超人気 ワーク・ライフバランスコンサルタントが教える
テレビ東京「ガイアの夜明け」で大反響!!
ワークライフバランスのすごい効果!
私はこのやり方で、18時から、子どもと一緒に過ごせるようになりました。
私が好きな小室さんの一冊。
この方のワークライフバランスの活動は、
この先の変革に重要な意味を持っていると思って、ウォッチしてます。
美人だけど、美貌だけで売っているわけではなくて、やってることがすごい魅力的。
こういう本を、日本中の団塊の世代の男性が30回ぐらい声を出して読むと、
日本も変わるかも知れないなと思う。
4歳の子の父親として、育児休業の重要性は理解していたつもりだけど、
この先、男性の介護休業が必要になる時代になるということについては、
今まで気づいていなかった。目からウロコ。
●時代の変化 長い時間働けばいい時代はとっくの昔に終わっている
・社会全体で仕事が知識集約型にシフトしている以上、単純に時間を長くかけてもパフォーマンスは上がりません。短時間で成果を上げるためには、むしろ普段からプライベートの時間を大切に使い、いろいろな情報や人脈に接し、インプットを増やさないといけません。
・「日本はこうした頑張る社員に支えられて経済成長を成し遂げてきたのだ」という声も聞こえてそうです。それは事実でしょう。しかし、それは仕事内容が今とはまったく違うものだった時代の話です。つまり、時間に比例して成果が出るような単純作業が多かった時代、それもつくればつくっただけ売れる右肩上がりの人口増社会においてのことです。現在では、時間に比例して成果も出るような単純・大量生産の仕事はインドや中国のほうがずっと得意です。
・専業主婦と会社人間は時代遅れ
外資系の日本法人や、ホワイトカラーが中心の会社は、
ようやくこのことに気づきだしている気がする。
でも、外食や小売などは、まだまだ。
●経済事情の変化と女性が働くこと
・4足のわらじを履いている分、アイデアの刺激も4倍、出会う人脈も4倍なので、インプットには困らないのです。
・日本が農業を主流としていた頃は、子どもは一つの家の軒先に集められて、地域で面倒をみてもらっていました。その地域の軒先が現代では保育所になり、夫婦で働きに出ていた田畑が、それぞれの会社になったと考えてみてください。専業主婦が1人で子どもの面倒をみてきた時代よりも、ずっと長く、もともと共働きの時代があったのです。
・戦後の高度経済成長期から80年代くらいまでは、男性1人の収入で子どもを3人ぐらい育てることができました。その時期に結婚し、家庭を築いた世代で、専業主婦が当たり前とされたのも不思議はありません。しかし、これからはどうでしょう。終身雇用や年功序列はもはや過去の話。団塊ジュニア世代の男性1人の平均的な収入で育てられる子どもは、当社の試算では1.2人に過ぎません。
・50年前に比べて、大卒男性の初任給は16倍にしかなっていないのに、国立大学の入学金は260倍、また年間授業料は60倍にもなっているのです。
・女性が働くことの最大のメリットは、実は男性の精神的なプレッシャーを軽くしてあげられることではないかと思います。
経済的な変化と女性が働くことのメリットはよいのだけど、
かつての愛情のこもった地域の目が、そのまま保育環境に置き換わったとは言えない。
もちろん、ワークライフバランスの考え方も、
また女性の労働力を活かすことにも大賛成なのだ。
ただ、子どもが幼いうちに母親が働きに出ることには、賛成できない。
早期に親と離れた子どもの心がどんな影響を受けるか、
その、子どもの側にたっての考察が必要だろうと思う。
その壁を解決しないことには、先に進まないような気がする。
私は、少なくとも育児休業を6年とる必要があると思っている。
●早く帰るための工夫
・おかげさまで戦略:一日の業務報告を簡潔にします。その報告に、上司や先輩に助けられたことを盛り込むのです。「…”おかげさまで”仕事が早く終わりましたので、今日は帰ります。ありがとうございました。」こういうふうに言うと、「彼女が早く帰れるのは、俺がアドバイスしたからだ」「あいつは俺の指示どおりに、よく頑張っている」といった具合に、上司や先輩たも気持ちよく見送ってくれます。
・短時間勤務の先輩がいると「あの人だけなんで5時に帰るの。その分、私にしわ寄せがきて迷惑じゃない」というグチを、ついつい軽い気持ちで言ってしまったことはありませんか? しかし、これは自分のロールモデルになるかもしれない人を自分でつぶしていることになるのです。→「先輩、5時ですよ。お迎えの時間ですよね。私がこれはやっておきます。先輩は私たちのロールモデルで、目標にしていますから、ぜひお子さんがいても、昇進してくださいね」
これはいいアイデア。
さっそく活用させてもらおう。
男性でも使える。
●パートナーとの関係
