男女心理の違いで2倍売るマーケティング
今まで、男女の違いについては色々な人の色々な本を読んできた。
だから、ほぼ知ってることばかりかな? と思いきや、、違った。
とくに、176〜184ページの男女別の勉強法のところは新しい発見だ。
それにしても、、
自分がやりやすい勉強法を考えると、
どうも私は女性脳が優位なのか?
と思った。
●女性はリンクとタグ 男性は構造化
・男は一冊の本を何度も読んで、理解を深めてから行動をした。そして、大きな成功ヲおさめた。女は、たくさんの本を読んで、全体の枠組みをつかんでから、行動をした。そして、大きな成功をおさめた。
・男性が情報を頭で整理するときには、まずいったん構造化を行ってから頭の中に情報を配置します。
・男性は構造化できる状態になると、記憶のスピードが一気に上がりますが、女性は構造化できない状態でも記憶のスピードが速い
・(女性は)まとまった情報があれば、そこから「インデックス(索引)」を作ります。索引がたくさんできはじめると、その索引を自分の知識として引きだすことができるのです。
一冊の本を何度も読むと構造化できる、というこの部分はよくわからない。
私は、たくさんの本を読むことで、物事が立体的に見え、構造化が進む。
また同時に、著者が女性の感覚として例示しているような、
たくさんの本を読んで「つながる」という感覚も好き。
このたとえが間違っているのか、私が女性脳優位なのか。どっちだろう。
●成功哲学における男女の違い
・男の成功哲学を女性に当てはめるのは百害あって一利なし
・実は、女性の場合、明確な目標がなくても成功へ至ることが多いのです。それよりも、「周りの幸せ」を考えて行動するというような、周辺環境の改善を行っていくことが成功の近道になっています。
・よくある成功哲学本をそのまま鵜呑みにしてしまうと、女性の成功を阻害してしまうことすらあります。女性にとって、目標を定めることは他の行動を捨てることにもなってしまうからです。
・女性は「結論ありき」ではなく、自分の周りから徐々に周りを変えていくことが成功への近道なのです。
これ、もっと早く知っておきたかった。
過去に、何人かの女性に、マッチョな成功哲学の話してしまったかも知れない。
反省。
確かに、今思えばそうだと思えることがたくさんある。
例えば、女性起業家の体験談と、男性起業家の体験談では、感覚に差がある。
不思議だなあと思っていた。
そして、自分も女性起業家の話の方がなんとなくしっくりくる感じだった。
●女性が買いたいと思う商品とは
・男性側からすると「ゴマをする機能が必要なのだから、ゴマをすることができれば見た目なんてどうでもいいじゃないか」と考えますが、女性は「ゴマスリにもこだわりの商品を使っている私って、すごくセンスがいい!」と思っているのです。女性をターゲットにする商品は、使っている人が素敵に見える必要があるのです。女性向けの商品開発では「ユーザーの使っている姿がどれだけ洗練されたものになるか」ということを考えなければならないのです。
これ、とてもよくわかる。
言葉はあまりよくないけど、ナルシシズムというキーワードで覚えておけば、
いいのかも知れない。
●女性への魅せ方
・男性が女性向けの商品を選ぶ際には、意識的に視界を広く持って商品をチェックするのがコツです。このことを知っておくと、写真での商品紹介でも失敗しないようになります。特にWebショップをやっている人は要注意です。男性がよくやる失敗の一つに、ネックレスであればペンダントヘッドのみの写真を掲載するといったように、ポイントとなる部分のみを表示して全体を表示しないというものがあります。これでは、女性からすると、「情報が足りない」ということになってしまうのです。そして、「情報が足りないので、結局買ってもらえない(買いたくてもリスクがあるので購入に踏み切れない)」という結論になってしまうのです。
・男性は結婚して家にお金を入れます。男性の評価基準からすると、家にお金を入れるだけで100点満点です。でも、奥さんからすると、家にお金を入れるだけでは、たったの一点です。奥さん側としては、旦那さんに満足してもらうために、一点一点を細かく積み重ねているはず。細かいことにも一点、大きなことにも一点をつける女性からすると「私ばっかりこんなにがんばっているのに…」となってしまいます。
確かにこれはとても重要。
オークションであるとかネットショップであるとか。
●女性が反応するのは人間味
・女性には「人間」を上手に表現すると見てもらいやすくなります。一番シンプルなのが、そのものズバリ、人間の写真を見せる方法。
・女性にチラリズムは逆効果
・商品に対する愛情を伝えていきます。商品を売っている人自身がその商品を好きであると、女性客からも「この人が好きなモノだったら、いいモノに違いない」と思ってもらえるからです。こうして、人間性をオープンにしていくと女性客は安心して商品を購入するようになっていくのです。
