予見力

とてつもない未来を引き寄せる

やっぱこの人頭いいなー。
ナポレオン・ヒル、アールナイチンゲール、ボブプロクター系の成功哲学や、
あるいはマーフィーを科学的に説明するとこうなる、、
という感じかな。

●予見力 : RASの特徴を理解し、捨てている未来からのサインを読みとる

・脳は餓死しないためにサボっているわけで、「自分が重要だと思うものしか認識しない」というのは生命の原理として当たり前のことなのです。ちなみに脳が必要な情報と不必要な情報を分別するシステムを「RAS(ラス = ラティキュラー・アクティベーティング・システム Reticular Activating System)」といいます。RASは脳の基底部にあり、網様体賦活系という脳の活性化ネットワへくです。自分にとっての重要度に基いて、五感を通じて入ってくる情報にフィルターをかけて、受け入れる情報と遮断する情報を分けています。RASによって、脳は不必要な情報を処理する手間が省け、膨大なエネルギーを消費しないで済んでいるのです。
・ただ、問題は「何が重要か」という判断の基準がどこにあるかということです。今、多くの人が現在の状況を認識するときに、致命的な誤りを犯しています。それは「過去から現在を認識している」ということです。過去の認識や記憶によって「重要だ」と判断したことしか、現在の自分は認識していません。つまり「あなたの目の前に広がっている世界は、あなた自身の過去の認識・記憶から成り立っている」ということができるのです。
・「過去に縛られた現在」をいくら分析したところで、「未来」が見えてくるはずはありません。重要なのは、脳機能の基盤的なメカニズムであるRASの情報処理が、皆さんの「視点」という、高次脳的な情報処理で介入的に動的変更可能であるという脳機能のカラクリと理解していただくことです。
・「予見力」とは過去の情報をベースに未来を予想することではありません。未来の視点から、現在の状況を正確に見ることが「予見力」です。未来の視点から眺めることで、今目の前で起こっている現象の中に未来の兆しがはっきりと立ち上がってくるのです。
・未来の情報は、現在の中にすでに存在しています。あとは「過去の視点から現在を眺める」か、もしくは「未来の視点から現在を眺める」かの違いだけです。

RASの話は知っていたけれど、
それを、この時間の流れの感覚に適用できることを、初めて知った。
これはなるほど、、すばらしい。
セレンディピティーなども、このRASで説明できるんだろうな。

●時間は未来から現在に流れている

・そもそも「時間は、過去から未来に流れている」という時間観は、西洋の古典的な時間観に過ぎません。創造主である絶対神がビッグバンを引き起こして、宇宙を創造したことからすべてがはじまって、そのはじまりから次々と玉突き的に因果が起こって現在が生まれ、そして未来につながっていくという考え方です。そう考えないと、創造主の存在を肯定できないからです。つまり絶対的なものではないのです。
・すべては現在のあなたの認識しだいであり、実際には現在の認識が「因」で、過去の出来事は「果」なのです。過去とは、「過ぎ去ってしまった、変えることのできない出来事」ではありません。「その人の記憶の中にある、起こった出来事に対する現在の解釈」です。だから、まったく同じ出来事でも、現在や未来から見た評価によって、過去はいくらでも書き換えることができ、まったく違ったものになるのです。現在の認識によっていくらでも形を変える”不たしかな”過去を基準にしても、当然正しく現在の状況を分析したり、未来を予見したりすることはできません。だからこそ、未来からの視点が必要なのです。
・「あなたは将来、3人の子供の父親(もしくは母親)になる」と。この未来をイメージして、臨場感を強めてください。すると、自分の生まれてきた理由は、「3人の子供の父親(母親)になるために生まれてきて、そんな自分を生むために両親は出会って、セックスをした」となります。つまり、未来の自分や子供たちが「因」であり、両親の存在は「果」となるのです。因果関係が逆転し、現在の自分に対する認識も逆転しますよね。

