Thank you for everything.
浅見帆帆子さんがどんな人なのか、ちょっと気になってたので手にとった。
ライトなエッセイみたいな感じでさらりと読み流せる。
日頃話していることばかりだけど、とても深くて大切なことが語られている。
活字のあまり好きではない妻にもすすめたい一冊かな。
●神社でのお祈りの仕方
・例えば、人(特に目上の方)に会った時に、挨拶もなしにすぐ自分の希望や頼みごとを話し出したりは絶対にしませんよね。まずは挨拶の言葉があって、それから最近の近況報告をしたり、お世話になっている方でしたら「おかげさまで」という感謝の気持ちを言ったりしますよね。それと同じで、神社やお寺や教会や、なにか神聖なものにお参りする時も、目上の人にお話しするようにすればいいんだなと思うのです。
・まずはご挨拶、それからいつも本当にお世話になっているのだから「ありがとうございます」の感謝の言葉、そして今の状況やお願いごとですね。そのお願いごとの仕方も「いつも充分に守ってもらっていてありがたいと思っています」という心でお願いするべきで、さらに「〜してください」「なんとかこうしてください」と言うのではなく、「自分の精神レベルに合った流れがきますようにお守りください」という話し方が、一番気持ちの通じるお祈りの仕方だと思います。
・それから、お世話になっている人にうまくいったら報告をするように、良いことがあったりなにかが成功した時には、お礼の気持ちを「おかげさまで、ありがとうございました」と伝えなければいけない、とも思います。
そうそう、これです。
神社での姿勢って、そのまま子どもの教育にも直結する話。
ちゃんと伝えたいので、家族で話したいですねココ。
●決断 迷ったときの考え方
・迷った時は、しばらくそこから離れておうっておくと、どっちにすればいいのか自然と答えが出ます。だから小さなことでも大きなことでも、情報がやってくるまで安心していればいいのです。
・「どっちの答えがくるかな」「なにを通してどんな内容の情報がくるかな」と楽しみになります。そして、どうやら精神レベルを上げれば上げるほど情報がくるのが早くなって、「これはあのことの答えだな」と、よりはっきりとわかるようになるみたいです。
・精神レベルの低い時に考える幸せや目標というのは、レベルが上がってくれば変わってきます。変わるというより、思っていたほどでもない…と気づいたりします。と言っても、「今考えている幸せは、レベルが低い時に感じているものなのか」なんて難しく考えることは全くなくて、とにかく精神レベルを上げているとなにが本当に自分の幸せになるのかも自然と答えがやってくるはずなので、安心していいことなのだと思います。わからなくなったら、答えがくるまでほうっておくぐらいでいいのだと思います。
・もちろん、精神レベルの低い時と高い時の考える理想や幸せが変わらない場合だってあります。でも、そこへのたどりつき方が、今まで自分が考えていた方法だけでなく、もっといろんなたどりつき方がある、ということに気づくかもしれません。
迷ったときはどっちを選んでもいい。
この考え方も、30を過ぎて理解できた話だけど、
この方のようにもう少し若い時にできていたらよかったなぁと思う。
そして、ここと関係する話として「直感」とどう付き合うか、という話がある。
●重なり合う螺旋
・「自分とすべての分野でわかりあえる人」というのはいないと思います。すべての分野でわかりあえる人がいないことをひとりぼっちと言うのなら、人はみんな基本的にひとりぼっちだと思います。
親子や、あるいは長年連れ添った夫婦でケンカになるのは、
相手のことをいつのまにか「分身」だと勘違いしてしまうからという話がある。
この錯覚をはずすと、幸せになれるという話。