ココロの救急箱

恋と仕事に即効77のスーパーメソッド
ネット最大の心理学サイト主宰の精神科医、ゆうきゆう先生が
独自の心理メソッドを使い、恋や仕事の悩みによく効く「ココロの魔法薬」を調合。

書籍だからでしょうか。いつもよりかなり、表現を(マジメな方向に)抑えてる感じ。
それにしても、p156にあった「心のかけら」がすごく良さそう。
ちょっと応用して、さっそく明日からやってみようと思う。

●疲れた時 自分自身の心のメンテナンス

・誰かに怒られる、突然の不幸にあう等、急激なストレスを受けたとき、そのまま放置していると、心には矛盾が生じます。そして「こんな目にあうようなことはしていない」「でも、実際に不幸にあった」という心の矛盾を解消しようとして、「私は価値のない人げんなんだ。だから不幸にあって当然なんだ」と考えがちです。そんなことにならないためには、悲しいことがあったときは、その後すぐに、必ず「楽しいことをやる」と決めておくのです。バーッと飲んでもいい、自分の部屋でゆったり休んでもいいでしょう。エステに行っても、おいしいケーキを食べてもかまいません。何しろ受けた不幸を受けっぱなしにしていては絶対にダメなのです。
・「トリックスター」は、すべてがうまく行っているときにしか現れません。「トリックスター」を完全に悪いものとして抑圧するのではなく、それを認め、その証拠として、どんなに小さくてもいいので願望を実現し、気持ちを開放させてあげることが大切なのです。必ずその日のうちにそれを「実現」してあげることです。形を変えても、小さなものにしても構いません。会社を辞めたいのなら、「辞表をパソコン上で作ってみる」。「『僕、やめます』と、家の中で言ってみる」など、それに近いものであれば、どんな形でも構いません。また、「彼氏と別れてやりたい!」なら、「彼の写真を一枚だけ破ってみる」などといったことをすればいいのです。

この、急激なストレスで自己重要感(セルフエスティーム)を傷つけ、
うつ病になってしまう人、案外多いような気がする。
とくに、責任を自分の中に見つけようとする真面目な人は、
意識して、「楽しいこと」をしてリセットしておく必要が、ある。

●心の基礎体力を上げるためのMindset

・あなたは、「たった一回間違えたから」失敗した人生を送っているのではありません。「たった一回運が良かったから」成功しているわけでもありません。では、どうすればいいのでしょうか?その答えはただ一つ。振る回数を、他の人の2倍、3倍にすること。まわりの人が6万回なら、あなたは常に意識して10万・20万回振るのです。20万回振れば、他の人が一万回1が出るときに、あなたは3万回以上1が出ている。それこそが、成功ということなんですよ。
・ウェイトトレーニングを受けている学生は、保険学の学生よりも高い自己イメージを持つようになったと言います。調査の結論は「体を鍛えると、自信も高く持てるようになる」。
・100円玉を胸ポケット(女性はブラ)に入れ、普段自分が決してしなかったことを、毎日、目標を立てて必ずひとつする。万が一、目標が達成できない場合は「コインを遠くに投げ捨てる」こと。
・お金を粗末にしている? それは違います。あなたが生まれてきた意味は、「自分のやりたいことをやるため」。それができないなら、生まれてきた意味がありません。自分自身の命、そして両親の愛や、あらゆる想いを全部無駄にしているのです。だからあなたの命や心の象徴ともいえるコインを投げ捨てることで、今日のあなたの行動を、記憶に刻みこむのです。自分が、どれだけ取り返しのつかないことをしたかということに気がつくためにも…。

少し元気が出てきたら、この意識を常に持つ。
確かに、人生という貴重な時間をお金に換算したら、
一日100円なんて、安すぎる。

●幸せの魔法

・アンカリング 自分が楽しかった出来事を思い出すなど、幸せな気分を感じながら、「手を叩く」「指をこすり合わせる」など、何かの行動をしておくのです。そうすると、後でその行動をすることで、再びその幸せな気分に浸ることができるというものです。
・「ありがとうございました」と「幸せな気持ち」はセットになっていて、すでに何度も「アンカリング」されている

このアンカリング、とても重要。
ありがとう ももちろんだけど、
それとは別に、子どもたちに、親である渡したからしてあげられる贈り物として、
何か、意識に幸せのタネを埋め込んであげたいなと思う。

