情報起業で1億円

イヤでも億万長者になれる3つのルール
このルールを知るだけであなたの人生が変わります!
爆発的にお金が増える秘密は、「ビジネス」「投資」「節税」の3つのルールにあった!

情報起業のことにはあまり触れられていない。
むしろ「イヤでも億万長者になれる3つのルール」という副題を
書名にすべきかなーと思う。
この人、今も業界にいるのかな? 彼らは続いているのかな、
という好奇心で、ちょっと調査目的で手にとった一冊。
利回りの計算にはやや無理があると思ったが、
基本的な考え方として、絶対に抑えておくべき内容。

●人生を経営におきかえてみる

・今のあなたは、親の事業を何も考えずに引き継いでしまっている危なっかしい二代目社長だと思うとわかりやすいかもしれません。経営理念や事業計画、資産運用について真剣に考えることなく、経営をきちんと勉強したこともない。それでもなんとなく会社を維持してこられた、とても恵まれた後継者だったということです。これが実際の会社だったら、どうでしょうか? 変化の激しい時代に、なんの勉強もせず、自分の会社の事業内容や経営方針、財務状況を把握していないような社長の下で、あなたは働きたいですか?
・子供にいつ、どのくらいお金がかかるのかも予測することは可能です。少なくとも15年後には高校受験がありますし、中学受験なら12年後です。その時にあわせて教育ローンを組むくらいなら、それを見越して貯めておくべきなのです。あなたの人生、家を「とりあえず」「なんとなく」で経営していくことは大きな危険をともないます。
・誰もが自分の人生を経営しているのと同じように、夫婦は「家という会社」の共同経営者です。家=会社が、今、どういう状態にあるのか。これからの経営上の課題は何か。お互いの会社(人生)を経営しながら、家としてのリスクを共有し、二人で資産を築く。こういう関係を作っているご夫婦の家は、うまくいきます。
・旅そのものが目的になっている場合は別ですが、目的地を決めずに旅行に出かける人はほとんどいないでしょう。目的地のわからない旅は不安でたまらないはずです。

頭のいい多くのホワイトカラーのサラリーマンは、会社の中では、コンプラだ、内部統制だ、品質管理だ、プロジェクト管理だ、ファシリテーションだ、リーダーシップだと、最新で、科学的で、抜け目のない活動をしているのに、こと自分の人生や家庭のことがさっぱり。この当たり前の事実と盲点に気づかせてくれたことは、とても大きい。ワーカホリックというのは、単なる仕事のしすぎではなく、家庭経営や人生設計の破綻を意味しているのかも知れない。

●シンプルで重要な原則

・喫茶店でコーヒーを飲みたいと思ったとき、あなたならどうしますか。おそらく喫茶店に背理、コーヒーを注文すると思います。そう望んだからです。喫茶店でコーヒーを頼めば、あなたのところにはコーヒーが運ばれてくる。コーラやオレンジジュースは運ばれてこないはずです。当然の結果のように思えるかもしれませんが、「自分が望んだこと=コーヒーが飲みたい」に対して、予想通りの結果を手に入れることができたのです。これも一つの成功です。何が飲みたいのかわからなかったら、何も注文できません。コーヒーを飲みたいのにココアを注文しても、コーヒーはやってきません。
・人の情報に振り回されてあれこれ手を出すと、エネルギーが分散してしまいます。ビジネスも投資も、一番得意なものに絞り込むぐらいでいいと思います。手を広げるのは、一つずつ達成してからでも遅くないでしょう。これと決めたものを集中的にやれば、うまくいく確率が高くなります。その代わり、そのあいだは他を見ない。
・まず自分で自分に値段をつける。そして、それだけの価値がある人間として振る舞う。人の評価より先に、自分の意識を切り替えるのです。

言い方を変えれば、お店で何か注文をした時に、違うものを出されてもクレームをしない、自己主張しないというのは、とてもセルフイメージによくないことをしているということに気づく必要がある。

