にはバレバレである。ただし男性はまったく気づかない。
・華々しい成功をかちとったビジネスマンやビジネスウーマンが登場する雑誌でも、よくお目にかかる。彼らが歯を見せずににっこり笑っている写真は、「成功の秘密は誰にも教えないもんね。くやしかったら当ててごらん」と読者をあざ笑っているのである。それと正反対なのが、ヴァージン・グループを率いるリチャード・ブランソンだ。彼は白い歯を見せた開放的な笑顔で、成功の秘訣を具体的に説明してくれる。ブランソンがあけっぴろげな笑顔をふりまくのは、誰も自分のまねができないことをわかっているからだ。

女性にはバレバレなのか…
わからなかった。なんとなく、怒ってるのかな?と思ったのは、事実だったんだ。
あれは、嫌われていたのか。。

●表情

・相手の表情をまねるなんて、軟弱な男だと思われるのでは? そう懸念する男も多い。だが安心していい。おしゃべりしながら女性の表情をミラーリングできる男は、知性と思いやりがあって、魅力的な印象を与えることがわかっている。

ミラーリングというと、ちょっと知識をかじった初心者が、すぐに仕草を真似る。
そして、真似された方は、「ミラーリングしているな」とわかり気分を害する。
なんてことも、最近ではあるかも知れない。
でも、表情であるとか呼吸をミラーリングするのは、
普通に女性同士で行われていることなので、これはミラーだとは思われないだろうな。
これはいいことを知った。

●メイク

・女性がきちんとしたメークをすることは、とくにビジネスの場では信頼性を増すのに大いに役に立つ。まず、メークをしてメガネをかけた女性は、「自信がある、知的、洗練されている、外向的」という答えが返ってきた。ただし女性客のなかには、「冷ややかでお高くとまっている」と感じた人もいた。- 自分のライバルだと思ったのかもしれない。メークはするがメガネはかけない担当者は、外見や性格面での好感度がいちばん高かったものの、お客の話を聞いたり、信頼関係を築く能力は低いという印象だった。メークをしない担当者は、メガネをかけていてもいなくても、仕事の能力や表現力で問題ありという印象をお客に与えた。女性客は、担当者がメークをしていないことにすぐ気がつくが、男性客は思いだせないことが多かった。てらに興味ぶかいのは、メークをしていた担当者は、すっぴんの担当者よりスカート丈が短い印象を与えていたことである。メークがセクシーなイメージづくりにひと役買ったのだろう。

確かにこれは理解できる。
必ずしも自然派志向とばかりにノーメークがいいわけではない。
ナチュラルメイクよりも、ビジネスメイクの方がよい、ということもある。
ようはケースバイケースということなのだ。
ところでメガネの話は男性にもあてはまるのだろうか。
何らかの影響はあるにしても、いったいどんな影響なのか気になる。
今度、かけてみようかな。

●瞳孔の様子

・広告業界では、瞳孔に関するこうした研究結果をビジネスに応用している。化粧品やヘアケア用品、ファッションなどの広告で、モデルの顔をアップで使うときは、写真を加工して瞳孔を大きく見せるのである。私たちが協力したレブロンの企画でも、リップスティックの直販カタログに使う写真で、モデルの瞳孔を大きくしたら、売りあげが45%も増えた。
・魅力的な男性を前にすると、女性の瞳孔は拡大する。そして男性も、知らず知らずのうちに女性の瞳孔の変化を察知する。だから異性との出会いを成功させたければ、部屋の明かりを落としたほうがいい。光が少ないため自然と瞳孔が開き、「この人、私に気がある?」と相手に思わせることができる。女性ならば、目を大きく見せるアイメークも重要だ。
・ポルノ映画を見ているときの男性の瞳孔を測定すると、平常時の三倍にも広がっている。いっぽう女性の瞳孔が大きくなるのは、赤ん坊を抱いた母親の映像を見るときだ。
・女性は瞳孔の大きさをすばやく読みとって、相手の好意と悪意をすぐに見分けることができる。だが男性はとても苦手なので、女性が顔を近づけてきたとき、キスしてくれるのか、横っ面をひっぱたかれるのかぎりぎりまでわからない。

