成功哲学の系譜。
●この本への問い
最近話題のこれ。
これまでとの成功哲学との違いは?
●とくに気になったところ
他の人の愚痴をきいてそれに集中し、それに同情し、それに同意していれば、やはり、その瞬間に今度は不平を言いたくなる状況を自分のもとに引き寄せているのです(p38)
自分が唯一悩んでいたことはこれ。
ネガティブな話をきかざるを得ない状況にある場合に、どうしたらよいのか?
しかしよく考えてみると、その状況を引き寄せているのも自分なのだ・・
「シークレット・シフター(気分転換法)」という具体的なアクションプラン(p68)
「この宇宙は果たして友人のように優しいのだろうか? byアインシュタイン」(p71)
「もし、あなたが実際にカタログから商品を発注した時には、それが届く事を知っていて、リラックスしていつも通りの生活を続けるでしょう」(p85)
この、時間差と「信じる」ことの意味について「通販の発注」を比喩にしているのはとてもわかりやすい!どうしても途中で疑念が出てしまうことが多かったのだけれど、どうすればよいか、よくわかった。
「頭の中で静止画を創るとそのイメージを保つのは難しいこともあるので、なるべくそのイメージの中に動きを沢山とり入れるようにしなさい」(p141)
これは瞑想のテクニックとしてかなり有効!
「自己犠牲とは、絶対的な不足という考えに由来しています。・・・そのときの感情は決してよい気持ちではないので、いずれ怒りに変わります」(p191)
犠牲は不幸を現象化させるという話、よく理解できた。
●この本を読んで思ったこと
西洋人が、色即是空・空即是色・色不異空・空不異色 について語ったらこうなる、という感じ。
これをカルマといってもいいし、引き寄せの法則といってもいいし、
マハームドラーといってもいいし、縁起といってもいい。
ことさらに新しいことが書かれているわけではないけれど、
この価値をわかっている人がいない、体現している人が少ないという意味で、
「秘密」なのだろうと思う。
真理はひとつ。