もしもウサギにコーチがいたら

「視点」を変える53の方法 伊藤守

本の交換サイトというのがあって(今は閉鎖されている)
そこでためしに交換してみた本。

こういう場面をうまく切り抜けている知り合いはそばにいないか?

村上むねつぐさんに親近感を覚えたのは、これだった。

「リセプター」がない場合は、何を話しても無理です。聞いていても聞こえていないからです。確かに音ははいってくるのでしょうが、人は耳で聞いているのではなく、脳で聞いています。したがって、聞いていても理解できないのです。

リセプターのない人に無理強いするのではなく、
リセプターのあるところに訴求するとか、
リセプターを開発することに注力すべきなのだ。

コーチングのトレーニングでは、頭にたくさんのインターフェースを持つことに多くの時間を使います。また、興味が持てるようになるために、事前の調査が要ります。

好奇心旺盛だということは、
コーチに向いているのかも知れない。

ものごとがはっきりするということは、知らないことが何であったかを知った瞬間を意味します。知らないということを知れば、必然的にリセプターを持とうとし始めます。「知りたいと思うようになる」これが自発的な行動を促すことにつながります。何も教えなくてもいいのです。答えは自分で探し出すから。

PASONAの法則でいう扇動の本当の意味は、ここにある。
本当は、煽るという方の意味ではなく、問題提起し気づかせることが重要。
気づかせずに煽っても無意味。気づかせることが重要。

クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン

blogやSNSでコメントがつく場合とつかない場合の違いは、ここにある。
YES/NOでおわってしまう問いかけは、問いかけではない。

「分かってもらえない」 — こんなことは当たり前です。聞き手の側は聞きたいことを聞きたいように聞くのですから、あなたの言う通りに理解することなどありえないのです。

まず、分かってもらえないことが当たり前だという前提にたち、
いかにして分かってもらえるかを考えるところから、コミュニケーションはスタートする。

一般に頭の中で考えるスピードは、ふだんの話し言葉の30~50倍といわれています。考えていることはとっても速いので、自分が今、何を考えているのか察知できていないというのが、本当のところです。

・話をさえぎらないで、最初から終わりまで聞く
・相手の目を見る
・先ばしって結論を出さない
★相手が言うことを予測しない
・言葉だけではなく、声のトーンやその変化、顔付き、ジェスチャー、言葉にならない情報を読む
★相手を拒否しない、否定しない。たとえ間違っていても。
・相手が話し終わるまで、自分の言うことを考えない
・適度にうなずく
・ほほえむ
・少し前かがみになる
★効果的な質問をする。質問は自分のためではなく、相手のために
★自分の受け取った内容が相手の言いたいことかどうか、確認する

★のところ、できてないな。
もっと訓練しよう。

忙しいというセリフは、受け取り方によれば「とっても忙しい。そのくらい私は必要とされている」「私は特別で、重要な人だ」とのたまっているわけです。

アソシエーションとディソシエーション
アソシエーション : 夢中になっている状態。心と体が一つになっているとき
ディソシエーション : 今の自分を客観的に見ていること。心と体が離れている状態
人生がうまくいっている人は、楽しいときに、アソシエートし、つらいときや問題があったときには、ディソシエートできる。人生がうまくいっていない人は、楽しいときにディソシエートして、つらいときにアソシエートしている。

これは、非常にわかりやすい公式だ。
若い頃の自分は、まさにうまくいっていない人 の方だった。
そしてすごく悩んだ。
結婚して、子どもができて、
このスイッチの切り替えが幾分うまくなったように思う。
ちなみに、
密教における供養法の瞑想や楽に没入する手法は、アソシエートを使う。
顕教における止観の瞑想は、ディソシエートを使う。

ちゃんと相手に伝わるまで、伝える必要があります。それが伝わらないときには、距離を持つ。こちらから、「してほしくないこと」「してほしいこと」についてリクエストするんです。相手がそれについて、言うことを聞くか、理解するかは別として、ちゃんとそれを伝え続けることが必要です。それによって、自尊心を勝ち取っていくんです。それは妥協してはいけません。我慢は使える手段の一つではありますが、我慢だけが自己防衛の手段ではありません。

今の社会、企業が従業員に求めるスタイルは、自尊心を奪うのが当然になっている。
危険だ。自分がストレスを感じるのは、これだった。

コーチ : チェツクできる質問をたくさん持っている

質問をもっているということは、
問題が何かを理解しているということで、
それは、何が必要かを理解しているということで、
そのために、ベストプラクティスやフレームワークがとても役に立つ。

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