これは知っておいて損はない。
それにしても、ポルノ映画で瞳孔が大きくなる男性って…。
かわいいというか悲しいというか。

●目の動き

・日本など一部のアジア諸国、南アメリカでは、アイコンタクトの時間が長すぎると、攻撃的とか、軽蔑していると受けとられる。とくに日本人は、話しながら視線をそらしたり、相手ののどもとを見つめたりするので、欧米人はとまどうことが多い。
・初対面で視線をあわせたときは、立場が下のほうが先に目をそらすことが多い。また「あえて目をそらさない」行為は、相手に大してさりげなく挑戦する手段でもある。だから、上司など明らかに立場が上の人間に異論があるときは、数秒ほど長く見つめれば、それだけでこちらの意図は伝わる。だがしょっちゅうやっていると、クビになる恐れもあるので気をつけて。
・話をするとき、相手の顔のどこを見るかによって、あなたの印象は大きく変わり、コミュニケーションは良くも悪くもなる。
1.社交ゾーン 左右の目と口元を結ぶトライアングル
→相手に脅威を与えず、攻撃的な人間と見られずにすむ無難な領域
2.親密ゾーン 目の高さからあごまで、さらには相手との距離によって、胸元とか股間まで移動することになる
3.権力ゾーン 相手の額の真ん中に第三の目があると想像して、左右の目と台さんの目を結ぶトライアングルに視線を集中させる。
→相手は、こちらが経験豊かで、信頼できる人物だと感じるだろう。この視線は、相手にねじを差しこむような効果がある。生意気な相手を震えあがらせたいとき、べらべらしゃべる相手を黙らせたいときには効果抜群である。
・パワー視線 まばたきをしないで別の人間にちらっと視線を動かすと、相手は不安でいてもたってもいられなくなる。ポイントは、視線だけ先に移動させて、あとから頭を動かすことだ。肩は正面を向いたまま。

Mr.Xが言っていた強いアイコンタクトというのは、これのことだ。
彼もこの本、読んでいたのではないだろうか。
あとで出てくるミラーニューロンとか45度で近づくとか、かぶる内容ばかりだ。
いずれにしても、以下三つはマスターしておきたい。
・目を先にそらさない
・権利ゾーンをみる訓練
・パーワ視線

●足の動き

・足首を交差させる座りかたは、心のなかで「唇をかんでいる」状態だと思えばよい。不安や恐怖といったネガティブな感情を押しころしているのである。
・二本の脚がほぼ平行になるように高く脚が組めるのは、女性の特権である。脚と腰の骨格が違うので、男は逆立ちしてもできない。女性が座っているいろいろなポーズを男性に見せて、どれがいちばん魅力的か質問したら、このポーズが86%という圧倒的な支持を集めた。

平行組みについては、確かに私もそう思う。
おかまかどうかの区別では、この足組みをさせてみればすぐにわかりそう。

●体全体の動き・しぐさ

・相手の意見や態度が気にいらないけれど、そのことを表明したくないときは、何かをはずしたり、取りのぞこうとするしぐさが自然に出てくる。ボディランゲージは正直なのだ。シャツの袖やズボンをつまんで、ありもしない糸くずを取ろうとする動作もそのひとつ。一見すると、話の流れとは無関係なしぐさに見えるが、これをやるときは相手と目が合わないよう視線を下に落としているはず。口では全面的に賛成といったことを言っていても、内心は相手の話が気に食わないことが、糸くず取りから一目瞭然だ。
・カタパルト すべてお見通しという自身たっぷりのしぐさ。管理職に昇進したとたん、このポーズを見せはじめる人もいる。じぶんの見識を鼻にかけた、訳知り顔の人間のトレードマークと言ってもよい。ひじを横に突きだすことで、なわばりを主張している面もある。