解釈により現実が変わるというこのことを、
思い込み後からとか「こじつけ」のように受け取る人もいるが、それは違う。
このすぐ後にも引用しているが、
認知科学を知れば、現実認識そのものがそもそもあやふやなのだ。
唯一の現実を違う解釈でとらえなおすのではなく、
異なる現実の存在を認めるということなのだ。
これは、少し複雑だが、大きな違いだ。

●未来視点によりRASに重要度の変更を指示するためには、抽象度を上げる

・なぜ、このようにリアリティの定義が変わったのかといえば、認知科学によって「誰も物理空間を正確に認識していない」ということが証明されたからです。結局は自分にとって重要だと思われる(臨場感が持てる)情報だけで構成されているのです。つまり、もともとからリアリティとは情報空間の問題だったというわけです。
・もし私たちが地球の束縛を離れ、宇宙全体を見渡すことができる俯瞰的な目を持つことができれば、本来ならば百万年後に認識する「あの星は爆発した」という未来の情報を、今この瞬間に認識することができるのです。この宇宙全体を見渡すような俯瞰的な視点を持つことを、「抽象度を上げる」といいます。抽象度とは、情報空間における視点の高さのことです。抽象度を上げていけば、より多くの情報にアクセスすることができるようになります。
・ナマズは古くから地震を予知するといわれてきました。現在の動物行動学では、ナマズは人間には感じられない低周波の電流、あるいは電磁波、微振動などを感じることができ、その結果、人間よりも先に地震の到来を知覚することができる、と考えられています。ナマズにとっては、地面がグラッと揺れて人間が「地震だ!」と気付く前から、すでに地震は始まっており、「地面が揺れる」ということはすでに起こっている地震という現象のひとつの経過に過ぎないのです。
・今の人間も、水の中にいる魚と同じです。本当は陸が存在しているのに、現状に囚われているために陸を見ることができないでいます。人間にとっての水の中とは「物理浮かん」であり、陸とは「情報空間」です。しかし、徐々に情報空間での進化は始まっています。抽象度の低い人にはまだ物理空間しか見えていないかもしれませんが、抽象度の高い人には情報空間の存在がリアルに感じられるようになっています。その代表が、東洋だと釈迦であり、西洋だとキリストです。彼らは抽象度の高い空間(彼らの言葉でいうところの「仏の世界」「神の世界」)が見えたから、「あそこに行こう」といって、多くの人を導いたのです。また宗教家だけではなく、モーツァルトやゴッホなどの芸術家、アインシュタインなどの科学者なども非常に高い抽象度を持って、情報空間にアクセスしています。彼らこそが、人類の進化のモデルであり、陸にあがった一匹目の魚と同じなのです。重要なことは、「現状の外側にある未来」を描き、その未来の臨場感を強めることです。

これら精神科学は、ときに、現世否定とか来世志向などと言われ
「現世を大切にせずにあの世のことを言うのは無意味じゃないか」
などと批判を受けることがある。
けれど、そうではないのだ。
抽象度を上げ、情報空間に臨場感を持つというのは、
海から陸に上がることであり、抽象度をあげることであり、
もうひとつの現実に目覚めることなのだ。

●どのような未来に臨場感の持つか

・未来は常に現状の外側、一般の人たちが「そんなバカな」「ありえない」という場所から起こるのです。
・ホメオスタシスは肉体的なことだけではなく、心理的なことにも働きます。たとえば、年収500万円で満足している人が偶然宝くじで一億円当たってしまった場合。その人にとっては年収500万円が自分にとって安定した状態であるため、一億円を持っていることに不安を感じてしまって、あっという間に使い果たしてしまうこともホメオスタシスの作用なのです。ちなみに自分が安定した状態でいられる空間のことを、コンフォート・ゾーンと呼びます。人間の脳はコンフォート・ゾーンにいることで非常にリラックスできるため、コンフォート・ゾーンを維持しようと無意識に働いているのです。
・予見力とは、「現在の中に未来を見いだす力」だけではなく、「その未来を実現する力」でもあるのです。現状の外側にある未来がどれだけ突飛な未来だろうが、その未来に対して臨場感を高めることができれば、ホメオスタシスの機能が働き、脳が勝手に「とんでもない未来」を実現するための「とんでもない決断」をしてくれるのです。脳があなたを未来に導いてくれるのです。

