ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカ篇

幸せな人間関係を築く8つのレッスン
これからどう生きるのか
劇的な変化は突然やってくる!日本人青年ケンの<>

とくに、3.11震災後の今、読んでおく意味があるかも知れない。
今までの内容とはさらに深みを増した重要な教えだ。
この本は、読むものというより、一緒になって自分の心の内面を探求するガイドブック。
ヴィジョン心理学を学んだ時の覚醒と同じぐらいの、大きな気づき。
妻ともシェアしたい一冊。→ さっそく妻と内容をシェアした。


●感情

・ガソリンも掘り出したままの原油の状態では、ただの黒いネバネバした液体でしかない。精製して、ようやくいろんな用途に使える。 感情も同じだ。悲しみや怒りの感情は、『癒す』という精製工程を経て、ようやく使える代物になるということだよ。
・「感情を感じないようにしている」のと「感情的に安定している」のとの差は、思ったよりも大きい。
・自然災害に出合うと、どんな人でも「ネガティブ依存」に落ちる。無力感にさいなまれるからね。不安を感じることは、少しも恥ずかしいことではない。それどころか、不安を感じているということを正直に話せる人は、強い人だ。自分の感情と向き合う強さがあるのだからね。
・君に、すばらしいマントラをあげよう。
『私は、何にも傷つけられることのない、強い存在だ』。言ってみなさい」
・君が最大限の奉仕をするには、君自身が心からワクワクすることをするのが一番だ。貢献にはいろんなかたちがある。だから、必ずしも、ある特定のかたちでなければいけないということではないんだよ。自分を幸せにすることを忘れていては、人を幸せにすることはできないのだよ。君が歌いたいなら、遠慮せず、歌いなさい。踊りたければ、踊りなさい。旅に出たければ、旅に出なさい。
・パートナーが欲しくても得られないというときには、「自立」に偏りすぎていることが多い。愛に対して「自立」しているわけだ。君のその「自立」した姿勢は、格好いい。しかし、君が「自立」から出なければ、かわいらしい女性として愛されることはないだろう。
・相手を尊重することで、自分の感情を抑圧していたら、決して対立することはないからね。そういうカップルは、不可侵友好条約とでもいうものを結んでいることが多い。表面的には美しい夫婦愛に見えるだろう。しかし、『役割』にはまったために起きるデメリットもある。それは、二人が本気でぶつかり合わないことで、成長が止まってしまうことだ。人がお互いに高め合うためには、本音で言い合ったりすることも必要なんだよ。

感情を抑圧することと、感情そのものと向き合い、昇華するとは違う。
この問題は10代の頃からのテーマだった。
しかし、今にしてなお、感情のスイッチをオフにする癖があることを再認識した。
最近になって感情を素直に表現できるようになったのは、たぶん、結婚のおかげ。
そして子どもが生まれてから、さらに改善されてきたように思う。
●マトリックスの基本

・このチャートが示しているのは、人間が感情的にいきがちな四つの場所だ。それぞれにいいところと悪いところがある。それをわかっていなければ、自分は正しい、相手はかわいそうだ、生き方を変えるべきだなどの馬鹿ばかしいゲームをやりつづけることになる。このマトリックスは、すべての人間関係が、中心点をはさんで対極線上に分かれてしまいがちだということを示しているにすぎない
・「ポジティブ自立」の人は 誰かを助けると愛されると思っている
 「ネガティブ依存」の人は 問題をつくり出しつづけることで、誰かが助けにきてくれると信じている
 「ネガティブ自立」の人は コントロールすることで、愛がもらえると確信している 
 「ポジティブ依存」の人は コントロールされることで、愛がもらえると確信している

チャック・スペザーノのヴィジョン心理学おいて、
依存→自立→相互依存のプロセスを学んだ時に、人間関係に関する大きな気づきがあった。衝撃があった。
今回のこのマトリックスの説明は、それと同じような大きな気づきを得た。
…と思ったら、この「プロセス心理学」を教えるクリストファー・ムーン氏は、
なんと、チャックの弟子だったようだ。
●ポジションの作られ方

・親が強烈な「ポジティブ自立」、あるいは「ネガティブ自立」の場合には、子供は「依存」のまま、そこから出られなくなってしまうこともある。また、親が「ネガティブ依存」に入りがちな場合は、子どもは「ポジティブ自立」になって、ごく早い頃から大人っぽい行動を取るようになる。親がだらしないと、10際過ぎから、家事や経済活動を担うようになる子どももいるぐらいだ。そして、両親を励ますような明るい子どもに育つが、一方で子ども時代にもてなかった寂しさを引きずることもある。
・すべての「ポジティブ自立」の人は、「ネガティブ依存」から振りきれて、「ポジティブ自立」になるからだよ。同じように、すべての「ネガティブ自立」の人たちは、昔、「ポジティブ依存」だったのだ。その苦しさを二度と味わいたくないと、彼らは、マトリックスの反対側を選んだ。だから、「自立」の連中は、調子のいいときはいいんだが、本当は打たれ弱いんだ。
・マトリックスの中で君が選んだポジションの特質は、そのまま君たちの才能になるからだ。その家に生まれて、家族の力学にもまれなければ、現在の才能の種は植えられなかったことになる