足の向きを変えるとか、ないものをとりのぞく仕草は、
日常でもよく見かける。これは、知っておいて損はない。
また、カタパルトや、手でつくるトンガリ屋根の話も、覚えておこう。

●パーソナルスペース

・国土の狭い日本ではインティメットゾーンが狭く、相手が25センチメートルぐらいまで近づいても違和感を覚えない。だがアメリカ人はインティメットゾーンがもっと広いので、日本人の感覚で近づくとパーソナルスペースに踏みこまれたように感じて、距離を開けるために後ずさりするのである。この様子をビデオに録画して早まわしで再生すると、まるで二人がワルツを踊っているように見える。
・ヨーロッパ人やアメリカ人に言わせると、アジア人は「押しが強く」「なれなれしい」し、アジア人はヨーロッパ人やアメリカ人のことを「冷淡で」「相手を突きはなす」と評する。だがこれは、パーソナルスペースのちがいから来るもので、実際の性格ではない。
・攻撃的な印象を与えないためには、相手に対して身体の向きが45度になるようにする。
・調査によると、男性は前からの攻撃に対して恐怖心が強く、正面から近づかれるのをいやがるという。いっぽう女性は背後からの攻撃を嫌う。つまり、会ったばかりの男性の目の前に立つのは得策ではないということだ。彼は相手が男だと攻撃的だと感じるし、女性だと性的に誘っていると解釈するだろう。反対に女性に話しかけたいときは、正面から近づいて、45度の角度で立てばよい。

田舎育ちと都会育ちでもパーソナルスペースの違いがあるという話も含めて、
これはとても興味深い。
なお、女性に近づく角度の話については、Mr.Xに学んだのと同じ。

●声の調子

・女は、話し手の声の調子からその意図を汲みとり、ボディランゲージから感情を読みとる。男が女の注意を惹き、自分への関心をつなぎとめておきたいのなら、ぜひともこのテクニックを学ぶべきだ。
・声のミラーリングをやりやすくするためにも、会話のときはしゃべる速さに気をつけたほうがいい。相手より早口でしゃべらないこと。しゃべる速さは、脳が情報を意識的に分析する速さと一致している。だから相手と同じ速さか、少しだけ遅く話すようにして、しかも向こうのイントネーションをまねるようにする。とくに電話での約束をとりつけたいときは、声のミラーリングが絶対不可欠だ。

私は早口なので、このことは身につくまで何回も復習が必要。
メラビアンの法則にもあるとおり、話す内容なんて、ほとんど関係ないんだから。

●体型

・筋肉質の引きしまったお尻は、セックスのときに効率良く精子を送りこむ、つまり力強いピストン運動をするうえで不可欠なのだ。贅肉のついたお尻やたるんだお尻では、ピストン運動がいまひとつになるだけでなく、体重が全部相手にかかってしま。身体の大きな男性に上からのしかかられたのでは、女性は息もできない。小さく締まったお尻は、そういう心配を吹きとばしてくれるのである。
・男性の場合は1対0.9が最も女性に好まれるという。
・身長差を解消する簡単な方法のひとつが、椅子に座ることだ。可能ならば、背の高い人には低めの椅子に座ってもらおう。
・堂々と積極的にふるまうことも、身長差を帳消しにできる効果的な手段だ。背の低い人は、濃い色の服、ピンストライプのスーツ、パンツスーツなどを着ると実際より身長が高く見える。腕時計も小さめのものではなく、がっしりしたクロノグラフタイプで迫力を出そう。

簡単にいうと、
お尻を鍛え、濃い色のスーツを着ると、身長が低くてもモテる
ということになる。
私も背が低いけど、とくに、
背の低いことにコンプレックスのある独身男性必見。

