私の東大合格作戦(2000年版)

私たちはこうして合格した!
合格を決めた科目別勉強法・参考書・問題集の賢い使い方・
トクする受験情報がいっぱい

娘と息子も、いつか受験勉強をするときがくるのかな。
この少子化だと、どこも全入だったりして。
あるいは、国内の大学にこだわるのも、もう無意味かもしれない。
ただまあ、一応は抑えておきたい。


以下拾ったところ。
●全般

・東大の問題は基本的にすべて論述式です。これは文章構成力・論述力が合否を分けるということを意味します。実際の入試は「印象採点」であると言われており、それが事実であれば、文章の分かりやすさ・つながりの良さがかなり得点に反映されることになります。私は試験後、予備校の模範解答を見ましたが、正答数が明らかに少なく絶望していました。ところが、結果は合格。このことからも、「印象採点説」はかなり可能性が高いと思います。
・早大一文は「社会」が要らないのが魅力です。慶応・文は英語が「おいしい」です。英語力が低い人でも対応できるだけでなく、記述・論述式のため東大対策で培った国語力がいかんなく発揮できるからです。(2000年時点)
・理Ⅱの特典、1)入試がほんの少し楽なこと、2)女子比率が理Ⅰに比べはるかに高いこと

●英語

・私はラジオ英会話をほぼ毎日聴いていたが…むしろその後にある英語ニュースは毎日聞くべき。これは本番とは比べ物にならないくらい速いのだが、内容は新聞を読んでいればだいたい推測できる。

●小論文

・できるだけ多くの先生の小論文技術を読み、比較することだ。普通ならひとりの方法に決め手そればっかりやるところだが、多くの方法を知ることでかえって早く自分に一番あったやり方が分かるんだ。樋口式四部構成だけで乗り切れるほど東大は甘くないよ。
・「問題から逃げずに正面からぶつかれ。そして安易に、こぎれいに意見をまとめようとするよりは、答えが出なくてもいいから深く深く考える。ぐちゃぐちゃになってもいいから悩んだ経緯を記せ」…「どっちつかずの意見が一番だめ。はっきりと意見を打ち出すように」…みなその通りだと信じているんだろうけど、それも大間違いなんだよ、実は。その方法だとどうしても底が浅くなってしまうんだ。確かにこれは600字あたりの短い文なら通用するけど、東大のような長文書かせる問題には逆効果だよ。「こういう意見もある、けれど一方にはああいう見方もある…」というふうに、どっちつかずでいいからとにかく悩み、考えることだ。そもそも「民主主義とは何か」だの「法の役割とは何か」だの究極的なことを聞いてくる問題に答えなんてはじめからないんだよ。ただ注意してほしいのは、迷って書いてもいいけど最終的には一つの意見に帰結できるように書いて欲しいということだ。

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