インド式秒算術

魔法のヴェーダ数学が伝える

暗算の幅を広げられるかなと期待して読んでみたのだけど、
実際には、暗算には使えない公式もたくさんある。
普通の筆算(計算手順)とは違う計算方法がたくさん紹介されているんだけど、
結局頭の中で完了できないものが多く、残念ながら覚える意味が感じられなかった。
結局、それを覚える手間をかけるくらいなら、いつもの筆算で十分だから。
ただ、1つか2つ、便利な計算法をGetできたので、
それはそれでよしとしよう。
例えば、32✕38 とか 64✕66 とか 75✕75 など、
左側の数が同じ場合で、右の数が足して10のときの計算は、一瞬。
この条件にあてはまるなら、三桁になっても原理は同じなので、
やはり暗算でかろうじて出せる。
ただし、それよりもやはり、
地道に、ふた桁✕ふた桁の掛け算を暗記しよう
というところに、落ち着いた。

●左側の数が同じで、右側の数の合計が10の計算
→左側の数✕(左側の数+1) , 右側の数の掛け算
75✕75=7*8,5*5→5625
66✕64=6*7,6*4→4224
112✕118=11*12,2*8→13216

●6で終わる数の2乗, 1で終わる数の2乗
→(x+1)^2 = x^2+2x+1
76^2=75^2+75*2+1
=5625+151
=5776
71^2=70^2+70*2+1
=4900+141
=5041
あたりは、かろうじて、実生活で使える範囲の暗算公式。
それ以上は結局紙を必要としそうなので、電卓で十分と思った。
あとは連立方程式で特殊なケースを一瞬で解く公式もあったけど、
そもそもこれは実生活で使わないので無視。
基本的には、ab✕xy=ax,ay+bx,ay のように、文字に置き換えてそれを並び替えれば
いろいろな公式(計算法)が作れる、ということを覚えておけば十分。