●持ち物

・仕事で持ちあるくブリーフケースの大きさは、持主の仕事に対する意識と地位の高さを表わしている。資料でぱんぱんにふくらんだ大きなブリーフケースを持つ人は、何でもかんでも自分で引きうけてしまい、時間管理もへたで、仕事を家に持ちかえる傾向がある。反対にすっきりと小さなブリーフケースの持主は、要所だけをぴしっと締めるので、当然地位もそれなりに高い。
・カギのついた薄いブリーフケースは、「ほんとうに大事なことにだけ頭を使う人間」という印象を与える。
・椅子の背もたれの高さは、座る人間の地位と正比例する。
・他の人が座る椅子より、座面を高くするだけで立場が強くなる。
・チョコレートブラウンのスーツ。この色は相手に好印象を与えない。とくに女生には不評だ。

ブラウンのスーツあるんだけど、なんかしっくりこない。
これは、そういうことを無意識に知ってしまったからなのかな。
かばんは、よくわかる。常に身軽でありたい。
ノートパソコン持ち歩くの、ほんとやめたい。

●異性を惹きつける五段階プロセス

Stage1 アイコンタクト
Stage2 笑顔
 一瞬で消えるような、かすかな笑いだ。これはお目当ての男へのゴーサインだが、悲しいことに多くの男はこの働きかけに反応せず、「彼は私に興味がないのね」と女を落胆させる。
Stage3 身体的魅力をアピール
Stage4 おしゃべり
Stage5 触れあい

今考えると、あれがそうだったのか…という経験、たくさんある。
自分もやはり、このStage2のサイン、理解していなかった。

●女性が男性を誘う動き

・あごのせ これは相手の気を惹きたいときに、女性もしくはゲイの男性がよく見せるしぐさだ。両手を重ねあわせた上にあごを置くポーズは、自分の顔をお皿にのせて、好きな相手に差しだしているようにも見える。相手が両手にあごをのせてあなたの話を聞いていたら、かなり脈ありだ – ここぞとばかりにほめまくろう。
・まゆを上げると同時に目をやや細めて、唇を軽く開いて下から見上げる – これは何世紀も前から、女が「私はあなたのものよ」という性的な従順さを強く押しだしたいときに活用してきたポーズだ。この表情は、まぶたと眉の距離が最大限に広がり、秘密を隠しているような謎めいた感じを与える。また最近の研究によると、これは女性がオーガズムに到達する直前の表情と同じだという。
・「女がクライマックスに達する直前」の表情としぐさを最大限に活用した点で、マリリン・モンローの右に出るものはいない。彼女自身、こういうポーズが男をめろめろにすることを無意識ながらわかっていたはずだ。
・女がタバコを吸うのは、上半身と手首を見せて自分をアピールするためだ。男は肩をすぼめるようにしして、ひっそりと煙を吐く。
・誘いのシグナルを見すごす女はいないが、男は実に鈍感で、まったく気づかないこともめずらしくない。女性が男性を口説くことが難しいのは、いくら女性から合図を送っても、男性がぼんやりしているからだ。

とくにこの「手首を見せる」といのは、目からウロコだった。
上記のStage2同様に、そう言えば思い当たるふし、たくさんある。
そうだったのか。

●女が男を誘うときの13のボディランゲージ

1.頭をそらして髪を払う
 ロングヘアの女性だけでなく、髪が短い女性もこれをやる。これは、外見に無頓着な女でないことを男に伝えるのと同時に、わきの下を露出させて、フェロモンを男に嗅がせようとする試みでもある。
3.セルフタッチ
 女性が太腿やうなじ、のどもとに自分で触るのは、そこを触られたいという欲望の現われであり、「彼に触られたらどんな感じかしら」という想像をかきたてる手段でもある。
5.長いものを手でもてあそぶ
 男性器を匂わせるものを手でもてあそぶのは、心にあることが無意識に行動に現われている証拠だ。女性がこうしたしぐさを見せはじめたら、男性は女性のライターや車のキーなど、個人的な持ち物を触って、「きみはぼくのもの」という意思表示をしよう。
9.骨盤を強調する
 健康で、子どもを産むのに最適な女性の体型は、ヒップとウェストが1対0.7であることが医学的にも確かめられている。したがって男性も、この比率の体型に惹きつけられる。
10.ハンドバッグを近づける
 プライベートな持ち物であるハンドバッグは、親密さを伝える小道具にもなる。気にいった男のほうに、少しずつハンドバッグを近づけるのだ。ときには彼に持たせたり、なかを開けてものを取りだしたりさせるだろう。ハンドバッグを男のそばに置いて、手で触れたり、なかをのぞけるようにすることは、「あなたともっと親しくなりたい」という強烈なメッセージなのだ。反対にハンドバッグを遠ざけられたら、彼女の気持ちも離れている証拠だ。
12.靴をぶらぶらさせる
 足を靴に出し入れするのは、ひそかな男根崇拝でもあるので、目の前の女性にこれをやられると、男性は理由もわからずどぎまぎしてしまう。