・女性にとって、ワーク・ライフバランスの視点から信頼できるパートナーかどうか判断する、おすすめの目印=女性のまじめな話を最後まできちんと聞く人かどうかということです。男性のなかには、女性が相手だとなぜかまじめな議論をせず、すぐ揚げ足をとる人がいます。
・あなたが仕事を続けたいと思っているのなら、「仕事は自分にとってすごく大事で、自分はこの仕事と真剣に向き合っている」ということがきちんと伝わっているかどうかがポイントです。会社でいやなことがあったりすると、あなたもつい会社や上司のグチをパートナーに真っ先に言ってしまいがちではありませんか。もちろん、女性がそういう話をするのは、相手を信用しているからであり、ストレスを発散するために、わざと大袈裟に言ったりすることもあるでしょう。ところが、そういった話を繰り返し男性が聞いているうちに、先ほどのような行き違いが生じるようなのです。男性としては、思いやりや優しさで女性に仕事を辞めさせてあげたいと思っていることが少なくないようです。「そんなに仕事が大変なら、育児などをきっかけに仕事を休ませてあげたほうがいいと思うんです」「彼女に比べると、俺はそこまで仕事はつらく感じないし、俺が頑張ろうと思います」「しっかり稼いで、彼女が仕事を辞めても大丈夫だと言ってあげたいんです」
・彼に(グチを)言ったあと、「でも、仕事はずっと続けたいし、この状況をなんとかしたいの。何かいいアドバイスをくれない?」「もし、あなただったら、こういうときどうする?」と付け加えてみて下さい。このひと言があるとないとでは、大違いです。
・多くの男性が「初めてやってみた家事を妻にけなされてから、やる気を失った」「やはり女性のほうが家事は向いているのだと実感して、手を出すのをやめた」と言っているのですよ。
・もったいない理論 8割ほめて、2割付け足す。「あと、もったいないからもうちょっとこうしたら?」
男性と女性のすれ違い。これには気づかなかった。
確かに、女性があまりにも仕事のグチをたくさん話すと、
やめさせてあげたいと思う。そのことの何の不思議もなかった。
グチをいいながら、実は仕事を続けたいと思っているなんて、
男性には絶対に想像できない。
●本当の話
・子育てをしながら働いていると、ついつい仕事上でのプレッシャーをやわらげようと生地の大変さばかり口に出してしまいます。「本当はそんなことなかったんだけど、毎日早く帰らせてもらっていると、職場では肩身が狭くなっちゃって、育児が大変だと言わなきゃならないのよ。本当は育児は大変というより、すごく毎日が楽しかったのよ」
男性も同じ。
この話に騙されて、結婚を躊躇する人ってたくさんいる。
真実を語ってほしいのになと思う。
私も、ずっと誤解していた。というか騙されていた。
子育てがこんなに楽しいなんてももっと早く知りたかった。
●日本のこれから
・日本は非常に教育レベルの高い国であるにもかかわらず、同じHDIレベルの国に比べて女性が政治や経済で活躍していない、教育の結果をうまく活かせていない国であるということがわかります。
・あと15年すると(出版は2008年)、団塊の世代が75歳を超えるようになります。ですからあと15年くらいすると、団塊世代が「介護世代」になっていくことは間違いありません。世界で最も急速に少子高齢化が進んでいる日本は、間違いなく世界に冠たる「介護大国」になることが運命づけられているのです。15年後を試算すると、子どもの出産や育児で休む女性より、親の介護で休む男性のほうが多くなる可能性もあります。
神田さんの2022とも符合する内容だ。
どうにかしなければ。
●多様性
・妻が育児、夫が仕事、と「分担」する。このやり方がうまくいった時代もありました。しかし、分担することで相手の領域に関与しなくなり、その結果、相手のつらさがわからなくなってしまい、お互いが責め合う夫婦が今、増えています。
・電車の中で親に連れられた赤ちゃんが大きな声で泣いていたら、あなたはどんなふうに感じますか? 経験が増えれば増えるほど、他人の事情や気持ちが理解できるようになるのです。逆に、人生における経験の少ない人、特定の経験しかしていない人が多い組織や社会というのは、違いを認めないストレスが高く、息苦しいものです。そういう組織や社会は、互いが助け合わないので効率が悪く、全体としてのパフォーマンスも上がりません。これからの日本に必要なのは、お互いの多様性を認め合うことです。そのためには、ひとりひとりが多様な経験をするのが一番なのです。
ワークライフバランスは、ダイバーシティというキーワードともつながるんだ..。
ロハスとか、スピリチュアリティとか、フェアトレードとか、
もっともっといろいろなキーワードともきっとつながっていくんだろうな。
そしてそこに、ビジネスチャンスもありそう。