自分がどう育ってきたのか、それについての気づきが得られるとともに、
現在三歳の娘の状態をみて、自分がどこにいるのかを改めて考えた。
センターを意識しょう。
●センターに行け

・このマトリックスを上手に活用する一番の鍵は、相手を「センター」にいざなうことだ。人は、センターに導かれると、すごくリラックスできるし、エネルギーが湧いてくるようになっている。
「自立」の人は、頑張らなくていいという許可をもらい、
「依存」の人は、そのままでいいという許可をもらう。
そのことによって、カタルシス(浄化)を体験するのだよ。
「自立」型の人は、強迫観念から解放され、
「依存」型の人は、このままでいいのかもしれないと安心する。
結果的に、
「自立」型の人からはエネルギーの無駄遣いが減り、
「依存」型の人からはエネルギーが出てくる。
そのためには、自分があいてとの中間地点に飛び込まなければならない。
・「ポジティブ」「ネガティブ」「自立」「依存」、すべての立場を愛することだ。
・あのマトリックスの使い方は一つだけだ。どんな人とのあいだにも、「センター」を見出すことだよ
相手が「ネガティブ依存」に見えたら、相手の感情を感じてみる。
相手が「ポジティブ自立」だという場合は、『この人は何を怖がっているのだろう?』と考えてみる。
相手が「ネガティブ自立」なら、『この人は、なぜそんなに過剰な責任を感じて、コントロールばかりしようとするのだろう?』、と感じてみる。
相手が「ポジティブ依存」なら、『なぜ、そんなにオドオドしなければいけないんだろう?』と感じてみる。
そして、その『どうしてなのか』に気がついたら、それまで理解できなかった相手のことが、すごく近くに感じられるはずだ。
そうやって、自分と相手との真ん中に飛び込めるようになると、君はどんな人とも一瞬で親しくなれる。誰とでも人間的に、深くつながった感覚をもてるようになる。

私の中にも、この四つのすべてがある。
それらの四つすべての私の一つ一つに対して、センターにいるもう一人の私が話しかける。
そして、四つのいずれかに留まっている幼い私が、癒される。
その不思議な感覚は、退行催眠を行っているようだ。
●ライフワーク

・幻想や夢の場合は、それを実現するためのエネルギーがなさすぎるし、目標になると、エネルギー過剰となる。
・ひとつ気をつけてもらいたいことがある。それは、君自身の夢なのかどうか。そのことを、夢を実現しようと努力を始める前に考えておいてほしいのだ。そうでないと、大切な人生を10年も20年も無駄にしかねない。たいていの夢は、両親だったり、祖父母のものであることが多い。しかし、動機が他人のためであれば、遠からず、エネルギー切れを起こすだろう。
・ライフワークとは、文字通り『命の仕事』という意味だ。その逆の仕事は、『死の仕事』、つまりは、その人の生命力を奪う仕事だといえる。たとえば、君たちに聞いてみよう。これまでに、この仕事はもう辞めるタイミングだなと思いながら、しばらく続けてしまったことのある人はいるかね?
・いちばん起こり得る可能性は、君たちが愛する家族と、君たちのあいだに光と闇の境界線が現れたように感じることだ。そのことに戸惑ったり、『どちらを取ればいいのか?』というふうに、人生最大の選択を迫られる人も出てくるだろう。自分だけが光の世界にいて、家族や愛する人を人質に取られたように感じるはずだ。そのとき何を選ぶのか、それは君たちの選択だ。覚えておいてもらいたいのは、どちらかを選ばなければいけないと感じるのは、ただの幻想だということ。そして、君たちの中にある特別でいたいという思いが、その幻想をつくり出しているということを思い出してもらいたい。
・人生のヴィジョンは、小さい頃から感じていた問題点、怒り、悲しみ、喜び、夢に隠されている。人や世界が、『こうなったらいいのになぁ』というような漠然としたイメージ。それが、君たちの人生のヴィジョンになっていく。だから、ふだんぼんやり感じたり、考えることを無視しないでほしい。それは、君たちの無意識からのメッセージなのだから

私のライフワークは何なんだろうか。
小さな行動からはじめて、少しずつわかりはじめているような気がする。
●ビジネス

・いまの行動心理学は、人のをコントロールしたり、キャッチコピーなどで、反射的にものを買わせたりすることがメインになっている。残念なことだが、そういうノウハウはカンフル注射のようなもので、すぐに効果を失ってしまう。また、お客さんのほうにも、『操作された』『売りつけられた』『無理強いされた』という感情が残ってしまう。
・ビジネスをやるときに大切なのは、『誰に何を提供するか』だ。自分が心から愛する人、親近感をもてる人を対象に仕事をしなければ、十分とはいえないだろう。その点、パートナーを心から愛している人は、同じような愛を世界に対しても発している。ビジネスを通して友情や愛情を表現することができれば、それはライフワークになる。その愛の大きさに人は惹かれて、ものやサービスを買うことになる。そのライフワークのエネルギーの大元は、じつはパートナーシップにあるのだよ パートナーに心から応援してもらっている人は、自分がやる仕事が、人を自由で楽しい気分にさせることを知っている。

コントロールではなく、信頼。
テクニックではなく言霊を語る。
そのあたりのこともきっと、
パートナーシップを大切にすることから、学べるのだろう。

タイトルとURLをコピーしました