子どもの心と脳が危ない!

テレビを消そう、ゲームをやめよう!
自然流子育てとシュタイナー教育から学ぶ0歳から7歳の子育て

シュタイナーに興味があったのと、いわゆる「ゲーム脳」に興味があったのとで、手にとってみた。
「ゲーム脳」については科学的根拠がないという意見もあるが、冷静に考えると、「問題がない」ことが立証されたわけではないはず。「問題がある」ことの立証がうまくいっていないのかも知れないだけで。


ゲームの影響については、科学の視点よりも、精神科学とかトランスパーソナルなど、あるいは瞑想家の立場から論じた方が説得力があると思った。イメージが現実に与える、その現象化のプロセスについて知っているのは彼らだけだから。
以下メモしたところ

●佐々木正美(児童精神科医)
・ハリー・スタック・サリヴァン(アメリカの精神科医師)は「人間が人と関係する機能を失えば失うほど、人間としての存在の意味や価値を失ってしまう。あるいは、自分で自分の中にそういった価値や意味を見いだす力を失ってしまう」「人が存在する意味、価値は人間関係の中にしか存在しない」といっている。精神疾患障害者は例外なく人間関係の障害をもった人だという指摘もあり。精神的な問題に対する治療は人間関係の調整にほかならない。
・逆にいえば、たとえばテレビで見たことを主題にして仲間や家族との会話が思い切り盛り上がるとか、テレビを媒介にしてコミュニケーションが発展していくのであれば、それほど悲観しなくてもいいのだろうと思う
●森昭雄(日大教授)
・テレビゲームの中でも、画面の指示でダンスをするダンスゲームはβ派が低下しない。リズムに合わせて太鼓をたたくゲームもβ派を低下させない。
・15分過ぎからとくに脳の右側が働かなくなって、20分くらい過ぎる全体が下がってくる。30分やったら前頭前野が働きませんから、そのあとで勉強しても頭に入らない。
・パソコンだと20~30分でかなり前頭前野が働かなくなることもわかっている。
・ケータイメール中は前頭前野はほとんど働いていない。記憶中枢から簡単な文字を引き出して、指で打っているだけ。
●吉良創
・次々と移り変わる違った視点からの映像を見ることは、私たちの意識を覚醒させ、不安定にする。まだテレビの映像に客観的に向かい合うことができない幼児期の子どもがそのような映像を見ることは、彼らのまだ眠っている、夢見ているような意識をその刺激によって覚醒させていきます。
・テレビやビデオ番組の内容に関係なく、それを見るとき、同じように子どもの動きは止まるし、それを受身的に処理しようとしていくし、それによって覚醒させられ、見た後の影響も出てくる。5分だけ見ても、その傾向があることには変わりない。
・幼児は「人間であること」を学ぶ時期で、質に乏しいヴァーチャルな世界に出会う必要はない。まだ外と中の境界線が全くない時期だから。
・人間は目で見たものをいつの間にか正しいと思い込んでしまう傾向がある。暴力的な言葉、殺人などの場面がある映像(多くのテレビやゲームに見られる)を見るということは、無意識にそれがよいことであると幼児は受け取ってしまう(大人も)。そのような映像を見せておきながら、それと同じことをするなと子どもに要求しても、それは無理がある。
・子どもが起きてから寝るまでの時間は大人も見ない。(録画して寝てから見る)
・テレビを書斎や寝室に移すなどして子どもの生活圏からどける。
・テレビが動かせないなら布を上からかける
・子ども向けの番組やビデオを見たがるのは、それを最初に大人が与えたから。
・子どもが勝手にテレビやビデオを扱うことをしないでいられるような環境を作ることとても大切。
・9歳すぎてテレビを見る場合も、一方的なテレビと向かい合った後は、その内容などについて話をする。
●内海裕美(小児科医)
・ラックにずっと座っていると、自分からハイハイをして何かに向かって進んで行き、つかまり立ちをしようという機会がなくなる。意欲や好奇心は、自分で動き、自分の五感で確かめながら体得して知識と結び付けていくもの。テレビやビデオによって情報だけを浴びていても健全には育たない。
●大村祐子
・大人が作るおもちゃを、子どもは必要としていない。子どもたちは大人があれこれ考えて作り、お店で売られているおもちゃより、身の回りにある物を使って遊ぶことの方が断然得意。おもちゃを選ぶときに大切なことは、
1)子どもの年齢にふさわしいもの
2)自然素材を使っているもの
3)子どもたちが想像をめぐらせることができるもの
・障害や困難は健常だと思われている子どもや、大人のだれでもが持っている、障害や困難がより強いかたちで現れるとき、治療や治癒を必要とする。
1) 不規則な生活が続くとき/睡眠が足りないとき/空腹を抱えているとき/騒音の中にいる時/厚すぎるとき/気になる臭いがするとき
→ イライラして落ち着かない。
×冷蔵庫のモーターの音
×洗濯機
×テレビつけっぱなし
×換気扇
×外の車の走る音
×宣伝カーの音楽やセールスの声
…大人は麻痺していても、生まれてまもない子どもには耐えられない可能性がある。
大人だって、意識にのぼらないだけで実際は大きな影響を受けている
×服が気候にあっていない
×肌が呼吸できる自然素材ではない
×窮屈あるいはルーズすぎる
×ちくちくと肌を刺激する
×部屋の換気をしていない
×埃っぽい
×スーパーマーケットに毎日連れて行き、強すぎる刺激を与えている
2) 過剰な期待を持たれるとき/絶え間なく注意を受けるとき/自分の思うようにことが運ばないとき
→ 押しつぶされそうな気がする。絶望感や怒りに変わる
×子どもが気になってたえず注意している
×子どもが何かしようとしたとき、その前に口を出す(求められたときだけ手助けすべき)
×失敗したとき「やっぱりだめだったな」とか「言ったとおりでしょ」「だから言ったでしょ」と言う
3) めまぐるしく環境が変わるとき/早く早くとせかされるとき/甘いものを食べ過ぎたとき/添加物の入ったものたくさん口にしたとき
→ 気持ちは高ぶり、落ち着かず、絶えず動き回る
×起きる時間、寝床に入る時間が決まっていない
×食事の時間が乱れている
×出かけすぎ
4) 食べ過ぎて満腹なとき/刺激がなく毎日同じことを繰り返して感動することがない生活が続くとき
→ 意欲が減退し、いきいきと生きることができない
●安部利恵(栄養士)
・子どもがスナック菓子を好むのは、家庭で親がだしの素、インスタント吸い物などの化学調味料と加水分解物を使うことで子どもに教えてしまったことが原因。
・旨み正文である蛋白加水分解物は注意。
・スーパーの試食は、「おいしいでしょう?」と子どもに答えを誘導させるので注意
・外国産の野菜は、収穫~店頭まで一ヶ月かかっているケースもある
●姫川裕里
・人見知りや後追いは母親恋しで泣いているのではなく、自分を支えてくれる頼りになる杖を失うような気持ちになる不安がつのる精神的ストレス
・すっぽり包むような抱っこではなく、手足が自由になり自分でバランスをとる対面抱っこがよい。

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