世界的な動きは、多くの人の臨場感の総和と考えるのか、
パラレルワールドになると考えるのか、という違いはあるにせよ、
同じ時空に生きていながら異なる現実認識をする人がいるという時点で、
既に現実はいくつも存在しているということの証明になる。
現在の幸せも未来の幸せも、全てその人が持つ「臨場感」が作り出している。

●臨場感を上げる訓練(1)「物事を立体的に見る」トレーニング

・立体的にみるとは、時間と空間を超えた推測をして認識することです。…パソコンに関わるそれらの情報を個別に認識したら、いったん目をつぶってください。そして、パッと目をあけてパソコンを見た瞬間に、さきほど個別に認識した情報を同時に認識するようにしてください。何度もやっていると抽象度が上がって、目の前のパソコンが「単なるモノ」ではなく、「さまざまな情報を内在させた情報空間の存在」になります。それが「立体的に見る」ということです。
・この世界に存在するすべての人やモノ、現象には、私たちが物理空間で体感する以上の膨大な情報が含まれています。パソコンというモノにも、Aさんという人にも、一つひとつ挙げていけばキリがないほどのたくさんの情報が内在してるのです。そんな膨大な情報によって形成されているのが、情報空間です。情報空間にアクセスすることは、抽象思考のトレーニングになります。

これは、三昧(サマディ)に入った人の体験と同じ。
分析的ヨーガにおいて行なう訓練は、まさにこれだ。

●臨場感を上げる訓練(2) スコトーマ(心理学的盲点)をはずす

・スコトーマというのは、心理学的盲点のことだと理解してください。
・未来をゴールとして現在を見つめなおせば、過去の視点によって発生していたスコトーマが外れて、今まで見えてこなかったものが見えてきます。努力して現在の中に未来の情報を探そうとする必要はありません。ゴール(=未来)を設定した時点で、無意識が勝手に情報の取捨選択をしてくれて、ゴールに必要な情報は認識して必要のない情報は削除してくれるのです。

サイコサイバネティクスに書かれている話と同じだ。
またこのスコトーマをはずす訓練については、
仏教においては、四念処において綿密に行われる。

●臨場感を上げる訓練(3) フレームとブリーフ(信念体系)を再構築する

・現在を正しく認識するには、現状のフレームをいったん解体して、未来からの視点に基づく新たなフレームを構築しなければならないのです。
・未来が見えない人、つまり過去の視点からしか現在を認識できていない人の典型が、たとえば多くの経団連の社長たちです。彼らの会社は、昭和30〜40年代の高度経済成長期に成長した会社ばかりなので、「昭和30〜40年代の認識」でしか現在の状況を見ることができないのです。
・経団連の例でいえば、彼らは「昭和30〜40年代の経営手法」というフレームがあまりにも強固なものになってしまっているため、今の時代やこれからの時代に適した経営手法がまったく見えなくなってしまっているのです。
・方法は、
「過去のすべての価値観を否定する」
「その正反対の価値観に従って行動してみる」
以上です。
・私は即座にこう答えたのです。「いちばん行きたくない学校はどこか?」と聞いてみてと。その行きたくない理由を聞いたうえで、あえてそのいちばん行きたくない学校への進学を勧めるものです。それから息子さんには、行きたくないと思っている中学校の建学を促すのです。…「変な同級生がたくさんいそうだから嫌だ」という認識は、以前、同級生やほかの母親に話を聞いたのか、新聞や雑誌で「公立校は荒れている。私立のほうが教育環境は整っている」というような記事を読んだことで形成されたホンニンの思い込みでした。そして、その思い込みのフレームで学校選びをしていたために、「その公立校が本人にとっていちばん条件の良い学校である」という事実がスコトーマになっていたのです。しかし、「嫌だ」と思う公立校をあえて選択肢の中に入れることで、いったん従来の学校選びのフレームが解体されて、スコトーマを外すことができ、より俯瞰的で正確な学校選びのフレームを再構築することができたのです。
・ブリーフとは「信念」のことで、その信念はほとんどの場合、過去の記憶によって形成されています。過去の記憶は大きく分けるとふたつあります。ひとつは「情動記憶」、もうひとつは「抽象化された概念としての記憶」です。
・固定化されたブリーフシステムを見直すためにも、「今まで大嫌いだったものを好きになる」「今まで大好きだったものを嫌いになる」ということが必要なのです。いったん自分の過去をすべて否定することで、スコトーマが外れ、フレームを再構築することができるのです。新しいフレームで世界を見てみて「これいいな」と思ったら続ければいいし、「やっぱり違うな」と思ったら元のフレームに戻って、また別のフレームを考えればいいだけです。

