仕事も人間関係も
仕事と同じように悩みにも締切を作ろう!
著者に興味があって、手にとってみた。
ウォッチしている園さんと最近組んでいる人のようなので。
どんな人なのかなーという軽い気持ちで。
モチベーションがあがらない人や、鬱的になっている人、
今、苦しい状況の人、元気がない人に役立ちそうなアイデアがたくさん。
自信のつけ方 や 悩みとのつき合い方 について、
すぐに実行できる「心の使い方」が、わかりやすく説明されている。
以下、抜粋。
■自信
●良かったことを正確に理解する
良かったことが思いつかないと考える人は、宝くじが当たったとか、大口受注がとれたとか、海外旅行をしたといったようなビッグイベント以外は、すべて大したことではないと思っています。仕事でミスをしなかったとか、いつも通りに期限内に書類を提出したのは当たり前だと考えないで、「当たり前のことができて良かった」と考えてみる。この試みは、今の悩みごとから視線をそらすだけでなく、日常の些細な、でも確実な「良かったこと」に気づく訓練にもなります。
●解決できる前提で知恵を引き出す
「もし自分がこの失敗を挽回できる人だったとしたら、どう考えて、どう行動するだろうか?」と考えてみるといいでしょう。この表現が役に立つのは、「自分にはこの失敗は挽回できる能力がある」という前提で考えるからです。
●無条件肯定を使う
肯定には「条件つきの肯定」と「無条件の肯定」の2種類があります。条件をつけて自分を肯定したり否定するのは一切やめたほうがいい。”オレはオレなりによくやっている”
■悩み
●悩みの分解して、ひとつひとつ対処する
悩みには常にふたつの側面があります。「何か問題が生じている」という側面と、「そのことでストレスが生じている」という側面です。考えたいのが、今の自分にとってどちらが本当の問題なのかです。
●最悪を想定しておく
最悪の事態を考えてみると、案外たいしたことではないのに気づきます。”敵”の正体は、見破ってしまえば、それほど恐れるべきものではなかったのです。なお、これは決して投げやりになることでも、あきらめることでもありません。「うまくいくこと」への執着を手放して腹をくくれると、不安に立ち止まらずに着実に前進できるようになります。結果、うまくいってしまうのです。
●願望を押し付けるのをやめる
あらゆるイヤなことは、何らかの願望への執着が生み出していたということを知ってください。願望は「自分への願望」と「他人への願望」に分けることができます。他人への願望に執着するのは、自分の願望を他人に押し付けているともいえます。つまり、他人の言動が原因でイヤな気持ちになっていると思い込んでいたのも、じつはそれを「思い通りにいかない」と感じる、自分の見方に原因があったということです。
●メタの視点を持つ
高い視点に自分の身を置くことができれば、誰が敵だとか味方だとかを気にするのは、取るに足らない小さいことだったと気づけるでしょう。目の前の出来事に一喜一憂せずに、高い視点から物事を俯瞰できるのは、精神レベルが大人だからこそです。
●批判は吟味する。無意味な批判に影響されない
いったん「なるほど、そういう見方もできるのか」とつぶやいてみることが役に立つと思います。こうして心を落ち着けて批判を吟味する。冷静に分析した結果、その批判は正しい指摘ではないと自分が思えば、それを受け入れる必要はありません。
●全か無か思考を捨てる
「全か無か思考」は完璧をめざしすぎている姿勢だと言えます。
●スランプを克服する
まず自分で自分にプレッシャーをかけるのをやめるのが先決です。それには、ちょっとした言い換えが役に立ちます。「~でなければならない」を「~であるに越したことはない」あるいは「~のときもあれば、~でないときもある」と言い換えてみるのです。