なるほど。
結婚した今となっては、
なかなかそういうボディランゲージをみる機会も相手もいないのだけど、
若者同士がやりあっているのを見ることは、できるかも。
今度飲み会とかあったら、観察してみよう。

●男性が女性を誘う動き

・親指をベルトやポケットにひっかけ、手で股間部分を囲むようにするしぐさは、性的に積極的な気分を表現したいときに男性がよく見せる。ひじをちょっとだけ外に突きだし、指で股間部分を際だたせる姿勢は、「怖いものなし」というメッセージを発信している。ベルトもズボンもしていないが、チンパンジーなどの類人猿も同じ格好をする。
・男がお目当ての女に見せるありがちなボディランゲージを紹介しよう。ネクタイを直し、衿もとをととのえ、肩のほかりを払い、袖口をさわる。その動きの多くは、動物のオスがメスの気を惹くときと同じように、自分をより大きく、強く、かっこよく見せることが目的だ。

あー。これはなるほどって感じ。
無意識に自分がやってるときもあるのかな?

●交渉 および パワープレイへの対抗

・相手より優位に立ちたいときは、上の図のように、手の甲を上に向けた威圧的な握手をする。成功している企業の上級役員350人を対象に調べたところ、男性の88%、女性の31%は、このタイプの握手をしていることがわかった。さらに対象者のほぼ全員が、自分からはぜったいに先に手を出さなかった。
・相手がこの動作をしたときに気をつけたいのは、両手をこすりあわせる速さである。こする動作が速いか遅いかで、相手とあなたのどちらが得をするかが変わってくる。家を買おうと決心したあなたが、不動産屋を訪ねたとしよう。担当者が両手を勢いよくこすりながら、「ちょうどいい物件がありますよ!」と言ったなら、その言葉に嘘はない。得をするのはあなただ。ところが、担当者がゆっくりと手をこすりながら、「いい出物がありますよ」と言ったら、陰険でずるい感じがするにちがいない。その物件を買って得をするのは、あなたではなく不動産屋だ。
・弁護士や経営者などは、自分より下と見る人間に対して、尊大なボディランゲージをするのが癖になっている。そんな相手をやりこめたければ、ミラーリングをしてみよう。向こうは思わぬ対応にどぎまぎするから、立場を逆転させることができる。
・うなずきには伝染力がある。相手があなたに対してうなずいていると、あなたも思わずうなずくだろう – たとえ相手の言い分に納得できなかったとしても。つまりうなずきは、信頼関係を紡ぎだし、同意と協力を手に入れるための優れたツールなのだ。話の末尾に「そうですよね?」「ちがいます?」「当たっているでしょう?」といった問いかけを付けくわえ、うなずいてみせる。聞き手もそれにつられてうなずけば、あなたの話に賛成してくれることまちがいなしだ。
・交渉ごとに臨むときに、覚えておいたほうがよいボディランゲージがある。これで、相手が乗り気かどうかを知ることができる。話の最後に相手がこの体勢をとっていたら、同意が得られると思ってまちがいない。このポーズに加えて、あごをなでたり(決断していることを表わす)、肯定的な相づちを何度も打っていれば怖いものなしだ。
・警官の心証を少しでも良くするためには、まず自分が車をおりて、パトカーに歩いていくことだ。次に、なるべく自分を小さく見せる工夫をする。背を曲げて頭を低くし、警官より立場が悪いことを身体で表現する。過ちを指摘してくれたことへの感謝、激務へのいたわりなどを言葉にすることも大切。それから、手のひらを上にして服従の態度を見せ、声を震わせながら、「お願いですからキップは切らないで」と頼む。

