高速の渋滞、先に進むのはどちらか

ズバッと見抜く心理術
先手を打つための”見透かす力”ルール38
人の「心の中」がわかれば、日常生活はこなにも楽しい!

前作に続き。
それにしても幻冬舎は売り方がうまいなぁ。

以下拾った、さまざまな心理学的な裏づけのある統計データ

●メンタルヘルス(うつ 孤独との相関)

・ほとんどの人は、引っ越しをすると精神的に動揺しやすくなるのである。うつになってしまうのも、そのためだ。私は、ちょこちょこと引っ越しをするのが好きで、学生の頃には、しょっちゅう引っ越しをしていた。引っ越しをするたび、新しい自分になったように感じて、新鮮だったものである。けれども、私のように感じるのは少数派で、引っ越しは精神的にもかなりストレスフルな出来事だといえる。
・孤独を感じやすい人は、感じにくい人に比べて2倍以上も、いつまでも布団の中でグズグズしている傾向があるのだ。彼らは、パッと起きることができないのである。心に悩みを抱えた人は、非常に朝が弱い。
・悲観的で、抑うつ的な性格だった人たちも、身体を鍛えるようになってからは、楽観的な性格へと変わることができた、ということである。
・魚を好んで食べる人には、自殺願望が低いというデータもある。フィンランドのクオピオ大学精神科の調査によると、魚好きは自殺願望が低く、うつにもなりにくいそうだ。市民3000人を対象に調べてみると、魚が嫌いなグループの自殺願望を100とすると、魚が好きなグループは57と低く、うつ病の危険性も魚好きでは63と低かったという。

自分も著者と同じで引っ越しが好きなので、意外だった。多くの人にとってはストレスなのか…。
それと、早起き・運動・魚を食べること この三つは、逆にいえば習慣にしてしまえばいいのだから、子ども達には、ぜひともそういうライフスタイルを身につけてほしいと思った。

●神経質な人

・メロドラマについては、「神経質な人ほど好む」というデータが得られている。普段からキリキリしている人は、メロドラマのような空想上のドラマに没入して気晴らしをすることを好むからである。それだけストレスを感じやすいともいえる。また神経質な人には、意外にロマンチックな人も多く、恋愛小説や、恋愛ドラマ、恋愛映画などを好む傾向がある。
・神経質な人ほど事故を起こしやすく、ケガをする率が高いということがわかったのである。明るく、にこやかな人ほど、事故は起こさないのである。

なるほど、事故はともかく、メロドラマは意外。

●子ども

・ニュージャージー州北東部にあるラスガーズ大学の心理学者ケント・ハーバー博士が、12人の赤ちゃんが泣きわめくテープを約30分間、被験者に聞かせ、どれくらいイライラしたのかを調べたら、プライドの高い人は、低い人に比べて4倍もイライラしたのである。ハーバー博士の実験によると、プライドが低い人も、30分も泣き声を聞かされれば、さすがにイライラ感を募らせた。しかし、プライドの高い人は、それに輪をかけてイライラしていたのである。そういえば、プライドの高い人は、工事中の騒音や、暴走族の出す騒音にも敏感で、神経質なところがある。彼らは、こういう高い音に過敏なのだ。
・エール大学のリチャード・ニスベット教授が約2500人の大学生について調べたところ、第一子(長男・長女)は、危険なこと(バンジージャンプやスカイダイビングなどの危険なスポーツ)を好まず、第二子や第三子に比べて、約半数しかそういうことをしないそうである。長女や長男には、臆病者が多く、危ないことをやろうという気持ちがあまりないのだ。

なるほど、街中で子どもに寛容になれない大人といのは、
プライドが高い可能性があるということか。
それから第一子については想像どおり。親が慎重だからという理由は言わずもがな。
手をかけすぎないように過保護にならないように注意しよう。

●食習慣からわかること

・食べ物の好き嫌いがある人は、あまり頭が良くないようなのだ。米国にあるセント・マリー・カレッジの心理学者C・L・スコット博士は、17歳から49歳までの人たちを対象にして、ブロッコリー、鶏肉、カキ、プルーン、豆腐、マヨネーズなど、さまざまな野菜、肉、魚の好き嫌いを調べてみたことがある。またスコット博士は、調査対象者の「学歴」も調べてみたのだが、学歴の低い人ほど、野菜カテゴリーでも、肉カテゴリーでも、好き嫌いが非常に多いことがわかったという。
・太った人ほど、ウェイトレスにデザートのディスプレイを見せられると、注文しやすいということだった。太った人は、目の前においしそうな食べ物を出されると、空腹か、満腹か、ということにかかわらずに食べたくなってしまうのである。

これは周囲を見ているとよくわかる。
偏食→バカ を公式として理解しておいていいぐらい。

●その他

・喫煙者ほど、陽気で、明るい人が多い という心理学のデータ
・毎日、同じように仕事をするよりは、春から夏にかけて信じられないほど頑張って、秋から冬は少し仕事のペースを落とすのがよい、ということになる。仕事では頑張ったほうがいい時期と、手を抜いたほうがいい時期があるのであって、年間を通して同じように仕事をするよりも、そのほうが能率がよいということも覚えておこう。
・一般に、男性は自分よりも背の低い女性を好む。未婚者についての調査だと、なんと80%の男性が、自分よりも背の低い女性を好むという。14%が同じ身長の女性を好み、自分よりも大きな女性を好きになるのは、わずか6%なのだ。女性もそうで、95%が自分より背の高い男性を好む。3%が同じ身長、2%が自分より背の低い男性を好むそうである。

これも一般的に想像される通りの結果だろうな。
ただし喫煙者が減っている現代では、非喫煙者でも陽気なフレンドリーな人が増えている事実もありそうだ。

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