ティザーが有効ではないということは、
チラリズムのプロフィールもよくないということか。
でも、似顔絵でもよいということは、はっきりみせるかどうかということよりも、
いかに人間味を出せるかということが大切なんだろうな。
●女性へのセールス・接客のあり方
・女性客は「これを買っていいのかどうか」を悩んでいます。そこでもう一押しすれば、買ってもらえる可能性が高くなります。「お似合いですよ」とか「試着なさいますか?」という感じで話しかければ、そのまま購入につながっていくのです。
・優先順位
男性 : 身内になればなるほど甘えてもいい・許してもらえる
→ 1仕事 2友人 3恋人
女性 : 親密な人ほど優先度を上げる
→ 1恋人 2友人 3仕事
・男性はルールの範囲内で解決しようとがんばります。
・女性の中には「ルール違反をしても、私のことを大事に考えてくれるのなら、許してもらえる」と考える人がそれなりにいるということです。特に、お客という立場になると「お客さんなんだから、当然大事に扱ってもらえるはず」と考える人が増えます。そうすると、女性客に「ルール」というものを伝えてもなかなかわかってもらえないことが多くなるのです。
・男性客は「ルールを無視される」と不快に感じます。
・女性客は「気持ちをないがしろにされる」と不快に感じます。
これもとても大切なポイント。
普通のコミュニケーション研修などでは、
とても大事なことなのに、こういうことは決して教えてくれない。
こういうポイントを抑えることができる男性セールスマンなら、
きっと夫婦も円満なんだろうなぁ。
●女性向け商品の価格設定
・もしあなたが女性向けの商品を扱っているとしたら、商品の価格設定はターゲットとなる女性の読んでいる雑誌を基準にするといいでしょう。雑誌に掲載されている商品と同じくらいの値段にするのではなく、少し安めの価格に設定するのがポイントです。というのも、雑誌に書いてある価格は、ターゲットとなる女性が「ワンランク上」を目指すときの商品のため、なかなか購入できる値段ではないからです。
なるほど。だから女性誌に載っている商品の価格は、高いのか。
言われてみれば納得だ。
確かに、雑誌は「ワンランク上」をイメージして読んでいるはず。
ふむふむ。
●女性の誉め方
・女性は「連帯感」を非常に大事にします。参加しているメンバー全員をほめるのであれば問題ありません。全員の「連帯感」は失われないまま、前向きになれますから。しかし、「連帯感」を持っているメンバーに対して一人だけほめるとなれば、話は別です。ほめられた一人は非常に居心地の悪い気持ちになります。残念なことに、「連帯感」を持っているグループではほめられた本人を除いたメンバーで「あの子だけほめられてずるい」という会話がなされます。そして、ほめられた本人を除いたメンバーの団結力だけが強まります。場合によっては、出る杭は打たれる、という状態になってしまうのです。もし、他の女性が全員いい性格の人でも、ほめられた一人は「私だけ、浮いてしまっているように見られている。これは危ない」と感じてしまいます。
逆に言えば、多くの組織で女性が派閥化していく原因は、
男性の接し方に問題がある、と言えなくもない。
●その他
・女性であれば、話を聞きながら考えることができます。また、聞きながら結論も導き出していることが多いそうです。そのため、「A案とB案、どちらにしましょう?」と聞かれてすぐに「そうね、A案でいきます」と答えることができます。しかし、男性は聞かれた後に考える時間を必要とします。「聞く」→「考える」→「答える」という手順をいちいち踏まなければ、男性は答えられません。
・女性は待つ時間を苦手としていることが多いのです。沈黙されていたら、女性は「私、何か悪いこと言ったかな」とつい考えてしまうからです。そして、「どっちがいいですか?」とたたみかけるように質問をしてしまうことがあります。しかし、そうすると考える時間がなくなってしまった男性はイライラしてしまいます。この結果、気が利かないやつ、と女性は見られてしまうのです。
・自分の話していることを分かって貰えないと思うと、女性はどんどん細部まで話をしようとします。そして、どんどん結論から遠のいてしまうことになります。女性に「分かってもらえている」と感じてもらうためには「そうか、そうだったんだね、それで?」とあなたの話を理解しているんだよ、ということを示して先を促してあげる必要があるのです。逆に「で、何が言いたいの?」などと言ってしまうと、女性は「分かってもらえていない」と思ってさらに細かく話をしたり、萎縮してしまって何も言えなくなったりしてしまいます。
・自動車のCMの効果の一つが、既存顧客の満足度アップなのです。一度満足した顧客は、次に車を買うときにも同じメーカーのモノを買う傾向が強いからです。
これ、頭でわかってても、なかなか心が追いついてない。
というのは、女性と話しているとついイライラしてしまうことが、ある。
まだまだ修行が必要だ。