●ジェネレーションギャップ
・弱みを見せず男性と同じように働くことが、あとに続く女性たちのためになるという誤解。誰よりも後輩のために頑張ってきたはずなのですが、つい無意識のうちに、若い女性社員にも自分がやってきたのと同じぐらい私生活を犠牲にしないと認めない、というプレッシャーを与えてしまっていることがあります。「あの人みたいに働くことがこの会社で仕事を続ける条件なら、私には無理です。いいです」こういうことを、多くの若い女性が口にしています。私生活を犠牲にて男性化して仕事だけを頑張ることが、本当に後輩のため道を切り拓くことになっているでしょうか。
・一度、専業主婦になったらパートでしか戻れないというのも、今となっては大きな誤解です。
・若い世代では、得に男性の意識が変わってきているようです。彼らが一番わかり合えないのが、団塊世代やその少し下くらいの部長クラスの男性だという話を聞いたことがあります。それくらいの管理職は、専業主婦である妻の支えがあったからこそ、猛烈に働いて出世してきたタイプが多く、同じような働き方を強要するのでしょう。育児休業を取りたいと相談しようものなら「おまえ、何言ってんだ。男は仕事だろう」と言われかねません。
・今の20代、30代は、バブル崩壊後に物心がつき、収入の伸びは頭打ち、大企業でもつぶれる時代に育ちました。親の世代のやり方がうまくいかなくなったのを身近で見たり、感じたりしているのです。そのため、自分にとって本当の幸せは何か、自分の人生はどうあるべきかを本能的に模索しているのではないかと思うのです。彼らは(そして私は)、少なくとも「こうやればうまくいく」という画一的な答えがあるなんて思っていません。自分で考えないといけない、自分で決めないといけない、ということがわかっているゆえ、団塊世代やその下の世代と比べるとクールだし、ノリがあまりよくないのだと思います。
これも、老人の側が多様性を認識することで、解決する問題だ。
多様性を受け入れられない老人は、早く引退してほしい。
政治家も、企業の役員も。
●会社の選び方
・人事担当者にはこれを聞こう
:育児休業の取得率、育児休業者の復帰率(データをとっていないとしたら、それだけで疑問符です)
:育児休業を取った人で管理職がどれくらいいるか
:勤続年数の男女の差
人事担当者としても、最近は優秀な学生ほどそういうことを聞いてくるので、ドキっとするそうです。
●その他
・新しい環境に直面したとき、「失うもの」にばかり意識が向くと、その環境の変化を非常にネガティブにとらえてしまい、どんどんマイナス発想のスパイラルに入っていきます。客に、新しい環境でしかできない「新たに得られるもの」に意識が向きだすと、新しい環境を前向きに、ポジティブに楽しめるようになっていくのです。環境が変わると必ず失うものがありますが、新しいチャンスもある。どれだけチャンスのほうに早く気持ちを切り替えて目を向けられるか、ということが肝心なのだということです。
・120%理論:やりたくない仕事ほど、短期間で120%の結果を出す。そうすることが、やりたい仕事に近づく一番の近道なのです。
●営業について
・営業による丁稚サービス(お店のお手伝い)→それを繰り返しているうちに、上下関係ができ、お店からの無理難題に対応しきれなくなり、むしろ取引きがしにくくなっているように思えました。
・相手と一緒に何が課題で、どう解決するか話し合い、結果を出すことで、頼りにされるようになります。そういう信頼関係があれば、無理にお願いしたり、過剰な丁稚サービスをしなくても売れるようになるのです。このWIN-WINの関係こそ、営業のみならずあらゆるビジネスのあるべき姿だと私は思いました。
・相手を説得する力というのは、営業職で非常に培われる力なので、企画・マーケティングで活躍したい人こそ、一度営業を経験してみるとよいと思います。
・どんな商品、サービスにも二つや三つ違った切り口の特徴、メリットがあるはずです。大事なのは、相手の課題にマッチするような使い方、応用の仕方を選び出し、ストーリーにすることです。商品やサービスそのものを変えるのではありません。使い方、応用の仕方のストーリーさえきちんとできていれば、相手を説得できます。
・安易な「お願いプレゼン」で一度売れても、そのあとが大変。一度お願いを聞いてもらうと、そう続けて頼めませんから、新規開拓を続けるしかなくなってしまうのです。これに対しWIN-WINのプレゼンで一度、課題を解決すると、開いてから「また、ちょっと相談したいんだけど」と言ってもらえます。上下の関係にならないことが大切なのです。
小室さんの自伝的な話もかかれていて、興味深かった。
資生堂で営業をやっていたらしい。
この人がワークライフバランスを語るからこそ、力があるんだな。
魅力の根っこが、少しだけ理解できた気がする。