●疲れた人と接する カウンセリングのヒント

・アメリカの心理学者ロジャースは、会話において何よりも大切なのは「受容」と「共感」だと言いました。これは「無条件のプラスのストロークを与えること」と同じだといえます。
・気持ちに余裕がなければ、大切な相手を癒すことはできません。でも逆に、その相手を癒すことができない自分は、気持ちに余裕を持てるわけがないのです。そんな二つの矛盾に、僕自身、今までに何度も苦しんだことがありました。でも最近、答えを見つけました。二つの矛盾は、実は一つだったんです。無理して癒さなくても、一緒に苦しめばよかったんです。それは、二人にとって何よりの安らぎになるはずですよ。
・アメリカの心理学者デビッド・リーバーマンによれば、「全部話を聞かせて」という言い方は、「本当のことを話して」という言い方に蔵簿手、格段に人間の心を開くことができると言われています。その言葉だけで、悩みを抱えている人は、「すべてを受け入れてもらえたような気持ち」になるのではないでしょうか。
・心理学的に、「無条件のストローク」の方が、相手に対して強い癒しと安らぎを与えるといわれています。このことは「がんばって」「がんばりすぎないで」という言葉にも当てはまります。「がんばって」という言葉から「がんばらないと、あなたはダメなんだよ…」というイメージを無意識のうちに受けてしまう人もいるでしょう。
・「がんばりすぎないで」と同じような言葉に「無理をしないでね」があります。実はこれはあまりいい言葉ではありません。なぜなら、これは「あなたはいつも無理をしている」、そして「もう限界なんだから…」という言外のイメージを伝えてしまうからです。

この、一緒に苦しめばいい というところは、目からウロコだった。
著者と同じパラドックスに、かつての自分も悩んでいた。
いまもまだ少し、そうなるときが、あるかも知れない。
自分だけが犠牲になる必要も頑張りすぎる必要も、ない。
共に苦しみ、それをシェア・分かち合えば、よいのだ。

●サブリミナルトーク

・あまり良く知らない、近寄りがたい美人などを誉めて、自己の存在をアピールするためには、ある方法があります。それは、話をしながら、たった一つでいいから相手の中の小さな魅力を探すことです。ポイントは、誰も気づかないような、本当に小さい点というところです。そして同時に「この魅力が分かっているのは私一人だ」と考えることが重要です。それだけで、あなたは相手の大切な部分を手の中につかんだ気持ちになることができるのです。
・「予想外の点を誉める」言われたことのない誉め言葉は、その人にとって「自己拡大」につながり、何よりも嬉しい言葉になるといいます。

これは、モテる男性が無意識になっていること。
人と同じ対応をしても意味がないということに気づいたら、
自然にしているかも、知れない。

・あなたが伝えたい言葉の前に「○○みたいに」とつければいいのです。そしてその○○のブブんには、人がより強く興味をひかれる3つのことがら、「子ども」「動物」「セックス(体感)」にからめたものを使うのがベター。
  サンタさんを待ちきれない子どもみたいに、今日が楽しみでした
  雨に濡れてる子犬みたいに、さびしいです。
  ゾクゾクするほど嬉しい
  鳥肌が立つくらい幸せ
・相手の心に入り込むには、キーワードを忘れてはなりません。「キミだから言うんだけれど」
・夢に現れるのは、ほとんどの場合が自分の無意識の欲求です。そこに現れる内容は、心の奥底にまで浸透するほど強く思っている事実です。そこで、好きな人に強くアピールしたいのであれば、「あなたを夢にまで見ている」と伝えることです。「昨日、君と遊んでいる夢を見たよ」こう言えば、よっぽど嫌悪感を抱かれている相手でない限り、嬉しいと感じるでしょう。
・その夢の中での続きの話しを聞かれたら「いや何をしていたかハッキリと覚えてないんだけれど、楽しそうだったよ」相手にとって「あいまいなプラス」な情報を伝えます。そうすれば相手は、あなたの中でできあがっている良いイメージを壊すような行動をとりにくくなるものです。
・ただし恋愛の場合も、ビジネスの場合も決して結論は言わないことです。そう言ってしまえば、相手は決して、その行動をしてくれなくなるでしょう。夢は曖昧だからこそ、欠けた部分を埋めようとして行動をおこすものなのです。

このあたりにことも。自分もいくつかは自然に身についていたかも。
まぁ結婚してからは、そんな会話をすることもゼロになってしまったけど。
こういった、サブリミナルトークは、コピーにも使えるなと思う。

●恋愛コミュニケーション 困った時は

・相手が一言だけ話した後に「逃避」し、心を閉ざしたときは、どんな一言でもいいので、「僕は、それはプラスだと思っている」という言葉をかけてあげること。そして、その直後に話題を変えてあげることです。この予想外の言葉によって、相手は確実にあなたに対して感謝の気持ちを抱くはずです。
 私、あまり料理ってしないから…→外食好きなんだ!色々食べると楽しいよね
 俺、あまり運動って好きじゃないんだ…→分かる、分かる!ゆったり過ごすのが一番だよね
 ねぇ、休みの日って、何してるの?→え..。別に何もしてない…→ゆっくりと自分の時間を過ごしてるんだね
・あなたが「別れたくない! 別れないで!」と、分かれることを禁止しようとすればするほど、この心理的リアクタンス理論によって、相手の中で「別れたい」と思う気持ちが強まる可能性が高いのです。「実は、僕もそう思ってたんだ」という言葉はまさに言葉のマジック。同じ言葉を告げることで、立場を「対等」にすることができるのです。
・「キミって、本当に分かりやすいよね」と言われたら、自分自身が非常に底が浅く、先の見える人間だと言われているように思うでしょう。だから、相手の気持ちを惹き付けるには、「あなたは本当に分からない人」と、強調してください。