遊行者となって、社会にも企業にも家族にすらも、
何にも属さずに生きてひたすら真実を追求するという、
あらゆる修行のあり方は、まさにこの観念の崩壊のために必要な行為なのだ。
社会に迎合している間は、覚醒は得られない。

●外交の未来

・実は、日本と連合国の終戦を定義した現在でも有効なサンフランシスコ講和条約には、日本の戦後賠償がはっきり規定されています。また、金額が記載されておらず、賠償の対象に連合国の人々の精神的苦痛も入れられているために、連合国側がもういい、というまでは、いくらでも補償責任があります。アジア各国への巨額のODA(政府開発援助)や国連負担金も、連合国側にとっては当たり前のサンフランシスコ講和条約による戦後賠償です。
・昔の戦争は縄張り争いであり、土地のための戦争であり、その目的は食うためでした。今の戦争はすべて、金のための戦争です。世界大戦はすべて金のため。第二次世界大戦以降の朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争なども100%金のためです。
・現在、飢餓に苦しく国は130ヶ国以上、国連加盟国192ヶ国の約七割です。深刻とまてはいえない飢餓を含めると90%以上になるのです。日本が自国の防衛予算をすべて世界の飢餓を救うために使えば、世界のどの国が日本に攻撃をしかけてくるというのでしょうか? 国連のほとんどを敵に回して日本を攻めることは事実上不可能てあり、世界を、もちろん国連軍を敵に回すことにもなります。つまり、自衛隊を維持するよりも、同じお金を使って世界の飢餓をなくすほうが遥かに有効な抑止力になると思います。
・80年代、日本は円を刷るだけ刷って、海外の土地を買い漁りました。円パワーによって世界に進出する日本に危機感を抱いたアメリカ、イギリスをはじめとする先進国は「日本に勝手なことをさせてはだめだ」と判断して、BIS(国際決済銀行)規制をかけてきたのです。施行は1992年からですが、国家間合意は1988年であり、このBIS規制がバブル崩壊の引き金を引くことになりました。

この、国連加盟国の大部分に自衛隊予算を使って
食料援助をするというのは、とてもすばらしいアイデア。
実現するためには色々な工夫が必要だけど、
いずれここに向かっていくような気がするし、そうありたい。