ここは、ビジネスパーソン必見の箇所。
身につくまで100回ぐらい見直したい。
というか、自分の普段の動きを動画にとって比較したいぐらい。

●面接で

・それでもおかいまいなく歩み寄り、用意された椅子にさっさと腰かける。「さあ、いますぐ面接をはじめましょう。私はいつまでも待ちませんよ」というメッセージだ。
・座るように指示されたのが、担当者の正面に置かれた低い椅子だったら、相手との角度が45度になるように微妙に動かして座ること。椅子が動かせないタイプだったら、自分の座り方で調整する。真正面から向きあうと、相手に詰めよるような雰囲気になってしまう。
・面談の約束をしているのに、20分以上待たされるとしたら、相手は時間管理能力がないか、あるいは自分が優位に立とうとするパワーゲームをやっている。相手の地位を相対的に低くし、自分が有利になるには、相手を待たせるのがとても効果的なのだ。そんな場合に備えて、ノートパソコンやPDA、書類などをいつも携帯しておこう。待ち時間にせっせと仕事をすることで、「私は忙しい、待たされるのは迷惑だ」というメッセージを送ることができる。しばらく相手が姿を現わしても、向こうが話しかけてくるまで知らんぷりをする。声をかけられたら、ゆっくり顔を上げて挨拶し、荷物を手際よくまとめよう。さらに効果的な対処法がある。財務関係の資料と電卓を使って、計算をはじめるのだ。相手がやってきて話しかけても、「ちょっと待ってください。この計算だけ終わらせてしまいますから」と答えて電卓を叩きつづける。あるいは携帯電話で話す振りをしてもいい。要するに、「あんたのルーズな時間管理には、つきあっていられない」という強力なメッセージを発するのだ。向こうが露骨なパワーゲームをしかけてきたら、こちらも対抗する必要がある。

ここの部分も、とても貴重のアドバイスをもらった感じ。
面接ではないけれど、会議とかでも、偉そうな人、とっても多いので、
今度はちゃんとボディランゲージで対抗しよう。

●その他

・実は、こうした対面式の占いでは、「コールド・リーディング」と呼ばれるテクニックが用いられている。コールド・リーディングとは、人間がもともと持っている性質や傾向を理解したうえで、ボディランゲージを読みとって相手のことを探りだす技術だ。いわゆる霊媒と呼ばれる人も、占星術師も、水晶占い師も、このコールド・リーディングを駆使している。彼らは、初対面のお客が発する言葉以外の手がかりを目ざとく見つけ、情報を集めていく。ただし占い師本人が、コールド・リーディングの能力を「超能力」と勘違いしていることもある。占い師の多くが女性なのも、これでうなずけるだろう。
・ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのルース・キャンベル教授は、脳内に「ミラー・ニューロン」というものがあると考える。相手の顔や表情を認識して、瞬時に同じ表情になろうとするのは、このニューロンも関係しているのかもしれない。
・例えばコートを着るとき、男性は右腕を先に袖に入れるが、女性は左腕が先だ。一見すると同じ動作でも、男性は左脳を、女性は右脳を使っているために、こうしたちがいが現われる。
・急いで何かを決めなくてはならないときは、立ったまま話しあいをしたほうがいい。この種の会議を仕切れる人は、断然やり手だと見なされる。

やはり米国のベストセラーというのは、
その後日本で売れたセミナーやコンテンツになっている気がする。
自分も、翻訳する前の段階のベストセラーをAmazonで読むようにするかな。
神田さんのトライアスロン、やはりやっておくべきだったか。