未来を予見する5つの法則

弁証法的思考で読む「次なる変化」

頭がいいって、こういうことをいうんだなぁ
ただ、ただ、ため息が出る。
とりわけ、最後に書かれている内容、
この5つの法則を適用して導き出される
「これから起こる12のパラダイム転換」
は、必見。

・この「進化」という言葉は、本来は、生物学の用語。
 そして、それは、単なる「連続的な変化」ではなく、
 「不連続的な飛躍」を意味した言葉です。
・「どうすれば復活できるか」を、考える。
 それが、第四のステップです。
 かつて、「合理化」と「効率化」の流れの中で「消えていったもの」が、
 最近生まれてきた新しい技術やシステムや制度を用いて
 「復活」できないかを考えるのです。
・それが身近にあることさえ忘れるようになって、初めて、
 その技術や商品サービスは、十分に社会全体に普及し、浸透したと言えるのです。
 従って、「キーワード」が忘れられたか。
 それが、一つの「目安」になるのです。
 そして、それが「忘れられた」とき、実は、起こり始めているのです。
 社会において、「量から質への転化」が、
 静かに、深く、起こり始めているのです。
・多くの経営者は、
 ネット革命の本質は、企業や市場や社会の「合理化」や「効率化」であり、
 それを通じて「コスト削減」を図ることにあると思っているのです。
 しかし、この認識は、残念ながら、誤りです。
 ネット革命の本質は、そうした「合理化」ではありません。
 では、何か。「進化」です。

今、忘れられたキーワードって、なんだろうか。
ちょっと、考えてみる。

・「矛盾」を機械的に「解消」するのではなく、
 それを弁証法的に「止揚」したとき、物事は発展を遂げる。
・「器の大きな人物」
 それは、心の中に、壮大な「矛盾」を把持し、
 その「矛盾」と対峙し、格闘し続けることのできる人物。
・「論理思考」の技法は、そもそも、
 「論理的整合性」を重視し、「矛盾」を排除する思考であるため、
 物事の発展の原動力であり、生命力でもある「矛盾」について、
 それを「止揚」する視点を持ちません。
 そのため、素朴な問題の解決には、ある程度、役に立ちますが、
 難しい問題を深く考え、答えの無い問いを問うという
 「知の技法」としては、あまり役に立たない技法です。
・単に意見を戦わせる「討論」(debate)でもなく、
 単に意見を交換する「議論」(discussion)でもない、
 互いの思考が深まっていくという意味で
 きわめて創造的な「対話」(dialectic)の技法なのです。

矛盾が許されないシステムエンジニアリングの世界にいたためか、
今まで、頭が固くなっていたような気がする。
「例外処理 のできるエンジニアが、いいエンジニア」という言葉があるけれど、
そもそも例外処理をどうとらえるか。
これは、システムの世界たけではないのだ。

・「シングル・パーソナリティ」から
 「マルチ・パーソナリティ」へ。
・「抑圧された自己」や「隠れた自己」を発見し、受容し、表現すること。
 それは、人間にとつて、深い「癒し」だからです。
 それにもかかわらず、これまでの社会は、多くの人々に、
 「一つのパーソナリティ」で生きることを求めてきました。
 それは、ある意味で社会の秩序を維持するためには必要なことでしたが、
 一方で、人々の心の奥に、無意識の「抑圧」を生み出してきました。
・「多様な価値観の共生」という言葉は、しばしば、
 「異なった価値観をも、許容して、その共存を認める」
 という意味に、誤解をして使われることがあります。
 しかし、この言葉の本当の意味は、
 「異なった価値観が共生することに、最大の価値を認める」
 ということであり、それこそが、「コスモロジー」のパラダイムに他ならないのです。

マルチ・パーソナリティは、
言葉を変えれば、ある意味で多重人格であるということ。
多重人格な自分は、今までかなり悩んできたけど、
この新しいライフスタイルを実現できる便利なツールは、
まだいまのところ世の中に出てきていない。
次なるFacebook, 次なるmixiというものが、
そうなる予感が、ある。

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