●経済の未来 ハイパーインフレで革命を起こせ

・私の意見は「インフレのどこが悪い?」です。むしろ、日本語これからやるべきことは、世界的なハイパーインフレを引き起こすことだと私は考えています。現在、世界の富はごく一部の人間によって独占されています。一部の金持ちが、大多数の貧乏人を支配しているという構造が、今の世の中の実情なのです。金持ちは、自分の富がなくならないように複雑な予防線を張っています。そのため、貧乏人がのし上がり、世界の富の均衡を再構築することが非常に困難になっています。そうした現状を変えるためには、革命を起こすしかないのでしょう。ただし、私が考える革命とは「武器を使わない革命」です。日本が円を無限に刷って、世界的なインフレ革命を引き起こす。それだけで世界のあり方は変わります。
・労働をしていれば、時給もインフレで一緒に上がりますから、時給1000兆円とかになり、過去の金融資産だけを継続しているお金持ちは無一文となり、労働している人は普通に買いたいものが買えるという世界がやってくるでしょう。ですから、全世界にハイパーインフレを起こすということは、世界の人たちをお金の世界で平等にするひとつの究極の方法であるのです。もちろん、お年寄りや病気など何らかの事情で働けない人は、福祉でカバーすることはいうまでもないことです。

なるほど、ハイパーインフレに備えて資産をどうするか、という発想は甘いのだ。
橘玲氏の書籍で、外貨にキャピタルフライトするという考え方を見て
何かわからないもやもやした違和感を感じていたのは、これだ。
結局のところこれらは全て、貧しいものは貧しい状態に捨ておいたまま、
富めるものがどうすればそのまま富を維持できるかという議論だからだ。
私のように富のないもの、あるいは飢餓に苦しむ国のようにもっと貧しい人と
完全に貧富の差を解消するには、確かにこのハイパーインフレは、
究極の手段として、とてもいい方法なのかも知れない。
全て白紙に戻すのだ。

●国会と国会議員の未来

・日本の政治を年寄りたちに任せておいては、日本が国際社会のリーダーになる未来はいつまでたっても実現しません。だからこそ、国会議員を「45歳定年制」にすべきなのです。過去の視点しか持たない人は「30代、40代前半で国政を担えるはずがない」というと思いますが、私はできると確信しています。事実、「30代の若者が政治のリーダーシップをとっている未来」をイメージしながら過去の歴史を振り返れば、海外ではアメリカのジョン・F・ケネディが史上最年少の43歳でアメリカ大統領になっていますし、日本でも幕末の志士たちはみな20代、30代の若者たちです。彼らは理想の未来を強く思い描くことができたので、若くして国家のリーダーになれたのです。
・そもそも60代、70代で国会議員をやっていても、日本の何十年後の未来が描けるわけがない。どうしても、未来を見るのではなく、過去ばかりにこだわってしまうからです。「私には、若者にはない何十年と蓄積された経験がある」というかもしれませんが、過去の経験こそスコトーマを生み、正しい未来を見えなくさせる元凶なのです。
・日本は、卑弥呼が統治していた邪馬台国の昔から、一度も一般市民が政権を取ったことがありません。世の中がひっくり返ったとされる明治維新後でさえ、明治政府の要職の座についたのは薩摩藩と長州藩の幕僚たちです。それが二世、三世、四世議員となって自民党の55年体制へとつながり、現代まで続いているのです。
・さらに、今すぐにでもやるべきことは、国会議員に立候補するには、「国会議員資格試験に合格しなければならない」という制度を導入することです。漢字を正しく読めないなどというのは論外としても、政策立案ができない、法案をつくることができないような、国会の議席数獲得だけが目的の議員たちがやたら多いのは、テレビで人気があるだけの人が選挙で選ばれたり、著名人の家族というだけの理由で選ばれたりするような歪んだ選挙システムがなくならないからです。
・弁護士試験や国家公務員試験があるように、国会議員試験を行うべきです。もし、試験が実施されたならば、現在の大半の国会議員たちは合格できないでしょうから、国会での立法化が反対されるのは明白です。現在の国会議員には適用を免除するとかの特例は必要でしょう。
・企業・団体からの政治献金を禁止して、「政治献金をしていいのは個人だけ」というルールを作るのです。たくさんの個人からたくさんのお金゛か集まるということは、それだけ万人の幸福のために政治活動をしている証拠なのですから、ある意味、本来の選挙みたいなものです。国民全員のために政治をする人にはお金が集まり、政治家を続けることができる。逆に国民のためにならない政治をする人には、政治資金が集まらず廃業するしかない。
・制度としての「45歳定年制」と「世襲禁止」はすぐには実現できないかもしれませんが、次の国政選挙で「45歳以上の人に投票しない」「世襲議員には投票しない」と日本国民全員が行動を起こせば、おのずと国会は「45歳以下で、世襲ではない議員」だけになります。20歳以上に認められた選挙権の力を、過小評価してはいけません。
・現状でも、選挙をインターネット投票することにより、投票率を上げようという考え方がありますが、私が提案するのは選挙ではなく、国会そのものを、インターネットによる国民の直接投票でなくしてしまうということです。現在の国会議員は、今までどおり法案や予算策定を行いますが、投票そのものは、国民がインターネットで直接各法案に対して行うというものです。
・私たちは、日本を、世界を改革する手段と力をすでに持っているのです。「国民のいうことを聞かない国会議員は即刻クビにする」ぐらいの気持ちを持って選挙権を行使すればいいのです。