●家庭の財務

・貯める仕組みもまったく同じです。まず目標(ゴール)を決めて、どういう手段で、いつまでにそこへ到達するか、具体的に計画を立てればいいのです。
・目標金額=手持ち資金×達成に必要な利回り×達成に必要な期間
・1000万円が貯まるまでは、使うことを考えず、ひたすら貯めるのがコツです。そこを越えてしまえば、あとはお金が貯まりはじめます。一度1000万円が貯まってしまうと、今度はそれを取り崩して使えなくなるものです。
・まず、今年はいくら貯めたいのかを決めてしまいます。所得税、消費税、保険料、経費(固定費)などを支払ってそれだけ貯めるには、今年ビジネスと投資でいくら稼げばいいかという順番で設計するのです。
・私は高額の保険料は無駄だと思っていますが、みなさんはその支出が無駄だと思っていない。
・国民年金のメリットを、いくつか挙げてみます。
1 全額社会保険料控除額として所得控除可能→節税効果が高い
2 自分が受給年齢に達する前に死んでも、条件を満たしている場合は、子供が18歳になるまで「遺族基礎年金」を受け取ることができる。
3 自分が事故や病気で障害者になった場合、条件を満たしていれば「障害基礎年金」を受けとることができる。
・損害保険や生命保険に月々いくら支払っても、年間の控除額は5万円までしか認められません。それならその分を減らして国民年金を払ったほうがいいと、私なら考えます。

ちょうど年金と保険について見直さなきゃと思っていたところだ。
さすが、FPの勉強をしただけあって、このあたりをしっかり言いきっているなと思う。

●まずは棚卸

・自分のことを知らないと、何をやっても空回りしてしまいます。お金儲けのノウハウを身につけるのは、そのあとでいいのです。目先の利益を追いかけて、トレンドや情報に振り回されているような会社は、まず潰れます。やみくもに動き回る前に一度資産を棚卸することで、効率的な投資ができるようになります。
人生でもお金でも、失敗する人ほど、自分の置かれている状況をきちんと把握していないものです。

経営状況をみるためにSWOT分析をしたりするのに、自分のことを何にもわかっていないという人は多い。自分の人生にこそ、その数々のメソッドを応用したい。

●資格と情報への投資の考え方

・私は、人生の中で一度ぐらい就職に「投資」をしたほうがいいと思っています。今の私の基礎も、サラリーマンをやっていた時代に培われたものです。組織の中で働いて「会社の仕組み」を学べたことは大きな財産になりました。
・コンビニエンスストアを経営していたとき、20万円をかけてファイナンシャルプランナーの勉強をしたのですが、その勉強のおかげで数百万のリターンを得ることができました。そこで学んだことは、じつは1000円程度の節税の本にも書いてあった内容でしたが、私は最初にその本を読んだとき、それを読みとることができなかったのです。ファイナンシャルプランナーの勉強をしてみて、ようやくその内容が理解できました。
・法律については司法書士試験の受験のために集中的に学んだのですが、この勉強はのちのコンビニエンスストア経営でも多いに役立ちました。ただ、普通の方はそこまで費用をかける必要はないでしょう。相続や年金に燗する書籍もたくさん出ていますし、司法書士や弁護士、ファイナンシャルプランナーが開いているホームページなどで、いくらでも詳しい情報を得ることができますから。基本的な知識を身につけていて、いざというときに必要な情報の集め方を知っている。このぐらいでいいと思います。
・私が個人的にお勧めしたいのは、ファイナンシャルプランナーの講座です。講座費用は20万円ぐらいかかりますが、学んだ知識を相続や節税などの際に活用することで、投資した金額はすぐに回収できるはずです。
・マイナスの情報は、モチベーションが下がるので、なるべく目に入れないようにしています。インターネットでも余分な情報は排除します。たとえ楽しい情報でも、そういった情報に触れ続けることでエネルギーが分散します。焦点を合わせれば、かならずうまくいくのです。

FP、自分も一度勉強しかけた。もう少し本腰を入れてみようかな。
それと、法律について体系的に学びたいと思っていたので、司法書士のテキストがよさそうというのは、いいヒントをもらった。

●その他情報起業について

・…そんなときに、岩元貴久氏の『情報商人のすヽめ』に出会いました。
・所得税がかかってきて、利益の半分程度を税金で納めることになります。私の場合は経費を差し引くと、だいたい利益が4割ぐらいになっています。つまり、実際は約6割が原価ということになります。結局のところ、商品を仕入れて販売するビジネスモデルと、じつはそれほど利益が変わらないのです。利益率9割というのは、つまり売り上げにかかってくる税金をまったく考えていない数字だということになります。

この人もまた、岩元さんに刺激をうけていたんだ。
彼に影響をうけた人、ほんとに多いんだな。

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