自分も含めて、ここで間違った対応をして失敗してしまう人って、案外多そう。
心の仕組み、相手の立場にたって考える訓練をしていたら、
この手の過ちから抜けられる。
その意味で、人間関係、とくに恋愛というのは、
最も実線的にセールスの訓練になるような気もする。

●その他男女の関係について

・高い階に住んでいる人ほど、多量の飲酒をしていることが分かったのです(国立精神衛生研究所 マンションに住む主婦を対象に「お酒をどのくらい飲みますか」)
5階以下 … 5%
10階   … 20%
15階以上 … 25%
・プロのナンパ師が、知性的な女性を落とそうとするときに使う、こんな方法があります。彼は待合せ場所に早く着いて、「対人社会心理学重要研究集」とか「哲学における論理的思考」というような、わざと難解で分厚い本を読んでいる(フリをする)そうです。すると女性は、そんな本を読んでいる男性に、確実に尊敬の気持ちを抱くようです。さらに彼は、女性に「スゴイ本読んでるんだね」と言われたら、「いや、ちょっと興味があってね」と言いつつ、すぐに本をしまって「さぁ、行こうか」と言うそうです。「内容を聞かれたら答えられないから」というのがその理由だそうですが、結果的に、多くを語らない姿勢が、かえって知性的な奥ゆかしさを感じさせる効果になっています。いずれにしてもこの方法を使うと、ほとんどの女性の見る目が変わってくると、そのナンパ師は述べています。
・携帯メール : 長すぎるメールはダメ。せいぜい携帯一画面くらい、約50〜60文字前後が適当です。300文字のメールを一回打つよりも50文字のメールを三回打った方が、よっぽど印象は良くなるものですよ。
・遊女さんは、自分の好きなお客さんには、やっぱり色々として欲しかったので、利き腕を自由にさせるために左側に。逆に嫌いなお客さんには、できる限り最小限で終えて欲しいので、利き腕を封じるために右側に寝たのです。
・ココアやチョコレートに含まれるアンフェタミン コーヒーのカフェインにも、この覚醒作用がありますが、ココアほどの強い効果はありません。

●ビジネスへのヒント

・もしあなたがプレゼンで新しい計画を通したいと思うのなら、まず「現在の損失」を説明し、次に「新しい内容のメリット」を話すこと。これは異性を口説くときでも同じ。まずは相手の現状での悩みや不安を聞き出すのです。「君の中に今あるその不安。僕ならそれを埋めることができる」
・迷い、不安を抱えている相手はあなたの決めの言葉を、もっとも望んでいるのです。徐々に大きくなる「女王」のムチで、相手の気持ちを動かしてくださいね。「だから!僕と遊びに行こうよ!」「ですので!ぜひ取引をしていただきたいんです!」

ここ、とても重要だ。
最後のひと押し、背中を押せる人になるか、
それとも、一方的で強引な売りつけになるのか、
それはとても微妙で、しかし全く違うこと。
この空気が読めるようになるまで、修行が必要。
いつまでも断られることを恐れ、優柔不断でいるのは、
決して優しさではない。

●子育てHack

・子どもも人間なので、親にとって「いいこと」も「悪いこと」も、ほぼ同じくらいやるというのです。子どもも長い期間で見ると、平均的に、「いいこと」→「悪いこと」→「いいこと」→「悪いこと」というように、おおよそ交互にくりかえすことが多いわけです。すると親は、当然「いいこと」をすれば誉めるし、「悪いこと」をすれば叱るはずです。このように、実際には誉めようが叱ろうが「いいこと」と「悪いこと」を繰り返しているだけなのに、親は「誉めたら、悪いことした!やっぱり誉めたら図に乗るだけだ!」「叱ったら、いいことをした!やっぱり叱ったほうがいいなぁ…」と錯覚をしてしまうのです。この理論は非常に明快に、「叱ることは必要なこと!」という意識はただの誤解である、と解き明かしたのです。

この話、もっといろんな人に伝えたい。
勘違い、思い込みをしている人、とても多い。

●ボディランゲージその他

・とにかく二の腕を触ること!特に男性は触られることに飢えているので、効果は絶大!
・男性も女性も、イライラしているときや寂しいとき、つい「腕組み」をしてしまったりしませんか?そしてそのとき、あなたの手の先は何処にあるでしょうか?答えは「二の腕」のはずです。これは無意識のうちに、もっとも触られたいと思っている二の腕に触れることで、擬似的に「誰かに触られたい」という欲求を満たそうとしているのです。
・モンロー・トーク 普段ピタっと接している上下の唇を、数ミリでもいいので離してみる。小さなアメ玉を、はむっとくわえたような感じ。実際にその状態であれば、自然に「笑顔」にも移行できるはず。
・目標勾配仮設 「人間は、目標達成に近づくほど、その目標の価値が上がる」「目標まで近づくことでしか、価値は上がらない」

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