この、どれもまともでとてもすばらしいアイデアを読んでいて、ふと思った。
いつも、選挙間際に活動をするから、(若者にとっての)革命がうまくいかないのだ。
次の総選挙に向けて、など、数年単位でプロジェクトを立ち上げ、
地道に、「次の選挙があったら…」というタイムスパンで若者を啓蒙し、
政党や地域制とは全く別のグローバルなコミュニティの中で、
選挙を盛り上げる活動をすれば、いいのかも知れない。。

●人類の進化

・人間の肉体の限界寿命は、首から下の体で130年といわれています。それゆえ、人類の進化の第一段階として人間の寿命は130歳まで引き延ばされます。
・「首から上」つまり「脳」の器官としての寿命はさらに長く200年あるからなのです。したかって、進化の第二段階として、人類は限界寿命を200年に延ばす努力をするはずです。
・iPS細胞の技術を使えば、男性から卵子、女性から精子を作ることもできるため、同性愛者同士が自分たちの遺伝子を受け継ぐ子供をもつことができる未来もやってくるかもしれません。
・物理的な自己は機械もしくはクローン細胞のみで形成されるようになります。そうなると自己を定義するものは「記憶の連続性」、つまり「情報」のみになります。自分という人間にとって、物理空間の体や脳はすべて人工的な仮のもので、情報空間のみにアイデンティティが存在することになるのです。
・記憶の連続性が自己のアイデンティティになるという考え方は、遠い世界の話のように感じるかもしれませんが、実は現在のわれわれも記憶の連続性によって自己の存在を確認しているのです。
・情報化による不老不死というテーマも、遠い未来の話ではなく、すでに今の権力者たちによって研究をされている可能性が高いのです。
・2009年1月にオバマ氏が第44代アメリカ合衆国大統領となったことについて、私はどうも誰かの意図を感じてしまうのです。ハリウッドスターばりに恵まれたルックスを持ち、すべての人種にアクセスできる彼のような人物が、今の時代のアメリカ大統領に選ばれるということに、私は「作為」を感じてしまうのです。裏に仕掛け人がいるのではないかと。

Matrixや攻殻機動隊の世界だな。
攻殻機動隊の話は、そのうち、リアリティをもった話になるのかも知れない。
生きているうちどこまでいくかはわからないけど、
結局のところ、情報空間に移行するという形で
さまざまな予言は成就する可能性がある。

●その他

・メディアは、その本来の役割である「世の中で起こっている出来事をありのままに伝える」「人々の未来にとって有益な情報を提供する」ことを放棄して、数字(視聴率)を取るためだけに動いているのです。資本主義の論理に従っている限り、メディアには現状を正しく分析することも未来を予見することも決してできません。
・先ごろある公的機関が、「情報化」についてレポートを発表しました。「現在の『ニューヨーク・タイムズ』の一週間分の情報量は、18世紀の人間が一生をかけて得る情報量より多い」「現在、人類が生み出している情報は、毎月2倍に増えている。ところが2010年には72時間で2倍になる」